いつ以来かわからないほど久々の小ネタ集です。
共和党の副大統領候補にサラ(セーラ,セイラ)・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ州知事が指名されて,とばっちりを受けているワインがあります。チリのワインでPalin Syrah(ペイリン・シラー)がそれ。
面白いのはとばっちりにも地域差があること。記事によると,サンフランシスコのワインバーではぱったりと売れなくなり,共和党が強いテキサスのヒューストンでは瞬く間に売れていっているそうです。
ナパのCopiaがサンフランシスコに進出するそうです。Robert Mondaviの財政危機にも絡んでおり,たびたびリストラの話が出るCopia(同日別のニュースでレイオフの記事もあり)ですが,SFで収益を出すことを期待しているようです。そのためにSFは別会社化するとのこと(NapaのCopiaはNPOなので)。
ソノマで太陽光発電を進める動きが広がっています。Solar Sonomaという名前です。ワイナリと太陽電池の話はしばしば登場しますが,地域を挙げて応援していく構えのようです。
Napa Valley Collegeが学生が作ったワインを商品として販売する権利を得ました。ワシントン州のワラワラで例があるものの,カリフォルニアでは初めてらしいです。Napa Valley Collegeといえば,ちゃん・りーさんが在米中にワインのクラスを取っていたと思います。そのときから販売していたら面白かったのに。
共和党の副大統領候補にサラ(セーラ,セイラ)・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ州知事が指名されて,とばっちりを受けているワインがあります。チリのワインでPalin Syrah(ペイリン・シラー)がそれ。
面白いのはとばっちりにも地域差があること。記事によると,サンフランシスコのワインバーではぱったりと売れなくなり,共和党が強いテキサスのヒューストンでは瞬く間に売れていっているそうです。
ナパのCopiaがサンフランシスコに進出するそうです。Robert Mondaviの財政危機にも絡んでおり,たびたびリストラの話が出るCopia(同日別のニュースでレイオフの記事もあり)ですが,SFで収益を出すことを期待しているようです。そのためにSFは別会社化するとのこと(NapaのCopiaはNPOなので)。
ソノマで太陽光発電を進める動きが広がっています。Solar Sonomaという名前です。ワイナリと太陽電池の話はしばしば登場しますが,地域を挙げて応援していく構えのようです。
Napa Valley Collegeが学生が作ったワインを商品として販売する権利を得ました。ワシントン州のワラワラで例があるものの,カリフォルニアでは初めてらしいです。Napa Valley Collegeといえば,ちゃん・りーさんが在米中にワインのクラスを取っていたと思います。そのときから販売していたら面白かったのに。
Wine Spectator誌がワイン・レイティング20万本達成を記念して,会員サイトへの無料アクセスを10月1日まで提供しています。
200,000th Wine Rating | Wine Spectator
上のリンクからメールアドレスを入れて「submit」すると,メールが送られてきます。メール内のリンクからアクセスできます。20万本のワイン・レイティングの検索ほか,過去記事なども読めます。
200,000th Wine Rating | Wine Spectator
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先日,オレゴンのShea(シェア)の記事を書いたとき,
Sine Qua Non(シン・クア・ノン)が2003年までここのブドウを使っていた旨書きましたが,そのSine Qua Nonピノの垂直テイスティングを「The PinotFile」がしていました。
記事によると2004,2005年はSanta Rita Hillsのブドウでピノを作ったものの,ローヌ系品種,さらには自社畑に専念するために,もうピノは作らないそうです。つまり2005年がSine Qua Nonピノの最終ヴィンテージになります。
Sine Qua NonのSheaピノの最初のヴィンテージは1996年でしたが,記事では1998年から2005年までをレビューしています。1999,2002年あたりが特においしそうです。2004,2005のSanta Rita Hillsもパワフルなピノが好きな人には熱烈に受け入れられそうです。なお,2003は今回残念ながらブショネだったそうで「サランラップのテクニックを使ったけどうまくいかなかった」とのこと。
また,Sine Qua Nonが使っていたブロックのブドウは現在はLoringとPaliに行っているとか。そういえば,今年財政上の都合でLoring買ってません。Sheaほしい人いるなら買いますが。
