ワインの保存を革命的に変える製品Coravinに安全性の問題が生じていましたが、このほど正式にリコールが発表されました(Coravin "Recalled," Immediately Back On Market)。

Coravinはワインを注ぐとき、代わりに不活性ガスを吹き込むことで酸化が起こらないようにします。その際、ボトル内の圧力が高くなってボトルが爆発するという事故が起こったといいます。

参考:Coravinに安全性の懸念が浮上

今回のリコールはCoravinのメーカーにとってはよいニュースだと、元記事にはあります。というのは、リコールの内容が軽微な形になったからです。ユーザーはCoravinの本体を送り返す必要はなく、専用の番号に電話をかけ、ネオプレーン製のカバーと、本体に貼るための警告のシール、新たな説明書を送ってもらうだけで済みます。

ボトル内の圧力が高まって爆発の危険があるのは、ワインを注いでいる間だけとのことで、カバーを複数用意する必要もないとのこと。また、記事の著者がレストランオーナーを装って電話をかけて複数のカバーを送ってもらうよう言ったところ、それも拒否されなかったそうです。

ところで、記事によるとCoravinのユーザーは既に6万5000人に達しているとか。たった1年で大変なことです。

日本でも個人輸入であれば使えるという話もあります。ちょっと道を探ってみようかと思います。