2月9日にTTB(アルコール・タバコ税貿易管理局)が提案した、ラベルにおける「州」の表記ルールの変更にオレゴン州、ワシントン州が反対を表明しています(Washington, Oregon wine leaders oppose proposed AVA rule - Great Northwest Wine)。

このルールは、ワインがAVAに表記する州に隣接する州で醸造や瓶詰めなどを行った場合にも、その州名を付けていいというもの。例えば、カリフォルニア州のワインをオレゴンやネバダなどで醸造してもカリフォルニアと名乗れることになります。

なお、州名を名乗るためには、州内のブドウを75%以上使っていないといけないというルールについては変更ありません。

新しいルールが提案された背景には、オレゴンとワシントンの州境に近いオレゴン州の「Rocks District of Milton-Freewater」AVA策定時の意見があるとのこと。近くにあるワシントン州内のカスタム・クラッシュを使って醸造したいというワインメーカーからルールの緩和を求められたそうです。

昨日までがコメントの期限でしたが、42個のコメントの中では反対がやや賛成よりも多いといったところのようです(Regulations.gov - Docket Folder Summary)。

ちょっとルールを緩めすぎのような気もしますが、どういう決定になるでしょうか。