ワイン定期購入サービス「家ワイン」――ワインは良質、知らないワインとの出会いを楽しめる
Date: 2015/06/20
Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
「家ワイン」は月4320円(税込み、送料込み)で毎月2本のワインを送ってくれる定期購入サービスです。今回は「レビューズ」のモニターとしてこのサービスを利用する機会をいただきました。
ワインを飲む人にもいろいろなタイプがあると思いますが、こういった定期購入サービスを頼むのはどういう人でしょう。おそらく、ワインのことを知りたくて、近所のスーパーのワインではちょっと満足できないけど、ネットショップで自分で選んで買うのはあまり自信がない、とかそういう感じではないかと想像します。
月2本で1本2000円というのは、そういうユーザーを考えればなかなかいい線ではないでしょうか。普段は1000円以下のワインを飲んでいるけど、もうちょっといいワインを飲んでみたい。そういう期待を抱くと思います。
ワインのセレクトはワインスクールとして有名なアカデミー・デュ・ヴァン。田中一民専務が選定しているとのことです。また、ワインのコメントは人気講師の紫貴(しだか)あきさん。カリフォルニア・ワインの講師も務める方で、私も講義を受けたことがあります(「アカデミー・デュ・ヴァンのカリフォルニアワイン講座、噂にたがわぬお得でした」)。
さて、申し込みをするとすぐにワインが送られてきました。今回は初回プレゼントの「リーデル オー リースリング/ソーヴィニヨン」のペアグラスが付属します。これだけで定価3780円(並行輸入品でも2400円程度)しますから、大変お得です。リースリング用のグラスはちょうど欲しかったところでもあり、嬉しかったです。
今回の2本はフランスはローヌの赤とイタリアの白。赤から飲みました。
Les Violettes du Roy(レ・ヴィオレット・デュ・ロワ)2011年。シラーとグルナッシュからなるワインです。写真でラベルにちょっと傷があるのはうちのセラーから出したときに付いたもので、送られてきたときはきれいな状態でした。
色は明るめの赤。若干濁りがあります。飲んでみるとカリフォルニアのシラーのようなふくよかさよりも、ブラックペッパーなどスパイスの味わいが目立ちます。これは料理に合わせて飲むワインですね。なお、グラスはリーデルVinumのボルドー用です。
実はワインと一緒に合う料理のレシピが付いていて、この赤用に載っていたのは「ふっくらハンバーグ バルサミコ赤ワインソース」でした。バルサミコもひき肉もなかったので、ハンバーグではなく新玉ねぎとチキンをローストして、照り焼き風のソースで合わせてみました。
これはこれで、若干甘みのある照り焼きソースが、ワインのスパイシーな味わいといいマッチでした。
白ワインの方はイタリア土着品種のグレコというワイン。
色はきれいな黄金色。味わいはアプリコットや白桃のようなフルーツと、割と強い酸味。ヴィオニエとソーヴィニヨン・ブランを足して2で割ったような感じといえばいいでしょうか。こちらには「イカとズッキーニの冷製カッペリーニ」がレシピとして載っています。
残念ながら魚介系のおかずが用意できなかったので、あまり白ワイン向けの料理と合わせられなかったのですが、それでもワインは十分に楽しめました。
まお、グラスはプレゼントのリーデル オー リースリング用を使いました。若干小ぶりですが、白ワイン用のグラスとして応用範囲が広く使えます。スパークリングワイン用としても良さそうです。先日、Vinousに載っていたグラスのお薦めの記事で、白ワイン用にはリースリング向けのグラスを持っておくとよいとあったので、自分でも欲しくなっていたところでした。これまで白ワイン用には普通のワイングラスを使っていましたが、やっぱりリーデルはいいですね。味わいが鮮烈に感じられます。
今回の2本はどちらも2000円のワインと考えたら十分なレベルでした。特に土着品種のグレコの方は、へええ、こんな品種もあるのかと思いました。自分では絶対に選びそうにない、こういうワインが飲める機会があるというのが、こういった定期購入サービスの一番の魅力でしょうね。
