ワインスペクテーターにナパ最大の地主であるアンディ・ベクストファーのインタビュー記事が出ていました(Replanting To Kalon: A Napa Cabernet Renewal | Stirring the Lees with James Molesworth | Blogs | Wine Spectator)。

ベクストファーの持つ代表的な畑といえばベクストファー・トカロン。1993年にボーリュー(Beaulieu)から1エーカーあたり4万4000ドルという価格で手に入れました(現在は、ナパの一等地は1エーカー100万ドルと言われています)。

現在、ベクストファー・トカロンの一部は病気のため植え替えが必要になってきています。

トカロンは約20の生産者にブドウを提供していますが、植え替えに際しては、そのブロックのブドウを使っているかどうかにかかわらず、平等に割当を減らされるそうです。

また、新しく植え替えたブロックは、列の方向が従来の南北から、東西方向に変わっています。

午後の強い西日がブドウに直接当たるのを避けるためだそうです。

またトカロンの名称については、土地の一貫性のためにそこの土地の所有者が平等に名乗れるのが望ましいとしています(現在はコンステレーション・ブランズが商標を持っており、コンステレーション以外ではベクストファーだけが和解によって名乗ることができます)。例えば、トカロンに畑を持っているが現在はその名前を使えないマクドナルドもマクドナルド・トカロンと名乗れるべきとしています。