ようやく酒類の制限が解除されたこともあり、せっかくのカリフォルニアワインマンスですし、2軒にお邪魔してきました。

まず訪れたのは新橋の「ワイン蔵TOKYO」。以前の場所から移転して中華料理の新橋亭の裏にあるビルの中になりました。以前は繁華街の真ん中で、他のフロアはキャバクラばかりという環境でしたが、今度はかなり静かなところです。

今回は全部グラスでいただきました。

最初は泡で、シュラムスバーグのブラン・ド・ノワール。カリフォルニアのブラン・ド・ノワールはかなりロゼに近いようなものが多いですが、シュラムスバーグのは比較的エレガントです。


次はワイン蔵が輸入しているダオ(Daou)のロゼ。このロゼはかなり秀逸です。スイカズラやローズペタルのアロマがあり、ドライですが白桃のような風味も感じました。品種はグルナッシュが95%とソーヴィニヨン・ブランが5%。ヴィナスは90点をつけています。


3杯目はサマーウッド(Summerwood)のSentioというボルドー系ブレンド。サマーウッドはあまり知られていないかもしれませんが、日本のEHという会社が運営するパソ・ロブレスのワイナリーです。どちらかというとローヌ系品種に強いワイナリーですが、今回はカベルネ・ソーヴィニヨン中心のブレンドでした。2003年のワインでかなり熟成が進んでいます。非常に濃厚でワインというよりリキュールのような感じ。面白いワインでした。



続いて伺ったのは神泉にあるNinety Plus。
カリフォルニアワイン専門のワインバーNinety Plus
グラスワイン用のサーバーを数多く備えているワインバーです。


カリフォルニアワイン中心のワインバーですが、最初にいただいたのはチャールズ・スミスの「カンフーガール」。品種はリースリングです。ちょい甘で親しみやすいワイン。ボトルでリースリング飲むことはあまりないのですが、グラスだとときどき頼みたくなります。


最後は初めて飲むワイン。Covertというワイナリーのカベルネ・ソーヴィニヨンです。ナパのクームズヴィルが産地のようです。クームズヴィルは個人的にかなり興味を持っているAVA。海に近く比較的冷涼ですが非常にすばらしいカベルネ・ソーヴィニヨンも作られています。このワインもナパらしい芳醇さがあり、おいしいカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

カリフォルニアワインマンスは10月中開催。詳しくは「カリフォルニアワインマンス2021|カリフォルニアワイン」をご覧ください。