Wine Advocate誌の231号が発表されました。米国ではソノマのパート3のほか、ワシントン州、ニュヨーク州と3つの記事とレビューが出ています。

ソノマは編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンの担当になりましたが、パート3ではわずか85種類だけ取り上げられています。

一番評価が高かったのはスブラジア・ファミリーのカベルネ・ソーヴィニョン ロイヤル・ヒューズ・ヴィンヤード2013の95点。元ベリンジャーのワインメーカーのエド・スブラジアのワイナリーです。なんとなくシャルドネのイメージが強いワイナリーでしたが、今回はカベルネ・ソーヴィニョンが高く評価されました。

あとは、知っているワイナリーも比較的少なく、レビューももう1つぱっとしない感じ。リサのパレートがどのあたりにあるのか、まだつかめない雰囲気があります。

一方、ワシントン州は、先日レビュアーをやめて個人サイトを始めることを発表したジェブ・ダナックのおそらく最後のレポート。こちらは最後だからというのもあるのか、ないのか。100点が4本と割と大盤振る舞いな印象でした。100点を取ったのはカユースのシラー「バイオニック・フロッグ」とシラー「カユーヴ・ヴィンヤード」のいずれも2014年。クィルシーダ・クリークのカベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・ソーヴィニョン「Galitzine Vineyard」の2014年。

クィルシーダ・クリークは久々の100点という感じがします。調べたら2007年以来ですね。Galitzine Vineyardの方は初の100点です。

これだけは日本に該当ヴィンテージが入ってますね。



ニューヨーク州は「ハーマン・J・ウィーマー」のワインなどが高い評価でした。ただ、該当ヴィンテージで日本に入っているものはなさそうでした。