ソノマにあるブエナビスタ(Buena Vista)はカリフォルニア最古のワイナリーとして知られています。歴史的価値は大きいのですが、近年までは必ずしもそれに見合った注目を受けていませんでした。しかし、数年前にジャン・シャルル・ボワセ(下の写真)が買収してからは、熱心に改革や改築に取り組み、今ではソノマでも有数の観光地となったようです。

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そのブエナビスタがワイン作りの道具を集めた博物館を開きます(Buena Vista Winery officially unsheaths its Tool Museum | Sonoma Index-Tribune | Sonoma News, Entertainment, Sports, Real Estate, Events, Photos, Sonoma, CA)。以前にも報じていましたが、いよいよグランドオープンとなったようです。非常にエンタテイメント色の強いもので、これによって「テイスティング、歴史、バーチャルリアリティ、ブロードウェイのショー」がこのワイナリーだけで経験できるようです。

どのようにエンタテイメント的かというと、創始者の「伯爵」に扮した俳優がツアーガイドをしたり、博物館では道具類が音楽に合わせて動いたり、といったことのようです。ディズニーランドの「カントリーベアジャンボリー」のようとも書かれていましたが、こればっかりは実際に見てみないと分からないですね。

ちなみに道具類はボワセ家(ブルゴーニュの有力なネゴシアン)から運んできたものが多いとのことです。

ジャン・シャルル・ボワセは、ブエナビスタだけでなく、経営破綻したデ・ローシュ(デ・ローチ、DeLoach)を復活させ、自身のJCBブランドではブルゴーニュとカリフォルニアのブレンドワインなどユニークなものを作っています。奥さんはガロのワインメーカーであるジーナ・ガロ。これだけ手を広げていると、よほど浮ついた人なのかと思いきや、ワイン作りにも真摯に取り組んでいるようです。非常に興味深い人です。