もう一個余談で,PinotFileって前はPDFだったのですが,HTMLの記事に変わったのですね。PDF版は有料に変わったということでしょうか。
なお,さすがにSine Qua Nonのピノは日本で入手するのは困難です。ただ,例のAtlantisのグルナッシュの方(WAで98点)は,まだわずかに売っている店があります。
Sine Qua Non(シン・クア・ノン)が2003年までここのブドウを使っていた旨書きましたが,そのSine Qua Nonピノの垂直テイスティングを「The PinotFile」がしていました。
記事によると2004,2005年はSanta Rita Hillsのブドウでピノを作ったものの,ローヌ系品種,さらには自社畑に専念するために,もうピノは作らないそうです。つまり2005年がSine Qua Nonピノの最終ヴィンテージになります。
Sine Qua NonのSheaピノの最初のヴィンテージは1996年でしたが,記事では1998年から2005年までをレビューしています。1999,2002年あたりが特においしそうです。2004,2005のSanta Rita Hillsもパワフルなピノが好きな人には熱烈に受け入れられそうです。なお,2003は今回残念ながらブショネだったそうで「サランラップのテクニックを使ったけどうまくいかなかった」とのこと。
また,Sine Qua Nonが使っていたブロックのブドウは現在はLoringとPaliに行っているとか。そういえば,今年財政上の都合でLoring買ってません。Sheaほしい人いるなら買いますが。
もう一個余談で,PinotFileって前はPDFだったのですが,HTMLの記事に変わったのですね。PDF版は有料に変わったということでしょうか。
なお,さすがにSine Qua Nonのピノは日本で入手するのは困難です。ただ,例のAtlantisのグルナッシュの方(WAで98点)は,まだわずかに売っている店があります。
ワインの輸送中に高熱にさらされることがなかったかどうかは,ワイン好きならだれしも気になるところ。特に船便でワインを運ぶときなどは熱に全部やられてしまうことだって十分にあり得ます。
ナパのWTN Services(1-800-FLOWERS社の子会社)が,そういった心配に対応するため,輸送中の温度を記録するラベルを提供しています。
米PakSense社が開発したこの製品,当初は食品の輸送を想定したものだったそうですが,ワインにも有効だと考えたWTN Services社が採用し,ヒット・サービスになったとか。
ラベルは下の写真のようなもの。
シュガーパックくらいのサイズで左上のOKのところが,温度が指定した範囲に入っていたかどうかを判別するものだと思います。
これを利用するコストは1ケース当たり20ドル。決して安くはないですが,1本数十ドル以上する高級ワインであれば,使う価値はあるでしょう。インポータもこういったサービスを使うと顧客への信頼度を上げられるのではないかと思います。
ナパのWTN Services(1-800-FLOWERS社の子会社)が,そういった心配に対応するため,輸送中の温度を記録するラベルを提供しています。
"About the size of a pack of sugar, the labels can be programmed for a range of temperatures and placed directly on the product or product packaging. A light flashes green if the product stays within specifications and yellow if it doesn"
High-tech wine labels track travel temperatures - San Jose Mercury News
米PakSense社が開発したこの製品,当初は食品の輸送を想定したものだったそうですが,ワインにも有効だと考えたWTN Services社が採用し,ヒット・サービスになったとか。
ラベルは下の写真のようなもの。
シュガーパックくらいのサイズで左上のOKのところが,温度が指定した範囲に入っていたかどうかを判別するものだと思います。
これを利用するコストは1ケース当たり20ドル。決して安くはないですが,1本数十ドル以上する高級ワインであれば,使う価値はあるでしょう。インポータもこういったサービスを使うと顧客への信頼度を上げられるのではないかと思います。
takuyaさんのmixi日記経由で知った,宮川俊二さんのブログに載っていた話です。
宮川さんによると
とのこと。おそらく,同席された堀賢一さん(Wine Institute of California日本代表)に伺った話なのでしょうから,信憑性は高いです。楽しみです。
宮川さんによると
今、ナパではある日本映画のプロジェクトが進んでいます。
制作はパブリシティの上手な会社ですから、来年、日本でもカリフォルニア・ワイン、
