スプリング・マウンテン
ナパのスプリング・マウンテンAVAにあるスプリング・マウンテン・ヴィンヤードは2020年のグラス・ファイアーの後、経営危機に陥り、2022年9月に民事再生(チャプター11)を申請していました。その後、投資グループのMGGインベストメント・グループが経営権を取得し、再建計画が発表されています。

200エーカーを超えるブドウ畑は植え替えられる予定で。70エーカーの畑の追加を申請する予定です。また22,000平方フィートの地下カーヴを新しいホスピタリティセンターとして改修します。また灌漑用の新しい池を造る承認も求める予定です。

スプリング・マウンテン・ヴィンヤードは4つのワイナリーが融合してできたワイナリー。1992年にミラヴァル(Miravalle)エステートからスプリング・マウンテン・ヴィンヤードに名称を変えました。1980年代には「ファルコン・クレスト」というテレビ番組のロケ地として使われたことでも有名です。

2020年のグラス・ファイアーで畑の28%のブドウをや16個の建物、ワイナリー設備などが失われました。そこからの再建を図っていましたが、コロナ禍なども影響して思うように立ち直れず、山火事の補償金を巡る保険会社との裁判に負けたことで(3500万ドルの補償を求めたが、1000万ドル上限という条項が付されていた)、チャプター11申請に至っていました。

山カベの雄としての復活を期待しています。