最近,プログラミングにIDE(Aptana Studio)を使っているせいか,すぐに「仮想メモリの最小値が少ない」という警告が出てしまいます。それに,IDEの入力アシスト機能が働くたびに20秒程度入力待ちが発生してしまい,かえって効率を下げてしまうしまつ。
今のパソコンはCPUがCeleron D335でメモリ256Mバイトなので,やっぱりちょっと苦しい感じです。
モニターはまだ利用できるので本体だけでいいのですが,昨日ヤマダ電機に行ったときに見た範囲だとやはり本体だけのモデルはほとんどないですねえ。通販のBTOものの方がよさそう。
サイトをいろいろ見た範囲ではHPの「HP Pavilion Desktop PC」が一番コストパフォーマンスが高そう。ディスク160Gバイトが今と同じなので,そこだけ増やせば使えそうです。Core 2 Duo E4500とAMD Athlon 64x2 4200+ってどっちがいいんでしょう。最近その手の世界から離れてしまっているので,よく分かりません。
今のパソコンはCPUがCeleron D335でメモリ256Mバイトなので,やっぱりちょっと苦しい感じです。
モニターはまだ利用できるので本体だけでいいのですが,昨日ヤマダ電機に行ったときに見た範囲だとやはり本体だけのモデルはほとんどないですねえ。通販のBTOものの方がよさそう。
サイトをいろいろ見た範囲ではHPの「HP Pavilion Desktop PC」が一番コストパフォーマンスが高そう。ディスク160Gバイトが今と同じなので,そこだけ増やせば使えそうです。Core 2 Duo E4500とAMD Athlon 64x2 4200+ってどっちがいいんでしょう。最近その手の世界から離れてしまっているので,よく分かりません。
コスコ(コストコ)でまたポータベロ・マッシュルームがありました。意外と知らない人が多いようなので写真を載せておきます。大きいのはCDよりも二周りくらい大きいです。四つで約1000円。エリンギ(これも15本くらいで約500円と格安)とガーリック・マーガリンで炒めて食べました。美味です。
なお,表記はポータベロとポータベラと両方あるようですが,ここではラベルにPortabellaと書いてあったのでポータベラにしました。
なお,表記はポータベロとポータベラと両方あるようですが,ここではラベルにPortabellaと書いてあったのでポータベラにしました。
パーカーの掲示板にSmall Vinesというプロジェクトについてのスレッドが出ています。これはPaul Sloanという人が中心になって始めたもので,畑のコンサルティングをするSmall Vines Viticultureとワインを作るSmall Vines Winesからなります。ブドウの樹の間隔を縦横4フィート(あるいは縦4フィート×横3フィート)といった狭い間隔にし,ブルゴーニュの畑のように小さい樹にしようというものです。
件のスレッドによるとこれまでの実績は以下のものだそう。
そうそうたるものがあります。また,ここのワインは携わった畑のブドウを分けてもらって作っているそうで,これもエレガントでかなりレベルが高いようです。
ブドウの樹のスペーシングについては,気候の違うカリフォルニアとフランスで,同じではないといった主張もあり,必ずしも小さい樹を賞賛する人ばかりではないと思います。畑の作業も大変になりますし。
こういった動きがどれだけ広がるのか興味があります。
件のスレッドによるとこれまでの実績は以下のものだそう。
In addition he has worked for Benovia, Paul Hobbs, Kosta Browne, Terry Adams from Sonoma Cutrer, Paul Mathew, and Red Car. Some have noted that he is the David Abreu of Sonoma County Pinot noir, but Paul is far too modest to say this himself. Paul is great guy, super nice, generous and highly focused – he’s the kind of guy you’d really want to hang out with.
そうそうたるものがあります。また,ここのワインは携わった畑のブドウを分けてもらって作っているそうで,これもエレガントでかなりレベルが高いようです。
ブドウの樹のスペーシングについては,気候の違うカリフォルニアとフランスで,同じではないといった主張もあり,必ずしも小さい樹を賞賛する人ばかりではないと思います。畑の作業も大変になりますし。
こういった動きがどれだけ広がるのか興味があります。
Wine Spectator誌のWebサイトにオークション価格についての記事がいろいろ出ています。その中でカリフォルニアとしてはトップに取り上げられたのがSine Qua Nonのシラー。
同誌のオークション・インデックスでは,1999年から現在までの間にオークションでの取引価格が128%上昇(2.28倍になったということ)していましたが,Sine Qua Nonのシラーは163%増と,それを大きく上回っています。現在のオークション価格は300ドル~2000ドル。1994年のQueen of Spadesが一番高く,最近では1089ドル。昨年6月のZachysのオークションでは3本で5950ドル(1本1983ドル)で取引されたこともあったそうです。一番新しいPoker Faceも当初400ドルで取引されていたのが今では504ドル。
メーリング・リストに載っている人はラッキーですね。
同誌のオークション・インデックスでは,1999年から現在までの間にオークションでの取引価格が128%上昇(2.28倍になったということ)していましたが,Sine Qua Nonのシラーは163%増と,それを大きく上回っています。現在のオークション価格は300ドル~2000ドル。1994年のQueen of Spadesが一番高く,最近では1089ドル。昨年6月のZachysのオークションでは3本で5950ドル(1本1983ドル)で取引されたこともあったそうです。一番新しいPoker Faceも当初400ドルで取引されていたのが今では504ドル。
メーリング・リストに載っている人はラッキーですね。
湘南ワインセラーでフラワーズのソノマコースト・ピノノワールとシャルドネがそれぞれ5280円,4980円(税抜き)で出ています。どちらも米国での小売価格は43ドルくらいから。現地価格に近いといってもいいでしょう。
ウメムラで1989年のDominusが14800円(税抜き)で出ています。米国の現在の小売価格で120ドル~200ドルくらいなので,現地価格でも安い方と言えそうです。ショップのページにはRobert Parkerのテイスティング・ノートが載っています(92点)。よく言われることですが,Dominusは国もセパージュも違うのに,ペトリュスに似ているそうです。僕はペトリュスは飲んだことないので評価できませんが。一緒に出ているMondavi Cabernet Reserve 1995の1万2000円もなかなか安いと思います。
パーカーの掲示板に「あなたのワインセラー見せてください」というスレッドができていました。
結構,2000本とかいうレベルのセラーを持っている人がいてびっくりします。
なかでもすごいのはこれ。
Picasa ウェブ アルバム - Eric - Cellar
最大8500本のワインが収納できるそうです(箱から出した状態で)。
いやあ,すごすぎて何も言えません。
結構,2000本とかいうレベルのセラーを持っている人がいてびっくりします。
なかでもすごいのはこれ。
Picasa ウェブ アルバム - Eric - Cellar
最大8500本のワインが収納できるそうです(箱から出した状態で)。
いやあ,すごすぎて何も言えません。
いつのまにかいろいろ補充されていました。ブリュワー・クリフトンのシー・スモーク・シャルドネが7200円なんて,いいところではないでしょうか。時間がないので,ぱっと目に付いたものだけ挙げておきます。
まだライアンとミルズ,それとMt. Harlan Cuveeだけみたいですが,ぼちぼちでてきていますね。30周年ということでラベルに「Thirtieth Anniversary Vintage」と入っています。
カレラがいいと思う方はぜひジェンセン以外にも目を向けてほしいと思います。
カレラがいいと思う方はぜひジェンセン以外にも目を向けてほしいと思います。
このサイトに来る検索語なのですが,「カリフォルニアワイン」というのがトップなのは当然として,昨年は「カレラ ジェンセン」が上位安泰を続け,今年に入ってからは「ブショネ」が安定的に上にいました。
ところが,今日見たらこの1ヶ月の検索語で2位に入っているのが「franciscan ワイン」というもの。なんでそんなにフランシスカンを検索する人がいるんでしょう?
