試飲会レポートの第6弾です。

これまで紹介したのは
5000円以下で買えるナパらしい良質なカベルネ「ナパ・ハイランズ」
パルメイヤーが手がけるソノマ・コーストのワイン「ウェイフェアラー」
エレガンス系カベルネの究極? 「ポートフォリオ」にうなる
最終ヴィンテージ近い「オーガストウエスト」ロゼラズと、気になるピノ2つ
メルヴィル、サムサラ、ハイレベルなワインを輩出する兄弟ワイナリー

ソノマワイン商会は、ソノマの良質なワインを輸入しています。アレキサンダー・ヴァレー・ヴィンヤードや、キャロル・シェルトンなど、ネットショップで見かけるのは稀なのが残念ですが、4000円以下で高品質のワインがさまざまあります。

ラ・フォレ(La Follette)もそんなワイナリーの1つ。以前はタンデムという名前だったワイナリーです。創設者でありワインメーカーであるグレッグ・ラ・フォレはかのフラワーズでワインメーカーをしていた人。キャリアの初期にはナパのボーリュー(Baeulieu Vineyard=BV)で、伝説のワインメーカーであるアンドレ・チェリチェフとも働いていたとのこと。アンドレ・チェリチェフに「お前はピノとシャルドネをやれ」と言われて、ナパでのキャリアを諦めたというエピソードが残っています。アンドレ・チェリチェフ、さすがの慧眼です。

ラ・フォレのノースコーストのシャルドネは、個人的にはFoxGloveのシャルドネと並んで安ウマのトップクラスに位置すると思っています。ピノ・ノワールもバランス良く、旨味があって美味しい。もっとメジャーになってほしいワイナリーの1つです。