柳屋にFoxen Sea Smoke 2006が入っています。その名のとおり,FoxenがSea Smokeの畑のブドウを使って作るこのピノ・ノワール,WAでは2004年が96点で2005年が89+点,いつもWAとは意見が合わないWSも2004年が94点で2005年が87点と,珍しく2004を非常に高く評価することで意見が一致しています。果たして2006は評価が高い年なのか低い年なのかが気になるところです。
ただしWAにおける2005年のレビューは
ということで,レイティングで想像してしまうような劣ったワインではないようです。2004年はSea SmokeのTenをさらに力強くしたような強い味わいのワインでしたから,Sea SmokeでTenよりBotellaが好きという人が結構多いように,Foxenでも2005の方が好きという人もいるような気がします。
で,肝心の2006ですが,テイスティングノートはまだほとんどなさそうです。K&L Winesのページには
柳屋の受け売りですが,Foxenの2005年はWAでの最高のレイティングが92点(Syrah Tinaquaic)だったのに対し,2006は既にSyran Toasted Ropeで95点を取っているなど,ここまでレイティングが公開された4本がすべて92点以上という高得点になっています。
肝心の価格ですが,米国では66~90ドルといったところ。1万2800円(税抜き)はちょっと高いですが,本家Sea Smokeが以前と違って日本で入手しにくくなってしまったので,買っておく価値はありそうな気がします。
ただしWAにおける2005年のレビューは
Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.
ということで,レイティングで想像してしまうような劣ったワインではないようです。2004年はSea SmokeのTenをさらに力強くしたような強い味わいのワインでしたから,Sea SmokeでTenよりBotellaが好きという人が結構多いように,Foxenでも2005の方が好きという人もいるような気がします。
で,肝心の2006ですが,テイスティングノートはまだほとんどなさそうです。K&L Winesのページには
Another small-production pinot noir from the folks at Foxen. The 2006 Sea Smoke Vineyard Pinot Noir is loaded with rich, juicy black fruit and supple tannins. Like a succulent black plum crossed with a blueberry spiked with cardamom and clove spice.とありましたが,2005年についてはコメントがなく2004年はパーカーのレビューを引用していたので比較対象にならず,なんとも言えないところです。
柳屋の受け売りですが,Foxenの2005年はWAでの最高のレイティングが92点(Syrah Tinaquaic)だったのに対し,2006は既にSyran Toasted Ropeで95点を取っているなど,ここまでレイティングが公開された4本がすべて92点以上という高得点になっています。
肝心の価格ですが,米国では66~90ドルといったところ。1万2800円(税抜き)はちょっと高いですが,本家Sea Smokeが以前と違って日本で入手しにくくなってしまったので,買っておく価値はありそうな気がします。
いつ以来かわからないほど久々の小ネタ集です。
共和党の副大統領候補にサラ(セーラ,セイラ)・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ州知事が指名されて,とばっちりを受けているワインがあります。チリのワインでPalin Syrah(ペイリン・シラー)がそれ。
面白いのはとばっちりにも地域差があること。記事によると,サンフランシスコのワインバーではぱったりと売れなくなり,共和党が強いテキサスのヒューストンでは瞬く間に売れていっているそうです。
ナパのCopiaがサンフランシスコに進出するそうです。Robert Mondaviの財政危機にも絡んでおり,たびたびリストラの話が出るCopia(同日別のニュースでレイオフの記事もあり)ですが,SFで収益を出すことを期待しているようです。そのためにSFは別会社化するとのこと(NapaのCopiaはNPOなので)。
ソノマで太陽光発電を進める動きが広がっています。Solar Sonomaという名前です。ワイナリと太陽電池の話はしばしば登場しますが,地域を挙げて応援していく構えのようです。
Napa Valley Collegeが学生が作ったワインを商品として販売する権利を得ました。ワシントン州のワラワラで例があるものの,カリフォルニアでは初めてらしいです。Napa Valley Collegeといえば,ちゃん・りーさんが在米中にワインのクラスを取っていたと思います。そのときから販売していたら面白かったのに。
共和党の副大統領候補にサラ(セーラ,セイラ)・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ州知事が指名されて,とばっちりを受けているワインがあります。チリのワインでPalin Syrah(ペイリン・シラー)がそれ。
面白いのはとばっちりにも地域差があること。記事によると,サンフランシスコのワインバーではぱったりと売れなくなり,共和党が強いテキサスのヒューストンでは瞬く間に売れていっているそうです。
ナパのCopiaがサンフランシスコに進出するそうです。Robert Mondaviの財政危機にも絡んでおり,たびたびリストラの話が出るCopia(同日別のニュースでレイオフの記事もあり)ですが,SFで収益を出すことを期待しているようです。そのためにSFは別会社化するとのこと(NapaのCopiaはNPOなので)。
ソノマで太陽光発電を進める動きが広がっています。Solar Sonomaという名前です。ワイナリと太陽電池の話はしばしば登場しますが,地域を挙げて応援していく構えのようです。