どなたか心当たりがあったら教えてください。
なお,このほか「diatom samurai」も上昇中です。
ところが,今日見たらこの1ヶ月の検索語で2位に入っているのが「franciscan ワイン」というもの。なんでそんなにフランシスカンを検索する人がいるんでしょう?
どなたか心当たりがあったら教えてください。
なお,このほか「diatom samurai」も上昇中です。
柳屋で「当店2000円台ベスト・USピノ」と書いているウィラメット・ヴァレー・ヴィンヤーズのピノノワール2006。ワイナリ価格は25ドルなので,それよりも安くなっています。米国の小売だと16ドルくらいのところもありますが,この価格なら御の字でしょう。またVin du 268,葡萄館ではさらにもう少し安く売っているのでこれも紹介しておきます。テイスティング・ノートを見る限り,チャーミングで飲みやすいタイプのようです。
Wine Enthusiast誌のブログにワイン・テイスティング・イベントに参加する人のための10か条が出ていました。
10番目から簡単に紹介すると
10 早めに到着
9 くつろごう
8 自分の道を切り開け
7 人と話そう
6 記憶に残るように証拠を残そう
5 大胆であれ
4 初心者と一緒に行こう
3 アクセサリーを持っていこう
2 時間を取れ
1 自己責任
3位はよく分かりませんよね。Wine Enthusiastはワイングッズの販売でも有名ですが写真のようなグッズも売っています。
これ,確かに便利そう。要はこれ買ってくださいということだと思いますがちょっといいかも。
ちなみに1位は「酔っ払いにはなるな」ということです。飲みすぎにはくれぐれもご注意を。
10番目から簡単に紹介すると
10 早めに到着
9 くつろごう
8 自分の道を切り開け
7 人と話そう
6 記憶に残るように証拠を残そう
5 大胆であれ
4 初心者と一緒に行こう
3 アクセサリーを持っていこう
2 時間を取れ
1 自己責任
3位はよく分かりませんよね。Wine Enthusiastはワイングッズの販売でも有名ですが写真のようなグッズも売っています。
これ,確かに便利そう。要はこれ買ってくださいということだと思いますがちょっといいかも。
ちなみに1位は「酔っ払いにはなるな」ということです。飲みすぎにはくれぐれもご注意を。
シー・スモークの中でもコスト・パフォーマンスの高さで人気が高いBotella(ボテーラ)が京橋ワインに出ています。昨ヴィンテージまでと違い,Botellaはあまり出回っていないので,入手したい人はお早めに。
FermentationでAmerican Blog Awardsの最終選考候補が発表されました。
Best Wine Blog,Best Single Subject Wine Blog,Best Winery Blog,Best Wine Blog Graphics,Best Wine Review Blog,Best Wine Podcast or VideoBlog,Best Wine Business Blog,Best Overall Wine Blogの8分野それぞれ四つのブログが残っています。
昨年はWine Library TVがブレイクするきっかけにもなったこの賞ですが,今年はそれほど目新しい顔ぶれがなく,昨年と比べるとちょっと落ち着いた感じです(というか昨年はWine Library TVのインパクトが大きすぎたのですが)。Cork Boardあたりが入っていないのは逆にちょっと意外な感じ。
「お勝手口」のニュースソースとしても,結構ブログを参考にしているので,また面白いブログが増えることを期待しています。
Best Wine Blog,Best Single Subject Wine Blog,Best Winery Blog,Best Wine Blog Graphics,Best Wine Review Blog,Best Wine Podcast or VideoBlog,Best Wine Business Blog,Best Overall Wine Blogの8分野それぞれ四つのブログが残っています。
昨年はWine Library TVがブレイクするきっかけにもなったこの賞ですが,今年はそれほど目新しい顔ぶれがなく,昨年と比べるとちょっと落ち着いた感じです(というか昨年はWine Library TVのインパクトが大きすぎたのですが)。Cork Boardあたりが入っていないのは逆にちょっと意外な感じ。
「お勝手口」のニュースソースとしても,結構ブログを参考にしているので,また面白いブログが増えることを期待しています。
昨年の記事ですが,珍しいSine Qua Non(本来の発音はシネ・クア・ノンに近いのだと思いますが日本では慣例的にシン・クア・ノンと書かれることが多いようです,意味はラテン語で「それなしでは成り立たないもの」「必要不可欠」)のオーナー・ワインメーカーであるManfred Kranklのストーリーが出ていたので紹介します。以下内容を簡単に紹介します。
ワイナリはLAとSanta Barbaraの中間,Venturaにあり,ブリトーの店やオートバイの修理屋などが並ぶ道の一角にある,なんの変哲もない倉庫です。
マンフレッドはオーストリアの生まれ。22歳のときに友人とトロントに来るものの,英語ができずにほうほうの態でオーストリアに戻ることになりました。ところが1年も経たないうちに今度はギリシャでアメリカ人の女の子と出会って,カリフォルニアに来ることになり,以降そこに定住してしまいました。
最初はオーストリア出身のNorbert Wabnigが経営するビバリーヒルズのチーズの店で(400種類のチーズのうち8種類しか知らなかったにもかかわらず),働かせてもらえ,その後Westwood Plazaホテルに仕事を得ました。そこでの成功から,さらにエキサイトできるものを求め1989年にCampanileというレストランとLa Brea Bakeryというパン屋をLAで始めました。これも瞬く間に成功を収め,有名人になっていきました。
その間,Venturaに引っ越したManfredとElaineの夫妻は趣味でワインを作り始めましたが,それが上出来なので友人から売ることを勧められ1994年に100ケースを売り出したところ,あっという間に完売。さらにRobert Parkerが知るところとなって今に至るわけです。現在の生産量は3500ケース。
近年は「ピアス氏病にかかる恐れが強い」ということで皆に否定されながらもVenturaでブドウの栽培も開始,2007年には最初の収穫を迎えたとか。品種はシラー,グルナッシュ,ルーサンヌ。将来は全部自社畑に切り替え,ローヌ品種の赤ワインに注力したいそうです。
もしかしたらピノや白ワインは数年でなくなってしまうのかもしれません。
興味がある人は原文をお読みになることを勧めます。
ワイナリはLAとSanta Barbaraの中間,Venturaにあり,ブリトーの店やオートバイの修理屋などが並ぶ道の一角にある,なんの変哲もない倉庫です。
マンフレッドはオーストリアの生まれ。22歳のときに友人とトロントに来るものの,英語ができずにほうほうの態でオーストリアに戻ることになりました。ところが1年も経たないうちに今度はギリシャでアメリカ人の女の子と出会って,カリフォルニアに来ることになり,以降そこに定住してしまいました。
最初はオーストリア出身のNorbert Wabnigが経営するビバリーヒルズのチーズの店で(400種類のチーズのうち8種類しか知らなかったにもかかわらず),働かせてもらえ,その後Westwood Plazaホテルに仕事を得ました。そこでの成功から,さらにエキサイトできるものを求め1989年にCampanileというレストランとLa Brea Bakeryというパン屋をLAで始めました。これも瞬く間に成功を収め,有名人になっていきました。
その間,Venturaに引っ越したManfredとElaineの夫妻は趣味でワインを作り始めましたが,それが上出来なので友人から売ることを勧められ1994年に100ケースを売り出したところ,あっという間に完売。さらにRobert Parkerが知るところとなって今に至るわけです。現在の生産量は3500ケース。
近年は「ピアス氏病にかかる恐れが強い」ということで皆に否定されながらもVenturaでブドウの栽培も開始,2007年には最初の収穫を迎えたとか。品種はシラー,グルナッシュ,ルーサンヌ。将来は全部自社畑に切り替え,ローヌ品種の赤ワインに注力したいそうです。
もしかしたらピノや白ワインは数年でなくなってしまうのかもしれません。
興味がある人は原文をお読みになることを勧めます。
カンガルーのロゴを持つ,オーストラリアのYellowtailが米国で大ヒットしてから,米国市場では動物ラベルのワインが急増しています。過去3年に作られたコンシューマ向けワイン・ブランドの1/5は動物ラベルなのだそうです。これまではラベルは製品になるべく強く関係したものであることが,成功の秘訣とされていたのですが,それががらっと変わってしまったわけです。
調査会社のACNielsenがなぜ動物ラベルが受けるのか,実験で調べてみました。
その実験では,被験者に最初に犬,あるいは猫に関係のある言葉を探すという作業をしてもらいます。次に,電池や犬用のシャンプーなどさまざまな製品の評価をしてもらいます。その結果,最初に「犬」に関係する言葉を探した被験者が,「猫」の被験者よりも犬用シャンプーを高く評価する傾向が現れたとのことです。
こういった事前の刷り込みが最も効果を発揮するのは,製品を評価する16ミリ秒前。時間が経つと効果は薄れていきます。「消費者が強く結び付いているものを使うことが効果的かもしれない」としています。
また,動物ラベルは現在のところ,競合にさらされていないというのも理由の一つかもしれないとのこと。