きっと盛り上がりますよ。
とのこと。おそらく,同席された堀賢一さん(Wine Institute of California日本代表)に伺った話なのでしょうから,信憑性は高いです。楽しみです。
Wine Spectator誌のビデオ・コンテストの結果が発表されています。1位のビデオは「Wine and the City」というタイトルで,おそらく「Sex and the City」をもじったんでしょう。Sex and the Cityを見ていないのでちょっとぴんとこないビデオでした。2位は「CA Collection」という様々なCAのワインメーカーが登場するもの。これはいいです。
3位はオーストラリアから。ちょっとくだらないけど面白いです。
一番しょうもないけど面白かったのは5位のビデオ。僕的にはこれが1位です。このビデオはエンベッドできないので,リンク先で見てください。
3位はオーストラリアから。ちょっとくだらないけど面白いです。
一番しょうもないけど面白かったのは5位のビデオ。僕的にはこれが1位です。このビデオはエンベッドできないので,リンク先で見てください。
SEOとかアクセス分析とかあまり熱心にやる方ではないのですが,このところ検索語としてコンスタントに使われているのが「Bergstrom」と「Raymond Napa」。BergstromはオレゴンのワイナリでRaymondはナパにあります。どちらもそんなに記事には取り上げていないと思うので,来てがっかりしたのではないかとちょっと心配です。
それにしてもどうしてこの二つの検索が多いんでしょうね? 何かに載ったのかな? ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
あと,ちょっと奇妙なのでは「枚方大和郡山線 勾配」という検索語でいくつかのアクセスがあること。大体そんなの取り上げたこともないので,検索でうちのサイトがひっかかる方が不思議です。
それにしてもどうしてこの二つの検索が多いんでしょうね? 何かに載ったのかな? ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
あと,ちょっと奇妙なのでは「枚方大和郡山線 勾配」という検索語でいくつかのアクセスがあること。大体そんなの取り上げたこともないので,検索でうちのサイトがひっかかる方が不思議です。
Robert Parkerの有料サイトに,Lisa Perrotti-Brownによるレビューのコーナーができました「In Asia」という総合タイトルが付いており,これまで「In Japan」「Koshu」「A Tasting of Japanese Wines」「Favorites for Japan」と四つの記事が掲載されています。
日本産のワインだけでなく,日本で売っている他国産のワインも書かれています。例えば「Favorites for Japan」では「Au Bon Climat Pinot Noir Santa Maria 2006」が92点(ちょっと甘いような…)と評価されています。
国産ワインの点数は読売新聞サイトのニュースに引用されていました。
レビュワのLisa Perrotti-Brown(リサ・ペロッティ・ブラウン)さんは今年のMW(Master of Wine)の合格者。シンガポール在住。2002年から数年東京に住んでおり,インポータやアカデミー・デュ・ヴァンの臨時講師などを務めていたそうです。
なお,パーカーの掲示板にもIn Asia専用のコーナーができています。
日本産のワインだけでなく,日本で売っている他国産のワインも書かれています。例えば「Favorites for Japan」では「Au Bon Climat Pinot Noir Santa Maria 2006」が92点(ちょっと甘いような…)と評価されています。
国産ワインの点数は読売新聞サイトのニュースに引用されていました。
レビュワのLisa Perrotti-Brown(リサ・ペロッティ・ブラウン)さんは今年のMW(Master of Wine)の合格者。シンガポール在住。2002年から数年東京に住んでおり,インポータやアカデミー・デュ・ヴァンの臨時講師などを務めていたそうです。
なお,パーカーの掲示板にもIn Asia専用のコーナーができています。
英Times紙といえば英国でも権威ある新聞ですが,そこに「神の雫」の記事が載っていました。
記事の内容は,主人公の神崎雫がアジアのワイン・マーケットにどれだけ影響力を持っているかという話。日本だけでなく,台湾や韓国におけるワインセールスにも多大な影響を及ぼし,全日空の機内用のワイン選択にも影響しているとのこと。韓国ではショップにおけるワインの販売が1/3以下だったのが70~80%になるなどの減少現象が起こっており,「ヨン様」が神の雫の映画に出るといううわさも絶えないそうです。
ちなみに日本でもソムリエ・コースが定員一杯になっているというのですが,本当でしょうか?
