ソノマ・カウンティ・ワイン・オークションが2020年9月17~20日に開催され、落札総額は117万ドルでした。これまでの記録は2014年が400万ドル、2015年が450万ドル、2016年が470万ドル、2017年が520万ドル、2018年が570万ドル、2019年が610万ドルとなっており、初めて前年の実績を下回ることになりました。今回はライブ・オークションもネットや電話で参加するバーチャルな形であり、やや盛り上がりを欠いた感はあったのかもしれません。
Live Virtual Auction
最高額の落札ロットを見ても、前年は52万ドルでしたが、今回は3万2000ドルにとどまりました。これはウィリアムズ・セリエムのワインのコレクションと2022年のスーパーボウルのチケットがついたものでした。

見返りのないFund-A-Needへの寄付も前回は161万ドルに達しましたが、今回は72万6000ドルでした。

ライブで落札するのではないオンラインのオークションも開催され、「Buy it Now」という機能を使って話題のマイケル・ブラウンのCIRQとCHEVのワイン9本およびこれらのメーリング・リストのトップに乗るというロットが1万2000ドルで落札されました。

前回はトータルで40ロットでしたが、今回はライブ・オークションは12ロット、オンラインは34ロット。トータルのロット数こそ今回が上回りますが、落札で盛り上がるのは難しかったようです。

とはいえ、コロナでこれだけ多くのイベントがなくなっている中で、バーチャルな形であっても開催できたことだけでもよかったと思います。