先週末に西伊豆方面に小旅行に行ってきました。東伊豆は数え切れないほど行ったことがあるものの、西伊豆は久しぶり。泊りがけで行くのは数十年前にダイビングで行って以来のような気がします。

まず向かったのは三島の柿田川公園です。昔から行きたいと思いつつなかなか機会がなかったところ。

柿田川はわずか1.2kmの短い川ですが、水のきれいさで、四万十川、長良川と並んで3大清流と言われているそうです。富士山の雪どけ水が10年かかってここから湧き出ています。
柿田川その1
写真ではわかりにくいですが、中央の砂のところをはじめ、いろいろなところから水が湧き出ています。湧き出ている箇所は何十カ所もあって数え切れないほどだとか。水量は年間100万トンほどだそうです。まばたき1回する間にドラム缶70本に水が貯まるくらいの量だとか。
柿田川その2
ここも湧き出ています。
柿田川その3
水草も豊富で、絵葉書を買ったらクレソンをいただきました。

柿田川は沼津のICから10分ほどという便利なところ。お薦めです。

その後は、近年人気スポットになっている沼津港へ。すごい人の数で駐車するのも大変。ちょっと手前の100円パーキングに入れたのですが、正解でした。

海鮮丼
お店もたくさんあって、どこも行列しているので、ともかく海鮮丼が充実していそうな店に入ったのですが、ここが良かったのかどうかは分かりません。これはその日あがった地魚による地魚海鮮丼。1300円くらいだったかな。ハマチは脂が乗っていておいしかったです。

その後は、ここも行ってみたかった深海水族館へ。ここはシーラカンスの展示や、最近では深海のアイドルと言われているメンダコの展示などで有名なところ。人気者のダイオウグソクムシもいます。
シーラカンスその1
シーラカンスその2
シーラカンスは剥製のほか冷凍保存の展示も。写真は冷凍保存の方ですが、このような展示をしているのは世界でもここだけだとか。かなりデリケートな温度や湿度の管理が必要だそうです。かなりの迫力で、前から見ると口の中の舌らしきものも見えます。

外から見るとすごく小さい水族館で、その割に入場料はそれなり(大人1600円)にするので、しょぼかったらどうしようと心配したのですが、中の展示は予想以上に充実しており、また大変込み合って活気ある水族館でした。

沼津を後にして、車で1時間ほど、今日の最終目的地は西伊豆土肥にある「大江戸温泉物語 土肥温泉 土肥マリンホテル」です。

昨年「マツコの知らない世界」で「3大CMホテル」というのをやっていたのですが、そこで出てきたホテルニュー塩原が大江戸温泉物語グループに入っているのを知りました。大江戸温泉物語というとお台場のしか知らなかったのですが、最近はホテルグループとして地方のホテルを買い取って再生させているとか。特にバイキングに力を入れていて、そのために品川プリンスホテルの料理長を招いて料理を開発しているそうです。それでいて宿泊費も1泊1万円しないほどと安いので、どんなものだろうと思ってここを選んだのでした。

参考:アーカイブ|TBSテレビ:マツコの知らない世界

この宿泊費では、充実しているといっても、品数だけではないかと内心疑っていたのですが、予想以上においしかったです。ライブキッチンがあり、牛肉の鉄板焼きや天ぷらは焼き立て揚げたてが味わえます。牛肉は肉質も良好で、何回もおかわりしてしまいました。

刺し身も新鮮。マグロはそれなりですが、地元産と思われるキンメダイはとても美味しく、これだけで普通に刺し身定食食べたら何千円かかかるレベルです。タイやカツオのたたきもかなり美味しかったです。
金目鯛

このほか、テーブルで20分火にかけて作る桜えびの釜飯もかなりのもの。あと、フェア中でズワイガニとイチゴが食べ放題。ただカニは悪くないものの、食べるのが面倒なので、あまりバイキング向きではないと思って1回しか取りませんでした。イチゴは小ぶりでしたが味はグッド。それ以外のメニューも悪くなく、最後は胃が痛くなるほど食べすぎてしまいました。

部屋はまあまあといったところでしたが、駿河湾を望んで景色もよく、温泉も充実。アメージングとしてはマンガルームがあったりカラオケ(有料)があったりと、ホテルも堪能しました。

ちなみに朝食もバイキングで、こちらはライブキッチンで作る鯛茶漬けが絶品。これも3杯ほど食べてしまいました。
鯛茶漬け

土肥マリンホテル
大江戸温泉物語 土肥温泉 土肥マリンホテル

今回は日曜泊だったというのもありますが、これでひとり1万円しないのは驚異のコスパで、次もこのグループのホテルに行ってしまいそうです。

次の日は、ホテルで朝風呂も楽しんでゆっくりチェックアウトしてから、昨年世界遺産に選ばれた韮山反射炉へ。ここは最近ビジターセンターも新しくできて、かなり充実した展示になっていました。また、事前予約すれば無料でガイドもしてもらえます。行くなら予約は必須です。
韮山反射炉
反射炉自体はここを一周見るだけなので、何も知識がないとほんと5分で終わってしまい、とてももったいないです。

反射炉の奥にある茶畑の上からは天気がいいと、富士山も見え、反射炉とあわせて2つの世界遺産を同時に見られます。この日はくもって富士山が見えなかったので、展示の写真でご容赦を。
ブラタモリ風

その後は、いちご狩りへ。紅ほっぺは大きなものは一口で食べられないほどの大きさ。30分で50個ほど食べました。
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河津桜がほとんど散ってしまって見られなかったのはちょっと残念で、2月にくるとそちらも楽しめると思います。

寄った場所はそれほど多くありませんが、それぞれをとても堪能して充実した小旅行でした。

大江戸温泉物語はほんとお薦めですよ(特にうちのようによく食べる家には)。