調査会社のACNielsenがなぜ動物ラベルが受けるのか,実験で調べてみました。
その実験では,被験者に最初に犬,あるいは猫に関係のある言葉を探すという作業をしてもらいます。次に,電池や犬用のシャンプーなどさまざまな製品の評価をしてもらいます。その結果,最初に「犬」に関係する言葉を探した被験者が,「猫」の被験者よりも犬用シャンプーを高く評価する傾向が現れたとのことです。
こういった事前の刷り込みが最も効果を発揮するのは,製品を評価する16ミリ秒前。時間が経つと効果は薄れていきます。「消費者が強く結び付いているものを使うことが効果的かもしれない」としています。
また,動物ラベルは現在のところ,競合にさらされていないというのも理由の一つかもしれないとのこと。
ふと思い立って大作「神聖喜劇」を読みました。本当のところをいうと「ふと思い立って」というのは嘘で,三浦しをんの「三四郎はそれから門を出た」の書評を読んでどうしても読みたくなったのでした。この作品については軍隊を舞台にしており,超人的な記憶力を持つ主人公が…といった基礎知識しか持っていなかったのですが,読み終わった今の感想としては「信じられないほどの大傑作」でした。世界のあまたある小説の中でも最上位のものの一つだと思います。とはいえ,以下でも書くとおり,日本語以外に翻訳するのが極めて困難な小説でもあり,これが日本語でかかれ,日本語で読めることは幸せなことでもあると思います。
この記事を読む大部分の人はこの作品を読んだことがないと思いますが,なかなか簡単に説明するのは難しいところがあります。例えば
・主人公が超人的な記憶力を駆使して,上官たちに立ち向かう
・常軌を逸したと言っても過言ではないほどの膨大な文学作品の引用
といったことは,それぞれこの作品の特徴の一つではありますが,一面に光を当てているに過ぎないとも言えます。
それでも簡単に紹介すると,太平洋戦争の日米開戦から間もない昭和17年1月に教育兵として対馬の重砲兵聯隊に配属された主人公が3ヶ月の教育期間の間に経験した様々なことを記しています。軍隊というと理不尽という印象があるのですが,主人公にとっては理不尽さよりも,独自の決まりにのっとった組織であり,その決まりを追及することで,理不尽さを排除していこうとしていきます。中でも多くの紙面を割いているのが,とある新兵の剣鞘が壊れたものと摺りかえられていた事件。これが後半の大きなテーマになります。
その中で,主人公は他の人の発言から様々なことを考え,想起するのですが,中でも過去の体験や主人公が読んだ様々な文献からの引用がすさまじい量で入ってきます。例えば数十ページや100ページ以上にわたって,元のストーリーにそういったものが割り込んでくるのです。それがこの作品に独特のリズムと異様さを与えています。
この記事を読む大部分の人はこの作品を読んだことがないと思いますが,なかなか簡単に説明するのは難しいところがあります。例えば
・主人公が超人的な記憶力を駆使して,上官たちに立ち向かう
・常軌を逸したと言っても過言ではないほどの膨大な文学作品の引用
といったことは,それぞれこの作品の特徴の一つではありますが,一面に光を当てているに過ぎないとも言えます。
それでも簡単に紹介すると,太平洋戦争の日米開戦から間もない昭和17年1月に教育兵として対馬の重砲兵聯隊に配属された主人公が3ヶ月の教育期間の間に経験した様々なことを記しています。軍隊というと理不尽という印象があるのですが,主人公にとっては理不尽さよりも,独自の決まりにのっとった組織であり,その決まりを追及することで,理不尽さを排除していこうとしていきます。中でも多くの紙面を割いているのが,とある新兵の剣鞘が壊れたものと摺りかえられていた事件。これが後半の大きなテーマになります。
その中で,主人公は他の人の発言から様々なことを考え,想起するのですが,中でも過去の体験や主人公が読んだ様々な文献からの引用がすさまじい量で入ってきます。例えば数十ページや100ページ以上にわたって,元のストーリーにそういったものが割り込んでくるのです。それがこの作品に独特のリズムと異様さを与えています。
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下の記事で飲んだマルティネッリですが,ブルー・スライド・リッジはさすがにないですが,他のピノやシャルドネは意外と安く買えたりします。今も4000円台で変えるのがいくつか。4000円台だったらピノもシャルドネもかなりお買い得(というか現地価格よりやすいくらい)です。
青葉台ワイン会というのは元々「青葉台ニュース」というワインサイトを主宰していたかもしださんを中心にしたワイン会で,私も10年近く前からお邪魔させてもらっています。最初は地元中心だったのですが,なんとなく広がったり縮んだりして,ここ数年は多くのメンバーが子育てモードに入っていることもあって,年に1回程度不定期に集まっているといった感じ。今回もメンバーのお子さん誕生祝と新居祝いを兼ねたほぼ1年ぶりのワイン会でした。場所は三軒茶屋の「のみ山」さん。ワインの名前などはshuzさんのページから引用させてもらっています。
まず1本目はジャドのシュバリエ・モンラッシェ・ド・モワゼル1988。
黄色といってもいいほどの濃い色調。香りはちょっとひねた感じもありますが,味わいはまだまだ健在。20年近く経っているとは思えないほど。特に1時間ほど経つとかなりおいしくなっていました。すばらしい。
これにあわせた料理がチキンのオレンジマヨネーズ和え(名前は適当です,以下も)。マヨネーズは苦手なのですが,このオレンジマヨネーズはとてもおいしい。ドライトマトもいい効果を出しています。
次は,ピノの競演。Felton RoadのBlock 5 2004とMartinelliのBlue Slide Ridge 2002です。ブルー・スライド・リッジはRP95。同年のMarcassinのブルー・スライド・リッジと同得点です。
フェルトン・ロードはすばらしい香り。のびのびした屈託のない味わい。初めて飲みましたがおいしいですねえ。
一方,マルティネッリ(私が持参)はアルコール度14.9%あり,最初はアルコールの熱をちょっと感じます。香りはフェルトン・ロードよりむんむん系。味わいもこちらの方が濃いです。密度が濃い感じ。30分くらい経ってアルコールの熱が冷めてくると,レベルが1個上がった感じがしました。
料理はホワイトアスパラのソテー。上にかかっているのは何だか分かりません。←茄子のタプナードだそうです。春を感じる品でした。
料理はフォアグラをソテーして温かいイチゴとバルサミコ酢で絡めたもの。濃い目のピノ狙いの一品だそうですが,組み合わせが最高。むちゃくちゃおいしいです。なくなるのがもったいないくらい。
次のワインはもう一本ピノ(ブルゴーニュ)。クロ・ド・タール1995です。抑制の効いた味わいで,派手目の前2本と比べるとちょっとおとなしく感じられたのはやや気の毒な感じ。
料理はトマトにモツァレラチーズにバジルの定番的組み合わせ。意外性はありませんが,素直においしかったです。
次はボルドーでシャトー・パヴィ・マッカン2005。WA96-100です。さすがに若いのは否めませんが,すばらしいボルドーでした。
料理はイベリコ豚(だったと思いますが,だんだん記憶が怪しくなってきています)。ボリュームもありおいしいです。
もう結構酔っ払っていましたが,のへさんが持ってこられた2本目のDunn Cabernet Sauvignon 1991も開けてしまいました。こちらも17年経っているとは思えないような若々しいワイン。さすがです。おいしいですが,ちょっと僕が容量オーバー。5人で6本は大変でした。
おいしいワインを持参してくださったみなさん,すばらしい料理を作ってくださったのみ山さんありがとうございました。
まず1本目はジャドのシュバリエ・モンラッシェ・ド・モワゼル1988。
黄色といってもいいほどの濃い色調。香りはちょっとひねた感じもありますが,味わいはまだまだ健在。20年近く経っているとは思えないほど。特に1時間ほど経つとかなりおいしくなっていました。すばらしい。
これにあわせた料理がチキンのオレンジマヨネーズ和え(名前は適当です,以下も)。マヨネーズは苦手なのですが,このオレンジマヨネーズはとてもおいしい。ドライトマトもいい効果を出しています。
次は,ピノの競演。Felton RoadのBlock 5 2004とMartinelliのBlue Slide Ridge 2002です。ブルー・スライド・リッジはRP95。同年のMarcassinのブルー・スライド・リッジと同得点です。
フェルトン・ロードはすばらしい香り。のびのびした屈託のない味わい。初めて飲みましたがおいしいですねえ。
一方,マルティネッリ(私が持参)はアルコール度14.9%あり,最初はアルコールの熱をちょっと感じます。香りはフェルトン・ロードよりむんむん系。味わいもこちらの方が濃いです。密度が濃い感じ。30分くらい経ってアルコールの熱が冷めてくると,レベルが1個上がった感じがしました。
料理はホワイトアスパラのソテー。上にかかっているのは何だか分かりません。←茄子のタプナードだそうです。春を感じる品でした。
料理はフォアグラをソテーして温かいイチゴとバルサミコ酢で絡めたもの。濃い目のピノ狙いの一品だそうですが,組み合わせが最高。むちゃくちゃおいしいです。なくなるのがもったいないくらい。
次のワインはもう一本ピノ(ブルゴーニュ)。クロ・ド・タール1995です。抑制の効いた味わいで,派手目の前2本と比べるとちょっとおとなしく感じられたのはやや気の毒な感じ。
料理はトマトにモツァレラチーズにバジルの定番的組み合わせ。意外性はありませんが,素直においしかったです。
次はボルドーでシャトー・パヴィ・マッカン2005。WA96-100です。さすがに若いのは否めませんが,すばらしいボルドーでした。
