日本人醸造家の桃井隆宏さんが作るアーサー・セラーズのピノ・ノワール、2018年のKR Ranchを飲みました。KRランチというとどこだろう、という感じですが、実はコスタブラウンなどのワインで知られているキーファー・ランチのことです。

果実味が優しく、染み入る美味しさ。タイトルで「おいしくてうまい」と書いたのはただ果実味のおいしさがあるだけでなく鰹節系の旨味もしっかり感じられるから。

熟成しても美味しいと思うのですが、このままで十分に美味しいのでついつい若いうちに飲みきってしまうのが難点?かもしれません。コスタブラウンのキーファー・ランチと比べたら3分の1くらいと圧倒的に安いので、開けるときの罪の意識が少ないのです。

この親しみやすさは、桃井さんの師匠のエド・カーツマンさんのワインにも通じるところ。どちらもいいワインです。