コルクについての迷信が1つ覆されようとしています。アモリム・コルク(Amorim Cork)のR&Dマネージャーであるパウロ・ロペス博士によると、ワインの瓶は温度と湿度が適切であれば、縦にして保存しても全く問題ないといいます(The Myth Buster: Dr. Paulo Lopes dispels long-held beliefs about cork | deborahparkerwong)。
córcholis
これまで、ワインはコルクを通して空気を取り入れ、それが熟成の元になると言われていました。しかし、ロペス博士によるとそれは全く起こらず、熟成の元になるのは、コルクの中に元々入っている空気だとのこと。これが瓶詰め後、数年かけてワインに取り込まれることによって熟成が進むとしています。

博士はこれを実験で確かめたとのことですが、どこまで信憑性はあるのでしょうか。今後の追試などに期待したいと思います。

なお「コルクはどれだけ酸素を透過させるのか、100年がかりの実験が始まる」といった話もありましたね。これは無意味なものになってしまうのでしょうか。