先日、オンラインワイン会でマリエッタのオールド・ヴァイン・レッド(OVR)ロット73を飲みました。

ノンヴィンテージで実際に複数ヴィンテージのブドウをブレンドしているこのワイン、詳しいデータは出ていませんが、ソノマとメンドシーノの自社畑の古木のジンファンデルを中心としてシラー、プティ・シラー、カリニャン、バルベーラが入っているそうです。

ソフトな味わいで、複雑さやブラックペッパーなどのスパイス感もあり、非常にバランスよく、よくできているワインです。これで2500円しないのはかなりのコスパです。




オンラインワイン会のメンバーも同じワインを飲んでいたわけですが、多くのメンバーが「こういうジンファンデルは飲んだことがない」というわけです。

これまで飲んできたジンファンデルは「果実味バーンという感じ」でそんなに好きではなかったとのこと。料理もバーベキューの甘いソースくらいにしか合わないと。

確かに、安価なジンファンデルになると、そういう傾向はあると思います。そういう味を求めている人がジンファンデルを選んでいるという面もあるでしょう。

なので、オンラインワイン会のときには「2000円以下ではいいのは難しいから2000円以上で探すのがいいのでは」と言いましたが、探せば2000円以下でもよくできたものもないわけではありません。というわけで以下ではそういうものをいくつか紹介します。

アイアンストーンはジャミーではあるけど、バランスの良さが感じられます。


OZV(オーズィーヴィー)のジンファンデルも古木の複雑さもある優秀なワイン


ナーリーヘッドは、ワイナリーの名前やラベルデザインが、ジンファンデルの古木のネジ曲がった枝を表しています。文字通りジンファンデルを得意としています。


ボーグルはコスパワインを数多く作っていますが中でもジンファンデルは得意です。


クラインもジンファンデルが得意でコスパ高いワインを作っています


ちょっと価格オーバーですが、ベッドロックが作る一番カジュアルなワイン「シェバング」。ジンファンデルだけでなくさまざまなブドウをごちゃまぜにブレンドして作っている面白いワインで、ジャンシス・ロビンソンもほめています。


ピーチーキャニオンのインクレディブル・レッド。前に紹介したことがありますが、すごくよくできているしコスパ高いです。


とりあえず、このあたりから試していただけるといいのではないかと思います。