先週の金曜日はアカデミー・デュ・ヴァンの講座「カリフォルニアの超一流ワイナリー」第3回ハーラン・ファミリーでした。本家ハーランとメイデン、ボンドのセント・エデンとメイトリアーク、プロモントリー、マスコットという超豪華な試飲のラインアップです。

カベルネ系ばかり6種をブラインドで当ててもらいましたが、さすがに全問正解者はゼロ。前の期のときは、ハーランは飲みやすすぎて安いワインだと思われてしまったので、これは教え方が悪かったとちょっとショックで、今回は「一番スムーズでシルキーなテクスチャがあるのがハーラン」というヒントにしてみました。おかげ?でハーランを当てた人は増えましたが、一方で一番安いメイトリアークをハーランかと思った人も結構出てしまい…

これはハーランのせいではなく、メイトリアークが美味しいんです。メイトリアークってすごくバランス良くって、いいワインだと思います。ハーラン系でコスパは一番だと思っています。

ところで、クラスで一番ハーランを飲んでいる人ははずしてしまい。「これは私の中のハーランではない」と名言いただきました。10年以上熟成しないとハーランはハーランでないそうです。僕はハーランは若くても美味しいので、飲み頃はいつでもいいと思っています。

マスコットはちょっと若さが強く、そのせいか一番あてた人が多かったです。

プロモントリーは大樽熟成によるちょっとウッディなニュアンスや荒々しい力強さが魅力。ハーランとはある意味対極的なワインです。

今月から始まる次期講座もまだまだ募集中です。定員に達していない講座が多く、せめて「対決」だけでも成立してほしいと願う今日このごろです。
松原敦(アンディ) | 講師紹介 | ワイン初心者からソムリエ資格取得まで - ワインスクール アカデミー・デュ・ヴァン