グラスプレゼントもあるし、セレクションが趣味に合うかどうか、何ヶ月か試してみる価値はあると思います。これまでの配布ワインを見たところ、カリフォルニアがなかったのはちょっと残念でしたが。
ワインを飲む人にもいろいろなタイプがあると思いますが、こういった定期購入サービスを頼むのはどういう人でしょう。おそらく、ワインのことを知りたくて、近所のスーパーのワインではちょっと満足できないけど、ネットショップで自分で選んで買うのはあまり自信がない、とかそういう感じではないかと想像します。
月2本で1本2000円というのは、そういうユーザーを考えればなかなかいい線ではないでしょうか。普段は1000円以下のワインを飲んでいるけど、もうちょっといいワインを飲んでみたい。そういう期待を抱くと思います。
ワインのセレクトはワインスクールとして有名なアカデミー・デュ・ヴァン。田中一民専務が選定しているとのことです。また、ワインのコメントは人気講師の紫貴(しだか)あきさん。カリフォルニア・ワインの講師も務める方で、私も講義を受けたことがあります(「アカデミー・デュ・ヴァンのカリフォルニアワイン講座、噂にたがわぬお得でした」)。
さて、申し込みをするとすぐにワインが送られてきました。今回は初回プレゼントの「リーデル オー リースリング/ソーヴィニヨン」のペアグラスが付属します。これだけで定価3780円(並行輸入品でも2400円程度)しますから、大変お得です。リースリング用のグラスはちょうど欲しかったところでもあり、嬉しかったです。
今回の2本はフランスはローヌの赤とイタリアの白。赤から飲みました。
Les Violettes du Roy(レ・ヴィオレット・デュ・ロワ)2011年。シラーとグルナッシュからなるワインです。写真でラベルにちょっと傷があるのはうちのセラーから出したときに付いたもので、送られてきたときはきれいな状態でした。
色は明るめの赤。若干濁りがあります。飲んでみるとカリフォルニアのシラーのようなふくよかさよりも、ブラックペッパーなどスパイスの味わいが目立ちます。これは料理に合わせて飲むワインですね。なお、グラスはリーデルVinumのボルドー用です。
実はワインと一緒に合う料理のレシピが付いていて、この赤用に載っていたのは「ふっくらハンバーグ バルサミコ赤ワインソース」でした。バルサミコもひき肉もなかったので、ハンバーグではなく新玉ねぎとチキンをローストして、照り焼き風のソースで合わせてみました。
これはこれで、若干甘みのある照り焼きソースが、ワインのスパイシーな味わいといいマッチでした。
白ワインの方はイタリア土着品種のグレコというワイン。
色はきれいな黄金色。味わいはアプリコットや白桃のようなフルーツと、割と強い酸味。ヴィオニエとソーヴィニヨン・ブランを足して2で割ったような感じといえばいいでしょうか。こちらには「イカとズッキーニの冷製カッペリーニ」がレシピとして載っています。
残念ながら魚介系のおかずが用意できなかったので、あまり白ワイン向けの料理と合わせられなかったのですが、それでもワインは十分に楽しめました。
まお、グラスはプレゼントのリーデル オー リースリング用を使いました。若干小ぶりですが、白ワイン用のグラスとして応用範囲が広く使えます。スパークリングワイン用としても良さそうです。先日、Vinousに載っていたグラスのお薦めの記事で、白ワイン用にはリースリング向けのグラスを持っておくとよいとあったので、自分でも欲しくなっていたところでした。これまで白ワイン用には普通のワイングラスを使っていましたが、やっぱりリーデルはいいですね。味わいが鮮烈に感じられます。
今回の2本はどちらも2000円のワインと考えたら十分なレベルでした。特に土着品種のグレコの方は、へええ、こんな品種もあるのかと思いました。自分では絶対に選びそうにない、こういうワインが飲める機会があるというのが、こういった定期購入サービスの一番の魅力でしょうね。
グラスプレゼントもあるし、セレクションが趣味に合うかどうか、何ヶ月か試してみる価値はあると思います。これまでの配布ワインを見たところ、カリフォルニアがなかったのはちょっと残念でしたが。