著名評論家のジェームズ・サックリングがナパの2016年のレポートを公開しています(Napa 2016 vintage: 5 consecutive years of fantastic wines - JamesSuckling.com)。

2012年から始まった優良ヴィンテージは2016年で5年連続となっています。特に2016年は他の評論家も激賞する中、ジェームズ・サックリングは当初懐疑的だったのだそうですが、1000種類以上を試飲する中で、やはり素晴らしいという結論に至ったとのこと。

特にこのヴィンテージで素晴らしいのは地域ごとの特徴がはっきり現れていることだと、著名ワインメーカー/コンサルタントのフィリップ・メルカは言っており、ジェームズ・サックリングもそれに同意しています。

2016ヴィンテージの100点ワインとしてはエイブリューのマドローナ・ランチ、ボンドのクエッラ、コルギンのナンバーナイン・エステート、ハーラン・エステート、スクリーミング・イーグル、シュレーダー・オールド・スパーキー、ダナ・エステート・ハウエルマウンテン・ハーシー・ヴィンヤード、グレース・ファミリーを挙げています。

なお、2017年はやや難しいヴィンテージと言われています。火事の影響よりも9月上旬の熱波が影響したと見られています。そして2018年は、もしかしたら2016年よりも上かもしれないというほどの優良ヴィンテージと言われています。