ナパのダイヤモンド・マウンテンにあるワイナリーであるフォン・ストラッサー(von Strasser)が、醸造設備やケーブ、15エーカーの自社畑などを売却したことが明らかになりました(Diamond Mountain Winery Sold - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。

ブランドや在庫、一部の畑は対象外であり、今後もフォン・ストラッサーとして、ワインを作っていくそうです。また当面は売却した醸造設備を借りる形で場所も変わらないとのこと。また、売却した畑のブドウも購入して作るとのことですが、その部分は契約外なので、ずっと続くかどうかは不明です。なお、売却先は明らかにしていません。

オーナーのルビー・フォン・ストラッサーは今後、コンサルティングワインメーカーに仕事を増やすとしています。

状況から想像すると、資金繰りが厳しくなったか、マーケティングに疲れたか、という感じを受けてしまったのですが、どうなのでしょうね。

先日のキュヴェソンの売却は既に軸足をカーネロスに移しているので、当然の帰結と思いましたが、今回はあまり前向きではなさそうな気がします。