ナパのシュレーダー(Schrader)やマイバッハ(Mybach)などのワインメーカーで、ソノマのリヴァース・マリーのオーナーであるトーマス・リヴァース・ブラウンが、ソノマ沿岸の最北端にあるワイナリー「Aston Estate」の全権利を買い取ったことを明らかにしました。

アストンは2001年にシュレーダーのオーナーだったフレッド・シュナイダーとトーマス・リヴァース・ブラウンで始めたワイナリー。その後、ヴァイン・クリフの創設者であるチャック・スウィーニーも経営に参加しました。ソノマ・コーストの最北部「アナポリス」の近くにあります。ピノ・ノワールだけを作っています。
トーマス・リヴァース・ブラウン
アストンは主にメーリング・リストで販売されており、3000人の登録者がいますが。トーマス・リヴァース・ブラウンという大物がやっている割には、ややマイナーです。過去に何回かテコ入れを図りましたが、あまり状況は変わりませんでした。シュレーダーが売却の意向を示し、トーマス・リヴァース・ブラウンが購入することになりました。

リヴァース・マリーのピノ・ノワールとはエレガントなスタイルですが、アストンは冷涼感がありながら非常にパワフルな作り。それは今後も買えないとのこと。

アストン、非常においしいですが確かにマイナー。ソノマ・コーストのピノ・ノワールのワイナリーが次々に有名になっていくなかで取り残された感じはあります。個人的にはラベルをもっとキャッチーにした方がいいのではと思います。