バクテリアや菌類がテロワールに関係するかもしれないという研究が発表されています(Is Bacteria What Makes “Terroir” in Wine?)。

なんのこっちゃと思う人もいるでしょうから、元の論文も紹介しておきます(Microbial biogeography of wine grapes is conditioned by cultivar, vintage, and climate)。この論文ではワインのブドウに付いているバクテリアや菌類を調べています。付いているバクテリアの種類と、ブドウの種類やヴィンテージ、気候といったパラメータとの、関連を調べると、かなり関係している。つまり、テロワールの違いによってバクテリアのグループ化ができることがわかってきました。

現在のところ、これらのバクテリアがワインの味わいに影響していくのか、あるいは単にさまざまなパラメータの違いによって付いているバクテリアが違うだけなのかはわかっていません。今後の研究で明らかになってくるのかもしれません。