シャンパーニュ・メゾンとして有名なルイ・ロデレールがナパのダイヤモンド・クリークを買収しました(Maison Louis Roederer Acquires Diamond Creek Vineyards)。

ルイ・ロデレールはメンドシーノにロデレール・エステートを所有しているほか、シャッフェンベルガー・セラーズというスパークリングワインのワイナリー、ドメーヌ・アンダーソンというシャルドネとピノ・ノワールのワイナリーを持っています。また、2019年にはソノマのメリー・エドワーズを買収しています。

今回はナパでの初のワイナリー取得であり、カベルネ・ソーヴィニヨンを初めて持つことになります。

ダイヤモンド・クリークはブラウンスタイン夫妻が1968年に設立したワイナリー。ナパのカリストガ近くに4つの畑を持ち、畑の名前の付いたワインを作り続けています。カリフォルニアにおける単一畑ワインの先駆けの一つであり、カルト的な人気を博したワイナリーの先駆けでもありました。近年も、2013と2016年のワインが「パーカー100点」に選ばれています。

2006年に夫のアルが、2019年には妻のアデルが亡くなりました。ルイ・ロデレールの社長は生前から夫妻の知り合いであり、その縁もあって今回の購入に至ったようです。