シャトー・ラトゥール出身でキャプサンディのワインメーカーなどとして知られるデニス(ドニ)・マルベックが4月16日早朝、交通事故でなくなりました(Denis Malbec, former winemaker at Captûre Wines, dies in Napa County crash | The Press Democrat)。ご冥福をお祈りします。

デニス・マルベックはメルセデスで、ナパのワシントン・ストリートを走行していましたが、道をそれ、フェンスに激突し、その場所で死亡が確認されました。助手席に乗っていた「テイクン」のジョシュ・フェルプスは大きな怪我を負いませんでした。酒を飲んでいたかどうかなどは調査中です。

Denis Malbec(キャプサンディのサイトより)

デニス・マルベックは、祖父の代からシャトー・ラトゥールの醸造責任者という名門の生まれ。本人も1999年まではシャトー・ラトゥールで醸造責任者を務めていました。

その後、ナパに移り、キャプサンディのワインメーカーなどとして頭角を現します。また、自身のブランドとして「ノートル・ヴァン」、「アリエノール」を作っています(アリエノールは日本にも輸入されています)。

また、若いワインメーカーたちの指導役としても尊敬を集めていました。

まだ46歳という若さ。残された奥さんのメイ・ブリットさんもお気の毒です。