記事の内容は,主人公の神崎雫がアジアのワイン・マーケットにどれだけ影響力を持っているかという話。日本だけでなく,台湾や韓国におけるワインセールスにも多大な影響を及ぼし,全日空の機内用のワイン選択にも影響しているとのこと。韓国ではショップにおけるワインの販売が1/3以下だったのが70~80%になるなどの
ちなみに日本でもソムリエ・コースが定員一杯になっているというのですが,本当でしょうか?
ちょっとややこしいタイトルになってしまいましたが,Wine Spectator(WS)誌のRestaurant AwardsでAward of Excellenceに選ばれたミラノのレストランが実は架空だった,という問題に,WS誌Executive EditorのThomas Matthews氏が反論と弁解をしたわけですが,この反論に対して,架空のレストランを実際にしかけた張本人であるRobin Goldstein氏が再度反論しています。
WSの弁解では,そのレストランに何度も電話したが留守番電話のメッセージが出ただけであったということを実在確認できなかった理由として挙げていますが,Goldstein氏はまじめにコンタクトしようと思ったのならなぜメッセージを残したりメールを送ったりしてこなかったのか,と疑問を呈しています。氏によると,受賞が決まった後,広告担当の部署からは,賞が発表される号に広告を出さないかという連絡を留守電メッセージおよびメールで受けており,同誌が一生懸命コンタクトしようとしたのは,広告によるものだけだと切って捨てます。
また,WSの弁解ではリストに載った256のワインのうち80点未満のワインは15本だけであり,102本は80点以上だった。だからAward of Excellenceに値すると判断した,としていますが,Goldstein氏はWSのデータベースに登録されたもので80点以上のワインは88%に上る。117本中102本というのは87%でWSのデータベースの平均以下であり,それをExcellenceと言っていいものか,と問うています。
最後に,WSは詐欺に引っかかったのであり,だれでも詐欺から完全に逃れることはできないと述べているのに対しては「確かに,これはだまそうとしたものである。ただ,それは読者や一般大衆に正しくない情報を与えているのではないかということを明かすのに必要だった。それに,そのだましはさほど努力が要るものではなかった。どれも数時間もあればできることだった」と反論しています。
前回も書きましたが,私はWSのやっていることは十分ではないと思っています。今回は架空のレストランであり,仕掛けた本人がそれを明らかにしたことで,読者や一般も知ることになったわけですが,実在のレストランが架空のワインリストで賞を得ることだって簡単にできるわけです。WSがチェックする一時期だけ,Webサイトにワインリストを提示するといったことだってできるのですから。まず,最低限の情報公開として,レストランから提示されているワインリストはWSのWebサイトで誰でも見られるようにすることが必要ではないでしょうか。
また,WSが反論を書いたのは同誌のフォーラムにおいてだけ。肝心のRestaurant Awardsのページには何も記載がありません。こういったところも誠実ではないように見えてしまうのですが。
WSの弁解では,そのレストランに何度も電話したが留守番電話のメッセージが出ただけであったということを実在確認できなかった理由として挙げていますが,Goldstein氏はまじめにコンタクトしようと思ったのならなぜメッセージを残したりメールを送ったりしてこなかったのか,と疑問を呈しています。氏によると,受賞が決まった後,広告担当の部署からは,賞が発表される号に広告を出さないかという連絡を留守電メッセージおよびメールで受けており,同誌が一生懸命コンタクトしようとしたのは,広告によるものだけだと切って捨てます。
また,WSの弁解ではリストに載った256のワインのうち80点未満のワインは15本だけであり,102本は80点以上だった。だからAward of Excellenceに値すると判断した,としていますが,Goldstein氏はWSのデータベースに登録されたもので80点以上のワインは88%に上る。117本中102本というのは87%でWSのデータベースの平均以下であり,それをExcellenceと言っていいものか,と問うています。
最後に,WSは詐欺に引っかかったのであり,だれでも詐欺から完全に逃れることはできないと述べているのに対しては「確かに,これはだまそうとしたものである。ただ,それは読者や一般大衆に正しくない情報を与えているのではないかということを明かすのに必要だった。それに,そのだましはさほど努力が要るものではなかった。どれも数時間もあればできることだった」と反論しています。
前回も書きましたが,私はWSのやっていることは十分ではないと思っています。今回は架空のレストランであり,仕掛けた本人がそれを明らかにしたことで,読者や一般も知ることになったわけですが,実在のレストランが架空のワインリストで賞を得ることだって簡単にできるわけです。WSがチェックする一時期だけ,Webサイトにワインリストを提示するといったことだってできるのですから。まず,最低限の情報公開として,レストランから提示されているワインリストはWSのWebサイトで誰でも見られるようにすることが必要ではないでしょうか。
