英国で紙製のワイン・ボトルがデビューしました(Paper wine bottle launched: What is the Frugal bottle like? - Decanter)。フルガルパック(Frugalpac)という英国の会社が開発したもので、イタリアのカンティーナ・ゴッチア(Cantina Goccia)というワイナリーが採用しています。

cantina goccia

技術的に見ると、バッグインザボックスと呼ばれる箱入りのワインに似ています。外側は再生紙でできていて、内側はプラスチックのライナーになっています。

メーカーによると重さは83グラムでガラス製ボトルの5分の1程度。プラスチックのライナーは15グラムでペットボトルの64グラムと比べて77パーセントも少ないそうです。内側と外側は簡単に分離できるので、再生に回すのも容易です。

これによって、炭素の消費量に換算するカーボン・フットプリントはガラスボトルの6分の1、ペットボトルの3分の1程度とのこと。

実際に試してみたデカンター誌の編集によると、欠点は中身が見えないことで、どれだけワインが残っているか、簡単にはわからないそうです。