カリフォルニアでマリファナの娯楽使用が認められ、先週はソノマのサンタローザで初の展示会が開かれました。集まった人数はなんと3万5000人。関心の高さがうかがえます。これまで、生産側、例えば水とか労働者でどういう影響があるか記事で紹介してきましたが、それだけでなく、消費者側にも影響が出てきそうです(Will Weed Tourism Compete with Wine? - Wines & Vines)。

なかでも影響が大きそうなのが、ワイン・ツーリズム。テイスティング・ルームへの訪問を中心とした、ワイナリーでの直接販売に直結します。小規模なワイナリーでは直接セールスの比率が年々高まっていますので、テイスティング、ルームに来る人が減ったらビジネスに直結します。なおマリファナでも、ポット・ツーリズムと呼ばれる、調剤所などに行くツアーができるようです。こういったツアーがワイン・ツーリズムのライバルになってくるのかもしれません。

ちなみにカリフォルニアに先んじてマリファナが、解禁されたコロラドでは、翌年のワインの売り上げは1.2%減ったそうです。ただ、その後は回復しているので一時的なものなのかもしれません。

また、マリファナの調剤所ではマリファナを直接試すことは禁じられています。その点はワインに有利かもしれませんが、代わりにマリファナを複数味わえるマリファナ・ディナーといったものご流行りそうです。

なお、日本人が米国でマリファナを試すことは、違法になるのかどうかグレーのようです。まだきちんと調べていないので、わかったら報告します。旅行者が気軽に試すのは危険かもしれません。