また,WSが反論を書いたのは同誌のフォーラムにおいてだけ。肝心のRestaurant Awardsのページには何も記載がありません。こういったところも誠実ではないように見えてしまうのですが。
米国のワインと料理の雑誌Food & WineがAmerican Wine Awards 2008を発表しました(American Wine Awards 2008 | Food & Wine)。
* Importer of the Year
* Outstanding Sparkling Wine
* Best Wines for Under $20
* Winemaker of the Year
* Best Wines for Over $20
* Best New Winery
以上,六つの項目に分かれています。
20ドル以下のワインでは
シャルドネ 2007 Foxglove($15)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Brander Santa Ynez Valley($15)
ピノ・ノワール 2006 A to Z Wineworks Oregon($18)
メルロー 2005 Raymond R Collection($15)
カベルネ・ソヴィニョン 2005 Columbia Crest H3($15)
ジンファンデル Edmeades Mendocino County($18)
シラー 2006 Qupé Central Coast ($16)
が選ばれています。
この中ではA to Zのピノは日本でも割と入手しやすいと思います。価格は2000円台後半から3000円ちょっとというところ。RaymondのRやColumbia CrestのH3というのは初めて聞いた名前。新しいブランドのようです。キュペのシラーも日本で見ますが,もっと上のものが中心だと思います。
一方,20ドル超のワインでは
シャルドネ 2005 Ramey Ritchie Vineyard ($65)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Cliff Lede Napa Valley ($22)
ピノ・ノワール 2005 Talley Vineyards Rosemary’s Vineyard ($70)
メルロー 2005 Shafer Napa Valley ($45)
シラー 2006 Tensley Colson Canyon Vineyard ($38)
ジンファンデル 2005 Bella Lily Hill Estate ($36)
カベルネ・ソヴィニョン 2004 Harlan Estate ($600)
ボルドー・ブレンド 2005 Dominus ($129)
シェイファーのメルローは定番ですね。メルローはあまり飲みませんが,これは数少ない安心して飲めるメルローの一つです。日本での価格も昔より少し安くなりました。
600ドルのハーランが入っているのはちょっと違和感を感じるところ。ほかのが比較的入手が難しくなさそうなところで一つだけ異彩を放っています。これと比べるとドミナスはむちゃくちゃ安いですね。例えばWine Advocate誌の2003~2005のレイティングだけで比べるとHarlanが95,98,96+なのに対し,Dominusは95,94,96。大して変わりません。日本にはヴィンテージによって入ったりはいらなかったりのようで,2005は今のところ入っていなさそうです。
このほかの賞ではベスト新ワイナリに「Breggo Cellars」が選ばれています。ここはMendocinoのAnderson Valleyに2004年に作られたワイナリでピノ・ノワールやピノ・グリ,ゲヴェルツトラミナーなどを作っています。当初は自社畑を使うつもりだったのが,ブドウが育つのを待ちきれずに,さまざまな著名な畑と契約してワイン作りを始めたそうです。WAなどでも高い評価を受けています。
また,Winemaker of the YearはCelia Masyczek。SF Chronicle誌の次世代カルトでも取り上げられたDR Stephensのほか,既にメーリング・リストの待ち行列に入るための待ち行列があるというScarecrowやCornerstoneなど,のワインメーカーを務める女性です。難しい名前ですが「マーチェスキー」と発音するのが正しいそうです。勉強になりました。
* Importer of the Year
* Outstanding Sparkling Wine
* Best Wines for Under $20
* Winemaker of the Year
* Best Wines for Over $20
* Best New Winery
以上,六つの項目に分かれています。
20ドル以下のワインでは
シャルドネ 2007 Foxglove($15)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Brander Santa Ynez Valley($15)
ピノ・ノワール 2006 A to Z Wineworks Oregon($18)
メルロー 2005 Raymond R Collection($15)