料理はイベリコ豚(だったと思いますが,だんだん記憶が怪しくなってきています)。ボリュームもありおいしいです。
もう結構酔っ払っていましたが,のへさんが持ってこられた2本目のDunn Cabernet Sauvignon 1991も開けてしまいました。こちらも17年経っているとは思えないような若々しいワイン。さすがです。おいしいですが,ちょっと僕が容量オーバー。5人で6本は大変でした。
おいしいワインを持参してくださったみなさん,すばらしい料理を作ってくださったのみ山さんありがとうございました。
インサイダーからの垂れ込み(笑)によると,2007年のSamurai BeautyはGregが作るのを忘れていたそうです(爆)。ということで,次のビンテージが登場するのは早くて来年2009年です。2006年ものを今のうち買っておくことをお勧めします。
パーカーが「ミッシェル・ニーロンのバタール・モンラッシェを思い出させる」と94点を付けている,Brewer-CliftonのChardonnay Mt. Carmel 2005が6980円(税抜き)と,ほぼ米国価格(53~79ドル)と同等で出ています。Mt. Carmelは現在はBrewer-Cliftonの専用の畑。ピノもBrewer-Cliftonのラインナップの中で一番おいしいという説があります。
Constellation Wines U.S.が2005年に行った調査によると,まだ大多数のコンシューマーはワインに対して「呆然としてしまう」(overwhelmed)だそうです。
この調査「Project Genome」は1万人にもおよぶコンシューマーを18ヶ月にわたって調べたもので,NielsenのHomescanという技術を使って,ユーザーが買ったものを記録して分析しました。その結果としてコンシューマーを6種類に分類したのが次のグラフです。
ここで呆然型(overwhelmed)としてコンシューマーはスーパーなどに行くとワインの種類の多さにどうしたらいいかわからなくなってしまうタイプ,次のイメージ追求型(image seeker)はワインをステータス・シンボルだと捕らえており,Merlotを好む傾向があります。男性やミレニアル世代(1977年以降生まれ)はここに入ることが多いとか。
次の伝統派(traditionalist)は有名なブランドやワイナリのワインを飲みたがる人。底値追求型(savvy shopper)はクーポンなどを駆使して少しでも安くワインを買おうとするタイプ。飲めればいい型(satisfied shipper)はワインを日常的な飲み物だとして,がぶ飲みするタイプ,最後のエンスー(enthusiast)はいわゆるマニア層。
先ほどのグラフはこれらのタイプを人数別に見たものですが,購入するワインの本数で見ると次の図のようになります
人数比とは逆にエンスー層が一番多く買っています。
より詳しい結果はワイナリのサイトから見られます。
この調査「Project Genome」は1万人にもおよぶコンシューマーを18ヶ月にわたって調べたもので,NielsenのHomescanという技術を使って,ユーザーが買ったものを記録して分析しました。その結果としてコンシューマーを6種類に分類したのが次のグラフです。
ここで呆然型(overwhelmed)としてコンシューマーはスーパーなどに行くとワインの種類の多さにどうしたらいいかわからなくなってしまうタイプ,次のイメージ追求型(image seeker)はワインをステータス・シンボルだと捕らえており,Merlotを好む傾向があります。男性やミレニアル世代(1977年以降生まれ)はここに入ることが多いとか。
次の伝統派(traditionalist)は有名なブランドやワイナリのワインを飲みたがる人。底値追求型(savvy shopper)はクーポンなどを駆使して少しでも安くワインを買おうとするタイプ。飲めればいい型(satisfied shipper)はワインを日常的な飲み物だとして,がぶ飲みするタイプ,最後のエンスー(enthusiast)はいわゆるマニア層。
先ほどのグラフはこれらのタイプを人数別に見たものですが,購入するワインの本数で見ると次の図のようになります
人数比とは逆にエンスー層が一番多く買っています。
より詳しい結果はワイナリのサイトから見られます。
とりあえずお勧めは前回紹介したとおり。それ以外ではまずMartinelliのZinfandel Giuseppe and Luisa。以前にも書いたと思いますが,MartinelliのZinfandelラインナップはWAの評価などは割と横ならびなのに,日本ではGiuseppe and Luisaだけが突出して安くなっています。2005年はWAで94点。「The 2005 is a blockbuster, with deep ruby/purple color and a big, sweet nose of ripe figs, strawberry and cherry jam, mincemeat, and peppery spices.」とあります。7880円でも米国の流通価格より安いですが,10%引いたら文句なしにお買い得。
BondはMelburyとVecinaの2003,Melburyの2002だけが残っています。この中ではMelburyがWAで96点と評価が突出しています。「An exquisite effort, the 2002 Melbury Proprietary Red boasts a dense purple color to the rim along with a sweet perfume of acacia flowers, blueberry pie, licorice, and a hint of hot rocks. A wine of great intensity, tremendous voluptuousness and opulence, fabulous purity, low acidity, and silky tannin, this stunning 2002 can be drunk now and over the next 15-20 years.」とパーカーは書いています。米国でも約300ドルからなので,10%引けば間違いなくお買い得でしょう。
FoxenのSea Smoke 2005はWAでは2004年の96点とは打って変わって89点という低い評価ですが,パーカーのコメントを読むと「Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.」ということで,濃いワインにへきえきしてしまう人にはむしろ2004よりもおいしく感じられるかもしれません。パーカーは「this beauty」という表現も使っており,決して悪いワインではなくパーカーの好みに合っていないというだけだと思います。
BondはMelburyとVecinaの2003,Melburyの2002だけが残っています。この中ではMelburyがWAで96点と評価が突出しています。「An exquisite effort, the 2002 Melbury Proprietary Red boasts a dense purple color to the rim along with a sweet perfume of acacia flowers, blueberry pie, licorice, and a hint of hot rocks. A wine of great intensity, tremendous voluptuousness and opulence, fabulous purity, low acidity, and silky tannin, this stunning 2002 can be drunk now and over the next 15-20 years.」とパーカーは書いています。米国でも約300ドルからなので,10%引けば間違いなくお買い得でしょう。
FoxenのSea Smoke 2005はWAでは2004年の96点とは打って変わって89点という低い評価ですが,パーカーのコメントを読むと「Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.」ということで,濃いワインにへきえきしてしまう人にはむしろ2004よりもおいしく感じられるかもしれません。パーカーは「this beauty」という表現も使っており,決して悪いワインではなくパーカーの好みに合っていないというだけだと思います。
GirasoleはMendocinoのRedwood Valleyにあるワイナリ。有機栽培のブドウを使った,日本で言うところの「自然派」ワイナリです。自然派にも,バイオダイナミクス(ビオディナミ)などいろいろな流儀(宗派?)がありますが,ここはCCOF (California Certified Organic Farmers)というカリフォルニア州の規定に沿って作っており,ラベルに「Made With Organic Grapes」と記載することが許されています。SO2は100ppm未満,許可されており,ここのワインは多くの場合45-65ppmのSO2を含んでいます。
肝心のワインの味ですが,チャーミングでおいしいピノです。濃さもいい感じ。決して弱弱しい味でも,いわゆる「ビオ臭」もなく,万人向け。2680円というのはデイリーにするにはちょっと高いですが(ワイナリ価格は15ドル),少なくとも先日のコストコのピノよりは満足度が高かったです。
ショップのコメントにある「“濃い目”や“木の香り”が苦手な方に大推奨です♪」は同感です。
肝心のワインの味ですが,チャーミングでおいしいピノです。濃さもいい感じ。決して弱弱しい味でも,いわゆる「ビオ臭」もなく,万人向け。2680円というのはデイリーにするにはちょっと高いですが(ワイナリ価格は15ドル),少なくとも先日のコストコのピノよりは満足度が高かったです。
