ナパのヨントヴィル(Yountville)はフレンチ・ランドリーを初めとするナパの美食エリアとして知られており、いくつかのホテルも集まっています。そのヨントヴィルの街中のテイスティングルームはアンティークを売っていたり、アートギャラリーになっていたり、カフェをやっていたりと、普通のテイスティングルームと比べて、多様なものを売る場所になっています(A café, an art gallery and a cigar bar: these are Yountville's tasting rooms )。

ヨントヴィルでは2000年代半ばからテイスティングルームが増え、地域の商業施設が減っていっていました。それを食い止めたいと2009年にできた法律で、施設の4分の1を他の目的に使わなくてはいけないことになりました。

その結果、予想以上にユニークな業態が広がってきたということです。例えば、Beau Vigneはシガーバーにもなっています。ラルフ・ローレンの家具を売るSilver Trident、Jessup Cellarsはアート・ギャラリー、Stewart Cellarsはナパのカフェに一部を貸してカフェを営んでいます。

こういった施策によって、ヨントヴィルのテイスティングルームは観光客だけでなく、地域の住民が集う場所にもなってきているとのこと。

観光客と地域の住民の対立というのはよく見られることですが、ここのようにうまく解決できるといいですね。