カベルネ・ソヴィニョン 2005 Columbia Crest H3($15)
ジンファンデル Edmeades Mendocino County($18)
シラー 2006 Qupé Central Coast ($16)
が選ばれています。
この中ではA to Zのピノは日本でも割と入手しやすいと思います。価格は2000円台後半から3000円ちょっとというところ。RaymondのRやColumbia CrestのH3というのは初めて聞いた名前。新しいブランドのようです。キュペのシラーも日本で見ますが,もっと上のものが中心だと思います。
一方,20ドル超のワインでは
シャルドネ 2005 Ramey Ritchie Vineyard ($65)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Cliff Lede Napa Valley ($22)
ピノ・ノワール 2005 Talley Vineyards Rosemary’s Vineyard ($70)
メルロー 2005 Shafer Napa Valley ($45)
シラー 2006 Tensley Colson Canyon Vineyard ($38)
ジンファンデル 2005 Bella Lily Hill Estate ($36)
カベルネ・ソヴィニョン 2004 Harlan Estate ($600)
ボルドー・ブレンド 2005 Dominus ($129)
シェイファーのメルローは定番ですね。メルローはあまり飲みませんが,これは数少ない安心して飲めるメルローの一つです。日本での価格も昔より少し安くなりました。
600ドルのハーランが入っているのはちょっと違和感を感じるところ。ほかのが比較的入手が難しくなさそうなところで一つだけ異彩を放っています。これと比べるとドミナスはむちゃくちゃ安いですね。例えばWine Advocate誌の2003~2005のレイティングだけで比べるとHarlanが95,98,96+なのに対し,Dominusは95,94,96。大して変わりません。日本にはヴィンテージによって入ったりはいらなかったりのようで,2005は今のところ入っていなさそうです。
このほかの賞ではベスト新ワイナリに「Breggo Cellars」が選ばれています。ここはMendocinoのAnderson Valleyに2004年に作られたワイナリでピノ・ノワールやピノ・グリ,ゲヴェルツトラミナーなどを作っています。当初は自社畑を使うつもりだったのが,ブドウが育つのを待ちきれずに,さまざまな著名な畑と契約してワイン作りを始めたそうです。WAなどでも高い評価を受けています。
また,Winemaker of the YearはCelia Masyczek。SF Chronicle誌の次世代カルトでも取り上げられたDR Stephensのほか,既にメーリング・リストの待ち行列に入るための待ち行列があるというScarecrowやCornerstoneなど,のワインメーカーを務める女性です。難しい名前ですが「マーチェスキー」と発音するのが正しいそうです。勉強になりました。
英国のワイン雑誌Decanter誌が世界一のピノ・ノワールを決めるイベントを開き,その結果が多くの人を驚かせています(元記事)。
この「International Trophy for Pinot Noir」,まず地域別の一位を決め,その中から世界一を決めます。地域別トロフィーを受賞したのはニュージーランドはセントラル・オタゴのWild Earth Pinot,チリはカサブランカのCono Sur Ocio,ブルゴーニュからはMaison Camille Giroud Chambertin Grand Cru 2006,そしてドイツのDernauer Pfarrwingert Spätburgunder Grosses Gewächs 2005。
この中で世界一になったのはドイツのワイン。40ポンドというから8000円弱のものです。生産者のWeingut Meyer-Näkelはドイツでも最上のピノを作っているとか。
北米のピノが候補に入っていないのが残念ですが,ドイツのピノ,どんなのでしょうね。「seductive」と評されていますが。
【追記】Jancis Robinsonも記事を書いていました。
この「International Trophy for Pinot Noir」,まず地域別の一位を決め,その中から世界一を決めます。地域別トロフィーを受賞したのはニュージーランドはセントラル・オタゴのWild Earth Pinot,チリはカサブランカのCono Sur Ocio,ブルゴーニュからはMaison Camille Giroud Chambertin Grand Cru 2006,そしてドイツのDernauer Pfarrwingert Spätburgunder Grosses Gewächs 2005。
この中で世界一になったのはドイツのワイン。40ポンドというから8000円弱のものです。生産者のWeingut Meyer-Näkelはドイツでも最上のピノを作っているとか。
北米のピノが候補に入っていないのが残念ですが,ドイツのピノ,どんなのでしょうね。「seductive」と評されていますが。
【追記】Jancis Robinsonも記事を書いていました。