Container Ship
5月に「ワインが日本に届かない複雑な理由」という記事で、コンテナ船の問題を書きました。秋には少し船も来て、改善方向にあるのかと思っていましたが、問題はまだまだ続いているようです(‘Containergeddon’ at ports cost California farmers $2.1 billion in exports)。ついには「コンテナゲドン」という言葉まで登場しました。

この記事の試算によると、輸出の目詰まりによるカリフォルニアの農家の損失は21億ドルにものぼるとのこと。

また、これまでは港で荷下ろしができずに船が溜まるのが問題だと解釈していたのですが、それだけでなく米国からアジアへの船のコンテナはなんと8割が空のままだとのこと。米国の輸入が増えて運賃も上がり、船の持ち主にとっては時間をかけてアジア行きの荷物を積んで戻るよりも、空のままアジアに戻って、次の荷物を米国に運んだ方が得になってしまっているようです。

せめてアジア行きの荷物はちゃんと積んでほしい。切実にそう思います。