ショップのコメントにある「“濃い目”や“木の香り”が苦手な方に大推奨です♪」は同感です。
Loring Wine Companyはピノノワール専業のワイナリ。オーナー/ワインメーカーのBrian Loringはパーカー掲示板などの常連でもあり,気さくな人柄と,すばやいレスポンスで多くのファンを作っています。ワインは近年はやっている「シラーみたいな濃いピノ」の典型例ともいえるでしょう。スタイル的には好き嫌い分かれるところでもあります。
Loringではいろいろな畑のピノを作っていますが,「Llama」の名前が入ったものはブレンド品。どこの畑をブレンドしているかは明らかにしていません。また,この2005年のHungry Like the Llama以降はLlamaブレンドは作られていないようです。
季節的に鼻が詰まり気味で香りに関してはあまりコメントできません。比較的明るい色調でワイン自体も明るい感じ。Loringの濃いイメージよりも,赤系の果実を中心としたクリアなピノのイメージ。「感動」にはいたりませんでしたが,なかなかおいしいピノでした。
なお,このワインの名前はかつてのヒット曲Duran Duranの「Hungry Like the Wolf」から取ったものだというのは以前zoukさんが教えてくれました。曲聴いたら僕でも知っている有名なものです。
Loringではいろいろな畑のピノを作っていますが,「Llama」の名前が入ったものはブレンド品。どこの畑をブレンドしているかは明らかにしていません。また,この2005年のHungry Like the Llama以降はLlamaブレンドは作られていないようです。
季節的に鼻が詰まり気味で香りに関してはあまりコメントできません。比較的明るい色調でワイン自体も明るい感じ。Loringの濃いイメージよりも,赤系の果実を中心としたクリアなピノのイメージ。「感動」にはいたりませんでしたが,なかなかおいしいピノでした。
なお,このワインの名前はかつてのヒット曲Duran Duranの「Hungry Like the Wolf」から取ったものだというのは以前zoukさんが教えてくれました。曲聴いたら僕でも知っている有名なものです。
店長ハダノリさんの誕生日だということで3900円均一のセールです。目玉はRavenswoodのOld Hill ZinfandelとFlowersのPerennialでしょうか。前者は40ドル近く,後者も36ドルくらいが最安価格です。
ただしこのOld Hill,WAの評価は(85-88)とあまりよくありません。同じくセールで出ているBelloniの方が(88-90)とまだ高くなっています。一方で,濃いワインの評価が低いGary Vaynerchukは「COLOR-dark; NOSE-very Cotton Candy, but polished; but not fake; TASTE-massive wine; big tannins; well structured; a Monster, explosive, big wine for a big night (a Smith & Wolensky steak w/ mashed potatoes); tremendous effort; it contains its' fruit within it's structure & tannins; it's got great structure, polish & beautiful fruit; an absolute "darling" of a wine;」と92点という高得点を付けています。また,FlowersのPerennialは「ピノノワール85%、シラ-13%、ピノムニエ1%、シャルドネ1%」というユニークなブレンド。以前はジンファンデルも入っていたと思いますが,それよりはまだ「普通」っぽくなったようです。
なお,Wassy'sは決算セールも続行中でラインナップが増えています。目玉っぽいのはTurleyの単一畑2本Dusi 2004が7000円とPesenti 2003が5200円。どちらも米国の流通価格より低いです。DusiもPesentiもWA(89-91)。Pesentiはかなりおいしそうなのですが,フィニッシュが気に入らなかったよう。Dusiは「well-made, but not one of the top wines of this portfolio.」というそっけないレビューが付いています。
追記:Turleyの2本って既に書いていましたね。自分の書いたものなのに失念していました。
ただしこのOld Hill,WAの評価は(85-88)とあまりよくありません。同じくセールで出ているBelloniの方が(88-90)とまだ高くなっています。一方で,濃いワインの評価が低いGary Vaynerchukは「COLOR-dark; NOSE-very Cotton Candy, but polished; but not fake; TASTE-massive wine; big tannins; well structured; a Monster, explosive, big wine for a big night (a Smith & Wolensky steak w/ mashed potatoes); tremendous effort; it contains its' fruit within it's structure & tannins; it's got great structure, polish & beautiful fruit; an absolute "darling" of a wine;」と92点という高得点を付けています。また,FlowersのPerennialは「ピノノワール85%、シラ-13%、ピノムニエ1%、シャルドネ1%」というユニークなブレンド。以前はジンファンデルも入っていたと思いますが,それよりはまだ「普通」っぽくなったようです。
なお,Wassy'sは決算セールも続行中でラインナップが増えています。目玉っぽいのはTurleyの単一畑2本Dusi 2004が7000円とPesenti 2003が5200円。どちらも米国の流通価格より低いです。DusiもPesentiもWA(89-91)。Pesentiはかなりおいしそうなのですが,フィニッシュが気に入らなかったよう。Dusiは「well-made, but not one of the top wines of this portfolio.」というそっけないレビューが付いています。
追記:Turleyの2本って既に書いていましたね。自分の書いたものなのに失念していました。
Amazon.comのワイン販売参入について,wine.com経由で売るという記事を一回出して引っ込めたDecanter誌があらためて,記事を挙げていました。
今度の記事「Amazon to move into wine - decanter.com - the route to all good wine」は,概ね当初のFinantial Timesの内容をなぞったもの。Wine.comはAmazonで食べ物を売っているがワインは売っていないということも書かれています。このあたりから勘違いあるいは早とちりして出した記事だったようですね。
今度の記事「Amazon to move into wine - decanter.com - the route to all good wine」は,概ね当初のFinantial Timesの内容をなぞったもの。Wine.comはAmazonで食べ物を売っているがワインは売っていないということも書かれています。このあたりから勘違いあるいは早とちりして出した記事だったようですね。
無性にカキフライが食べたくなって困っています。でもなんでもいいというわけではなくて,おいしいカキフライ限定。多分この冬はまだ2回くらいしか食べていません。しかもスーパーのお弁当だけ。あり得ません。今月中になんとかしなくては。
業を煮やして,先日会社近所のトンカツ屋に行ったのだけどカキフライはランチになっていないので1600円。どうしようか悩んだのですが,日和ってしまい,800円の鳥カツに。倍の値段だすのは勇気がちょっと要ります。ただ,ここのカキフライ評判はいいみたいだからやっぱり挑戦も必要かも。
麻布十番のEdoyaも評価高いようですが,ここも高いしなあ。之だけ出すのなら電車賃払って四谷のエリーゼまで行った方が確実においしいのが食べられるのでは,なんて思ってしまいます。
せめて電車で二駅くらいの範囲でどこかないでしょうか…
業を煮やして,先日会社近所のトンカツ屋に行ったのだけどカキフライはランチになっていないので1600円。どうしようか悩んだのですが,日和ってしまい,800円の鳥カツに。倍の値段だすのは勇気がちょっと要ります。ただ,ここのカキフライ評判はいいみたいだからやっぱり挑戦も必要かも。
麻布十番のEdoyaも評価高いようですが,ここも高いしなあ。之だけ出すのなら電車賃払って四谷のエリーゼまで行った方が確実においしいのが食べられるのでは,なんて思ってしまいます。
せめて電車で二駅くらいの範囲でどこかないでしょうか…
先日紹介したAmazon.comがワイン市場に再参入するというニュースについて,Decanter誌がWebサイトで続報を書いていました。
それによると,Amazonはwine.comを通してワインを売るということで,注文はすべてwine.comに流れるという話でした。
このニュース,もう一回確認しようと思ったところ,Decanter誌からは消えています。誤報だったのでしょうか?
