環境保護が重視される昨今、水の問題はワイナリーにとって重要です。

ナパのセント・ヘレナにあるロンバウアー(Rombauer)のワイナリーでは、ボストンのカンブリアン・イノベーション(Cambrian Innovation)が開発したEcoVoltという排水処理の設備を導入します(High-tech wastewater system makes Napa wine industry debut | Local News | napavalleyregister.com)。

ワイナリーでは初ですが、ソノマの有名ブルワリーなどで既に使われている設備です。

この設備、バクテリアの力で排水を浄化するとともに、電気やバイオガスを生成します。年間26万キロワット時の電気を生成するとのことで、これは米国の一般家屋が年間に使う量の25軒分ほどになるとのことです。

環境保護にも役立つし、節電にもなるということで一石二鳥のシステムのようです。

ちなみに現在は排水をトラックで別のところに運んで捨てているとのこと。今回の設備が本当にそれだけ役に立つのであればいいですね。