Y by Yoshikiの新ヴィンテージ、初のロゼが秀逸
X Japanのリーダーであり、アーティストのYoshikiが故ロバート・モンダヴィの孫のロブ・モンダヴィJrとのコラボレーションで作るワイン「Y by Yoshiki」。その新ヴィンテージのリリース・イベントに参加してきました。体調の問題で当日参加できるかわからなかったYoshikiさん本人も登場し、新ヴィンテージに華を添えました。
Y by Yoshikiのワインはカリフォルニアで作るものと、シャンパーニュのポメリーと作るものの大きく2つに分かれます。カリフォルニアの方は、全域のブドウから作る「California」、ナパのオークヴィルのブドウを使った「Oakville」のカベルネ・ソーヴィニヨン、ソノマのロシアンリバー・ヴァレーのブドウを使った「Russian River Valley」のピノ・ノワールの3種あり、さらにCaliforniaはシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンがあります。そして、今回Californiaにロゼが加わりました。
ロゼはバルベーラやピノ・ノワールを使っているとのこと。華やかでローズペタルやフランボワーズの風味。グリップ感があるので肉料理にも十分合わせられそうです。すごくオールマイティなワインで、ワインを初めて飲むといった人にもぜひ飲んでほしいワイン。
Californiaシリーズのシャルドネはきれいな酸と果実味があり、樽感もほどよく乗っています。同シリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンは少し甘やかさがあり、まろやかな果実味が魅力的です。どちらもバランスよく飲みやすく仕上げられています。
オークヴィルのカベルネ・ソーヴィニヨンは本格的なカベルネ・ソーヴィニヨンの味わい。タンニンもしっかりあり骨格を感じられます。
昨年は山火事の影響でリリースされなかったピノ・ノワール。ロシアンリバー・ヴァレーらしい甘やかさのあるワイン。ピノ・ノワールファンというよりも、ピノ・ノワールを飲みなれていない人に喜ばれそうなワイン。
シャンパーニュの方も、華やかなボトルで舞台映えします。ハレの日のワインにぴったりのイメージ。
Y by Yoshikiはカリフォルニアワインの中でも高い知名度を誇ります。ここからワインファン、カリフォルニアファンが増えることを期待します。