それによると,Amazonはwine.comを通してワインを売るということで,注文はすべてwine.comに流れるという話でした。
このニュース,もう一回確認しようと思ったところ,Decanter誌からは消えています。誤報だったのでしょうか?
ワインセラーパリ16区で3月12日いっぱいまで全商品10%引きだそうです。購入後にショップから送られるメールで修正した金額を引かれるという方法なので,サイトに出ている額から10%引きということです。
せっかく10%を生かすのなら高いのを買うというのもありかも。例えばShaferのHillside Select 2003は29800円ですが,この10%引きだとなかなか出てこない価格です。Bondあたりも値引きが少ないから狙い目でしょう。元々安いSpottswoodeとかも気になります。ピノだったらWilliams SelyemとVision Cellarsあたりでしょうか。先日紹介したSaxumもあそこから10%引きだとかなり安いです。
せっかく10%を生かすのなら高いのを買うというのもありかも。例えばShaferのHillside Select 2003は29800円ですが,この10%引きだとなかなか出てこない価格です。Bondあたりも値引きが少ないから狙い目でしょう。元々安いSpottswoodeとかも気になります。ピノだったらWilliams SelyemとVision Cellarsあたりでしょうか。先日紹介したSaxumもあそこから10%引きだとかなり安いです。
Finantial Timesの記事によると,Amazon.comが米国のワイン市場参入を狙っているとか。ワイン・バイヤーを探しているそうです。
Amazonは1999年にWineshopper.comを買収したものの翌年清算,現在もWine.comと取引があるもののギフト用のフード・バスケットを売っているだけでワインは扱っていません。
ご存知の方も多いと思いますが,米国では州間のアルコール取引が非常に厳しく制限されています。Wine.comも直接ワインを送付できるのは26州。他州では州公認の代理店からワインを仕入れなければいけないため,コスト増につながっています。先般,Wine.comが州間取引の裏道に対して厳しく糾弾したのもこういった背景があるから。
果たしてAmazon.comの再参入は吉と出るのでしょうか。
Amazonは1999年にWineshopper.comを買収したものの翌年清算,現在もWine.comと取引があるもののギフト用のフード・バスケットを売っているだけでワインは扱っていません。
ご存知の方も多いと思いますが,米国では州間のアルコール取引が非常に厳しく制限されています。Wine.comも直接ワインを送付できるのは26州。他州では州公認の代理店からワインを仕入れなければいけないため,コスト増につながっています。先般,Wine.comが州間取引の裏道に対して厳しく糾弾したのもこういった背景があるから。
果たしてAmazon.comの再参入は吉と出るのでしょうか。
柳屋で昨年のWine Spectator誌ベスト9位に輝いたRobert Mondavi Cabernet Sauvignon 2004がワイナリ価格の125ドルとほぼ同じ12800円(税抜き)で出ています(昨年までだったらワイナリ価格以下と書くところですが,円高なので判定が厳しくなってしまいますね)。まあ,米国の小売では100ドル以下のところもあるので,それよりは少し高いですが,日本の値段としてはまあまあでしょう。←と書いておきながらイーショッピングワインでは税込み11000円と,大分お買い得なのを見つけました。
で,柳屋のコメントですが「モンダヴィが誇る最上の畑、あの『ト・カロン』から53%、そして『S.L.D.』から19%も使用。トータルでナパ・カベの聖地、オークヴィルAVAからのフルーツが81%を占める」とありますが,ちょっと間違いというか誤解しやすいというか。S.L.D.というのはStags Leap Districtの略で,Oakvilleではありません。正確に言うとTo-Kalonからの53%を含む81%がOakvilleから,残りである19%がS.L.D.から,ということです。
このワイン,WSでは95点。James Laubeは“[The Cabernet Sauvignon Reserve] Weaves together a complex array of ripe, rich currant, anise, smoky oak and black cherry. Dense, concentrated and persistent, with great depth and focus, ending with an amazingly long, richly flavored finish.”と書いています。一方,WAでは92点。「The wine has a dense purple color and a wonderful, sweet, almost St.-Julien like nose of licorice, red and black currants, cedar, and spice. Medium to full-bodied, elegant, but authoritatively flavored, this wine is still young, rich, and very fine」とのことです。点数はそれほど高くありませんがパーカーのコメントを読んでもかなりおいしそうです。CellarTrackerのコメントも概ね好意的です。
このクラスのカベルネを買うなら,かなりいい選択肢でしょう。
で,柳屋のコメントですが「モンダヴィが誇る最上の畑、あの『ト・カロン』から53%、そして『S.L.D.』から19%も使用。トータルでナパ・カベの聖地、オークヴィルAVAからのフルーツが81%を占める」とありますが,ちょっと間違いというか誤解しやすいというか。S.L.D.というのはStags Leap Districtの略で,Oakvilleではありません。正確に言うとTo-Kalonからの53%を含む81%がOakvilleから,残りである19%がS.L.D.から,ということです。
このワイン,WSでは95点。James Laubeは“[The Cabernet Sauvignon Reserve] Weaves together a complex array of ripe, rich currant, anise, smoky oak and black cherry. Dense, concentrated and persistent, with great depth and focus, ending with an amazingly long, richly flavored finish.”と書いています。一方,WAでは92点。「The wine has a dense purple color and a wonderful, sweet, almost St.-Julien like nose of licorice, red and black currants, cedar, and spice. Medium to full-bodied, elegant, but authoritatively flavored, this wine is still young, rich, and very fine」とのことです。点数はそれほど高くありませんがパーカーのコメントを読んでもかなりおいしそうです。CellarTrackerのコメントも概ね好意的です。
このクラスのカベルネを買うなら,かなりいい選択肢でしょう。
ごめんなさい。これ去年の発表ですね。日付がなかったので勘違いしました。恥ずかしい。みっともないですが,せっかく書いたのでさらしておきます。
西海岸ピノノワール専門のニューズレターPinotReportが2007年の"PINOT PASSION"アワーズを発表しました。ワインメーカーに与えられる賞がMaster VintnersとRising Starsの二つ。ワインの賞がTop 12,トップピノの選外佳作,Top 12 Value,トップ・バリュー・ピノの選外佳作の4つです。まず,Master Vintnersは
の3人。Sea SmokeのKris CurranはWilliam Foleyグループに引き抜かれてしまいました。
ライジング・スターで出てきたSojournは最近名前をよく見かけます。MacPhailとAuteurは知らなかったです。
トップ12のうちKosta Browneが三つ。Loringが二つ。Kosta BrowneやLoringの「仲良しワイナリグループ」に入るA.P. Vin(ここはLoringの弟子)やAugust West(よくBrian Loringと一緒に飲んでおり,Kosta BrowneとはFreemanの設備で一緒にワインを作っていた)も一つずつと,「そのあたり」のワインが過半数を占めています。Landmarkあたりは老舗に見えてしまいます。
あとはバリューワインでSiduriのSonoma Countyなどが入っていたのが目に付いたところ。SiduriのSonoma County,もっとたくさん日本にも入ってほしいものです。ほかのバリューピノも入ってきてほしいですねえ。あとのリストは原文をごらんになってください。
西海岸ピノノワール専門のニューズレターPinotReportが2007年の"PINOT PASSION"アワーズを発表しました。ワインメーカーに与えられる賞がMaster VintnersとRising Starsの二つ。ワインの賞がTop 12,トップピノの選外佳作,Top 12 Value,トップ・バリュー・ピノの選外佳作の4つです。まず,Master Vintnersは
