先日のアンケートに「このサイトにどういう情報を期待していますか?」という質問があったのですが,意外にも「カリフォルニアワインのニュース」に続く第2位は「飲んだワインの感想」でした。もうずいぶんと「ワインを飲まないワインサイト」として定着したかと思い(爆),テイスティング・ノートはほとんど書いていなかったのですが,これからはもう少しまめに書くようにしたいと思います。

あと本題に入る前に余談ばかりですが,アンケートの結果紹介はもうしばらくお待ちください。グラフをどうしようかなあと悩んでいたところ,いいタイミングでGoogle Chart APIが発表されたので,これを使いたいのですが,まだ日本語がちゃんと通らないようです。すぐに通るようになるのではないかと思うので,そうしたら簡単にグラフが作れるので結果紹介も楽にできます。

さて,本題ですがAugust WestのChardonnay Rosella's Vineyard 2005です。August WestはFreemanのワインメーカーでもあるEd Kurtzman氏がRosella'sやGary'sのオーナーであるGary Franscioni氏,ソノマのGraham Family VineyardのオーナーであるHoward Graham氏と共同で作ったワイナリです。Chardonnayはこの2005年が最初のもの。なんと生産量は68ケースです。800本強しか作られていないワインということ。

いや,そんなに少ないとは,今の今まで知りませんでした。ちょっともったいないことをしたかと呆然(^^;)。でもCellarTrackerみたらレビューが11もあるんですよ。いかにこのサイトがある一部のワインに強いか再確認しました。

色はややゴールドがかかった薄めの黄色。香りはレモンと花。トロピカルな感じではなく春の花といった感じ。味わいもやや酸が強めでレモンやライムのような,引き締まった感じ。そこはかとなく樽のニュアンスがいい具合に入っています。時間が経って温度が上がってくると,少し酸が弱まり華やかさが増します。これはすばらしい。自分が今飲みたかったChardonnayそのものと言ってもいいくらい。

二日目三日目も味わいは変わりませんでした。多少華やかさが増したかなといった程度。落ちる部分は全くありません。

★★★★☆

この貴重なワインを生み出してくれたことに感謝!

August West Chardonnay