ナパの有名ワイナリー「ハイツ・セラー(Heitz Cellar)」がイタリアの樽製造業者ガンバ(Gamba)を提訴しました(Heitz Cellar Sues Cask Manufacturer)。

ハイツはガンバから樽5つを2020年2月に57175ユーロ(約775万円)で購入。1100リットルの樽が一つと、2200リットルが2つ、3300リットルが2つでした。指示されていた通りに1回水で満たしてからワインを入れました。

しかし、樽の一つは複数のところから漏れがあり、どうにもなりませんでした。

さらに2200リットルの樽の一つはTCAに汚染されていたことが分かり、その樽に入れていたワインは破棄せざるを得ませんでした。

そのため、ハイツは樽2つ分の価格の弁償を要求しましたが、ガンバ側が拒否したため提訴したとのことです。

なお弁償として要求したのは樽の価格だけで、ダメになってしまったワインは含んでいないとのこと。

樽に入れていたのはTrailsideのカベルネ・ソーヴィニヨンで小売価格は1本150ドル。2200リットルで44万ドルに相当します。