Pinot Noir’s Master Vintners of 2006
1. Ben Papapietro, Papapietro Perry Winery, Healdsburg, Calif.
2. Harry Peterson-Nedry, Chehalem Wines, Newberg, Ore.
3. Kris Curran, Sea Smoke Cellars, Lompoc, Calif.
の3人。Sea SmokeのKris CurranはWilliam Foleyグループに引き抜かれてしまいました。
Pinot Noir’s Rising Stars of 2006
1. James MacPhail, MacPhail Family Wines, Healdsburg, Calif.
2. Erich Bradley, Sojourn Cellars, Sonoma, Calif.
3. Kenneth Juhasz, Auteur Wines & The Donum Estate, Sonoma, Calif.
4. Adam Godlee Campbell, Elk Cove Vineyards, Gaston, Ore.
ライジング・スターで出てきたSojournは最近名前をよく見かけます。MacPhailとAuteurは知らなかったです。
Top 12 Pinot Noirs of 2006
1. Kosta Browne Pinot Noir Sonoma Coast 2004
2. Radio-Coteau Pinot Noir Anderson Valley Savoy Vineyard 2004
3. Loring Wine Company Pinot Noir Santa Lucia Highlands Rosella's Vineyard 2005
4. Sojourn Cellars Pinot Noir Sonoma Coast Sangiacomo Vineyard 2005
5. Kosta Browne Pinot Noir Sonoma Coast Kanzler Vineyard 2004
6. Kosta Browne Pinot Noir Russian River Valley Cohn Vineyard 2004
7. August West Pinot Noir Santa Lucia Highlands Rosella's Vineyard 2004
8. Shea Wine Cellars Pinot Noir Willamette Valley Shea Vineyard Block 23 2004
9. A.P. Vin Pinot Noir Green Valley Keefer Ranch Vineyard 2005
10. Landmark Vineyards Pinot Noir Sonoma Coast Kanzler Vineyard 2004
11. Loring Wine Company Pinot Noir Santa Rita Hills Clos Pepe Vineyard 2005
12. Halleck Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast 2004
トップ12のうちKosta Browneが三つ。Loringが二つ。Kosta BrowneやLoringの「仲良しワイナリグループ」に入るA.P. Vin(ここはLoringの弟子)やAugust West(よくBrian Loringと一緒に飲んでおり,Kosta BrowneとはFreemanの設備で一緒にワインを作っていた)も一つずつと,「そのあたり」のワインが過半数を占めています。Landmarkあたりは老舗に見えてしまいます。
あとはバリューワインでSiduriのSonoma Countyなどが入っていたのが目に付いたところ。SiduriのSonoma County,もっとたくさん日本にも入ってほしいものです。ほかのバリューピノも入ってきてほしいですねえ。あとのリストは原文をごらんになってください。
ナパのRutherfordにあるミシュラン一つ星レストランLa Toqueが2008年秋にNapaのダウンタウンに開業するホテルWestin Verasaに移転することが明らかになりました。
新らしいレストランは
なお,La Toqueは特に1月2月限定のトリュフのメニューがいいらしいです。その季節にNapaに行く人はぜひ。
新らしいレストランは
ということでかなりよさげな雰囲気のところのよう。ダウンタウンNapaは以前のように通り過ぎるだけのところから観光客の滞在の場にだんだん変わりつつあるようです。"When the new La Toque location opens, Chef Frank’s culinary creations will be served in a warm, luxurious atmosphere created by one of the most noted restaurant design firms in the country, CCS Architecture. Understated and classically luxurious, La Toque will provide plenty of opportunity for diners to observe the hustle and bustle of the kitchen beyond, with and abundance of glass panes and a glass-backed liquor cabinet in the bar through which guests will view the kitchen activity. The back-to-back fireplace, constructed of stone on the interior and Cor-Ten steel on the exterior patio dining area, will serve as another focal point in the restaurant. Ebonized oak floating booths that sit away from the walls, and light fixtures made from textured art glass, will add to the ambiance."
Chef Ken Frank to Relocate La Toque, Critically Acclaimed as One of America
なお,La Toqueは特に1月2月限定のトリュフのメニューがいいらしいです。その季節にNapaに行く人はぜひ。
米国在住の方ならBevMo(Beverages & More)はご存知だと思いますが,Wilfred Wongという人は知っているでしょうか?
ショップによるワインの評価って本当に信用していいの? というのがこの記事の出発点でもあるのですが,FermentationのTom Wark氏は,この人は信用していいとお墨付きを与えています。
僕もいままであまり知らなかった人ですが,今度からBevMoのサイトもときどきチェックしたいと思います。
なお,SF Chronicleにもこの人のインタビュー記事を掲載しています。
追記:Parkerの掲示板ではこの人不評です。
この記事のトップの写真でグラスとボトルを持ってカンフーでもしそうに見えるこのおじさんがその人。BevMo店頭に表記するワイン・レイティングを一手に引き受けている人です。"Walk down the aisle of any Beverages & More store and you'll be confronted by boxes and bottles of wine -- and a bevy of wine scores. There are 89 points for the Sterling Napa Valley Sauvignon Blanc and 90 points for a Beaulieu Vineyards Rutherford Cabernet Sauvignon."
Questioning BevMo
ショップによるワインの評価って本当に信用していいの? というのがこの記事の出発点でもあるのですが,FermentationのTom Wark氏は,この人は信用していいとお墨付きを与えています。
僕もいままであまり知らなかった人ですが,今度からBevMoのサイトもときどきチェックしたいと思います。
なお,SF Chronicleにもこの人のインタビュー記事を掲載しています。
追記:Parkerの掲示板ではこの人不評です。
ワイナリ価格の12ドルと比べると高いですが。インポーターさんにはもうちょっとがんばってほしいところ。
前回のクロワッサン・オ・ザマンドの記事で大きな間違いをしていたことに,今日メゾンカイザーに行ったときに気付きました。いやあ,おかしいなあと思っていたんだよね…
何がおかしいかというと,ネットでメゾンカイザーのクロワッサン・オ・ザマンドを調べるとみんな粉糖がいっぱいかかっているわけですよ。ところがそのときのは前記事にも「控えめに粉糖がかけてあります」と書いたとおりちょっとだけ,実は「MK」のイニシャルの形に振ってあるだけだったのです。作り方が変わったのかなあ,などと思っていたらなんと,今日行ったら粉糖がたくさんかかっているのもあるじゃないですか。
おおっと思ってよく見たら,「MK」イニシャルの方は「紅茶のクロワッサン・オ・ザマンド」と書いてあるじゃないですか。別商品 orz
そうか,あれは紅茶風味だったのか。アーモンドだけの味じゃないなあとは思ったものの,洋酒の風味かなあなどときちんと味が分かっていなかったことを露呈しております(^^;)。
というわけで今日は買いましたよ,本物のクロワッサン・オ・ザマンドを。味はやっぱりこっちの方がストレートにアーモンドクリームががつんとくる感じ。甘いもの好きの人はこっちの方が好きかも。僕はもうちょっと複雑風味の「紅茶の…」の方が好きでした。
それと3月に入ったからか春の新作がいくつかお目見え。ブリオッシュでは「柑橘系のブリオッシュ」と4月まで限定の「さくらのブリオッシュ」(写真)がありました。柑橘系では以前ゆずのブリオッシュを食べているので今日は「さくらのブリオッシュ」を購入。
なかなかビジュアル的にきれいですが,上は蜜がかかっており,べたべたしてかなり食べにくいです。食べると中もピンクです。味はもう一つかなあ。あまりメリハリがありません。これは見た目勝負ですね。
最後に,宿題になっていた「メゾンカイザーは全部天然酵母かどうか」ですが「天然酵母だ」ということでした。以上。
何がおかしいかというと,ネットでメゾンカイザーのクロワッサン・オ・ザマンドを調べるとみんな粉糖がいっぱいかかっているわけですよ。ところがそのときのは前記事にも「控えめに粉糖がかけてあります」と書いたとおりちょっとだけ,実は「MK」のイニシャルの形に振ってあるだけだったのです。作り方が変わったのかなあ,などと思っていたらなんと,今日行ったら粉糖がたくさんかかっているのもあるじゃないですか。
おおっと思ってよく見たら,「MK」イニシャルの方は「紅茶のクロワッサン・オ・ザマンド」と書いてあるじゃないですか。別商品 orz
そうか,あれは紅茶風味だったのか。アーモンドだけの味じゃないなあとは思ったものの,洋酒の風味かなあなどときちんと味が分かっていなかったことを露呈しております(^^;)。
というわけで今日は買いましたよ,本物のクロワッサン・オ・ザマンドを。味はやっぱりこっちの方がストレートにアーモンドクリームががつんとくる感じ。甘いもの好きの人はこっちの方が好きかも。僕はもうちょっと複雑風味の「紅茶の…」の方が好きでした。
それと3月に入ったからか春の新作がいくつかお目見え。ブリオッシュでは「柑橘系のブリオッシュ」と4月まで限定の「さくらのブリオッシュ」(写真)がありました。柑橘系では以前ゆずのブリオッシュを食べているので今日は「さくらのブリオッシュ」を購入。
なかなかビジュアル的にきれいですが,上は蜜がかかっており,べたべたしてかなり食べにくいです。食べると中もピンクです。味はもう一つかなあ。あまりメリハリがありません。これは見た目勝負ですね。
最後に,宿題になっていた「メゾンカイザーは全部天然酵母かどうか」ですが「天然酵母だ」ということでした。以上。
今年はうるう年。先週2月29日は(あまり使われない言葉ですが)うるう日でした。うるう日を英語で言うと「leap day」,そこで米国のブログFermentationでは,それにちなんだFrog's Leapの記事を載せていました。
ここでは五つの点でフロッグズ・リープをほめています。
①90年代にまだいるかのような値段をつけていること
②すばらしいロゼを作っていること
③ナパで最も環境に優しい(グリーンな)と思われるワイナリを作ったこと
④イベントページに開幕日を載せるほどダイ・ハードなSF Giatnsファンであること
⑤すべてのブドウを有機栽培していること
こういった「古くからある」ワイナリは話題になりにくいですが,だからこそ「うるう日」に思い出すのはいいことですね。4年に1回ではちょっとかわいそうですが。
ところで,日本では最近見ないなあと思っていたら入っていなかったようです。最近新たな輸入元が決まり,今月はオーナーのJohn Williamsが来日するというニュースもあります。カリフォルニアワインあらかるとでは既に予約販売を始めています。米国の価格と比べるとちょっと高いのが玉に瑕なのと,絶賛されているロゼがないのが残念ですが,久々の入荷はうれしいことです。
蛇足コメント:「leap」が入っているというのなら「Stag's Leap」や「Stags' Leap」だってとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが,やはり「飛躍感」が勝るので,うるう年にはFrog's Leapということでお願いします。
ここでは五つの点でフロッグズ・リープをほめています。
①90年代にまだいるかのような値段をつけていること
②すばらしいロゼを作っていること
③ナパで最も環境に優しい(グリーンな)と思われるワイナリを作ったこと
④イベントページに開幕日を載せるほどダイ・ハードなSF Giatnsファンであること
⑤すべてのブドウを有機栽培していること
こういった「古くからある」ワイナリは話題になりにくいですが,だからこそ「うるう日」に思い出すのはいいことですね。4年に1回ではちょっとかわいそうですが。
ところで,日本では最近見ないなあと思っていたら入っていなかったようです。最近新たな輸入元が決まり,今月はオーナーのJohn Williamsが来日するというニュースもあります。カリフォルニアワインあらかるとでは既に予約販売を始めています。米国の価格と比べるとちょっと高いのが玉に瑕なのと,絶賛されているロゼがないのが残念ですが,久々の入荷はうれしいことです。
蛇足コメント:「leap」が入っているというのなら「Stag's Leap」や「Stags' Leap」だってとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが,やはり「飛躍感」が勝るので,うるう年にはFrog's Leapということでお願いします。
トモさんが指摘してくださったAriettaはWA95点で,米国の実売90ドル以上だったのが6300円という安さでした。これは確かに安かったですね。それ以外で後,目に付くのはStaglinのCabernet 2002。これは米国の実売が140ドルが1万4000円。WA(92-94)です。Anticipated maturity: 2009-2020とのことなので,熟成を待つのが良さそうなワインです。
Wassy'sで3月の決算セールが始まりました。まず目に付いたのはDominus 2001が1万3650円。Opus Oneの約半額ですが,2001年以降で見ればDominusの方がずっと高く評価されています。
例えばWAのレイティングだと
Dominus Opus One
2001 95 87
2002 96 89
2003 95
2004 94
2005 96
2006 (94-96)
Opus Oneの2003以降も特によくなったという話はないので,Dominusの安定性が光っています。米国価格も100ドル超なのでほぼ同等です。
今は時間がないのでとりあえずこれだけ紹介。後で時間が合ったらまた調べて書きます。
ああ,あとターリーの単一畑ものや先日書いたPremiereオークションものもお買い得だと思うので紹介しておきます。多分このあたりはほとんど利益なしの放出ではないかと思います。
例えばWAのレイティングだと
Dominus Opus One
2001 95 87
2002 96 89
2003 95
2004 94
2005 96
2006 (94-96)
Opus Oneの2003以降も特によくなったという話はないので,Dominusの安定性が光っています。米国価格も100ドル超なのでほぼ同等です。
今は時間がないのでとりあえずこれだけ紹介。後で時間が合ったらまた調べて書きます。
ああ,あとターリーの単一畑ものや先日書いたPremiereオークションものもお買い得だと思うので紹介しておきます。多分このあたりはほとんど利益なしの放出ではないかと思います。