Napa Valley Collegeが学生が作ったワインを商品として販売する権利を得ました。ワシントン州のワラワラで例があるものの,カリフォルニアでは初めてらしいです。Napa Valley Collegeといえば,ちゃん・りーさんが在米中にワインのクラスを取っていたと思います。そのときから販売していたら面白かったのに。
Wine Spectator誌がワイン・レイティング20万本達成を記念して,会員サイトへの無料アクセスを10月1日まで提供しています。
200,000th Wine Rating | Wine Spectator
上のリンクからメールアドレスを入れて「submit」すると,メールが送られてきます。メール内のリンクからアクセスできます。20万本のワイン・レイティングの検索ほか,過去記事なども読めます。
200,000th Wine Rating | Wine Spectator
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京橋ワイン(このショップはあまり紹介したくないのですが…)で,オレゴンのSineannの「自然派」ピノが割と安く出ています。
Resonanceという畑のもので,ここは完全に「ビオディナミ」の基準に則って作られており,認定も受けているそうです。ワイナリ自ら「自分たちのベスト」と呼ぶワイン。米国で50~60ドル程度のものが6480円(税抜き)なので,ほぼ現地価格です。
Resonanceという畑のもので,ここは完全に「ビオディナミ」の基準に則って作られており,認定も受けているそうです。ワイナリ自ら「自分たちのベスト」と呼ぶワイン。米国で50~60ドル程度のものが6480円(税抜き)なので,ほぼ現地価格です。
登龍の坦々麺といえば,坦々麺界でもトップクラスの評価を得ている(麻布十番店は星四つという事実は置いておいて)店ですが,何せ1800円と高いのが難点。気が向いたから行くとかっていう店ではありません。
そこが創業50周年で坦々麺をランチタイムに1000円で提供しているというので,勇んで行って来ました。実は麻布十番店は初めて。
メニューには四川皇麺(シセンソバ)と書いてありますが,ちゃんと「坦々麺」でオーダーは入ります。砂糖を付けて揚げたクルミと千切りにしたピーマンの醤油漬けがそれぞれ小皿に入って突き出しとして出てきます。ビールでも飲むならいい「あて」になりますが,とりあえず坦々麺が出るまでにちょっとずつつまんでおきます。ピーマンのほろ苦さが食欲を誘います。
5分ほどで坦々麺が登場。具はほうれん草とひき肉だけとシンプルです。ここの特徴はすりゴマ(だけじゃなさそうですが)の層が表面を分厚く覆っていること。また,食べたときにかすかに酸味を感じるのも特徴的で突き刺すような辛さと絶妙なバランスを出すのですが,麹町店と比べると麻布十番店はちょっと酸味が弱く,その分味が単調になるような。その辺りが若干評価が低い原因かもしれません。まあ,でもコシのある細麺にスープがよく絡み,水準をはるかに超える坦々麺であることは間違いありません。
食後にはアイスクリームも付きます(ところで,ここのアイスクリームのお皿,あまりにも平べったくてかなり食べにくいです。もっと縁に角度のあるお皿を使ってほしいところ)。これで1000円は安いなあ。キャンペーンがいつまでか分からないけどまた行こう。
そこが創業50周年で坦々麺をランチタイムに1000円で提供しているというので,勇んで行って来ました。実は麻布十番店は初めて。
メニューには四川皇麺(シセンソバ)と書いてありますが,ちゃんと「坦々麺」でオーダーは入ります。砂糖を付けて揚げたクルミと千切りにしたピーマンの醤油漬けがそれぞれ小皿に入って突き出しとして出てきます。ビールでも飲むならいい「あて」になりますが,とりあえず坦々麺が出るまでにちょっとずつつまんでおきます。ピーマンのほろ苦さが食欲を誘います。
5分ほどで坦々麺が登場。具はほうれん草とひき肉だけとシンプルです。ここの特徴はすりゴマ(だけじゃなさそうですが)の層が表面を分厚く覆っていること。また,食べたときにかすかに酸味を感じるのも特徴的で突き刺すような辛さと絶妙なバランスを出すのですが,麹町店と比べると麻布十番店はちょっと酸味が弱く,その分味が単調になるような。その辺りが若干評価が低い原因かもしれません。まあ,でもコシのある細麺にスープがよく絡み,水準をはるかに超える坦々麺であることは間違いありません。
食後にはアイスクリームも付きます(ところで,ここのアイスクリームのお皿,あまりにも平べったくてかなり食べにくいです。もっと縁に角度のあるお皿を使ってほしいところ)。これで1000円は安いなあ。キャンペーンがいつまでか分からないけどまた行こう。
先日,オレゴンのShea(シェア)の記事を書いたとき,
Sine Qua Non(シン・クア・ノン)が2003年までここのブドウを使っていた旨書きましたが,そのSine Qua Nonピノの垂直テイスティングを「The PinotFile」がしていました。
記事によると2004,2005年はSanta Rita Hillsのブドウでピノを作ったものの,ローヌ系品種,さらには自社畑に専念するために,もうピノは作らないそうです。つまり2005年がSine Qua Nonピノの最終ヴィンテージになります。
Sine Qua NonのSheaピノの最初のヴィンテージは1996年でしたが,記事では1998年から2005年までをレビューしています。1999,2002年あたりが特においしそうです。2004,2005のSanta Rita Hillsもパワフルなピノが好きな人には熱烈に受け入れられそうです。なお,2003は今回残念ながらブショネだったそうで「サランラップのテクニックを使ったけどうまくいかなかった」とのこと。
また,Sine Qua Nonが使っていたブロックのブドウは現在はLoringとPaliに行っているとか。そういえば,今年財政上の都合でLoring買ってません。Sheaほしい人いるなら買いますが。
もう一個余談で,PinotFileって前はPDFだったのですが,HTMLの記事に変わったのですね。PDF版は有料に変わったということでしょうか。
なお,さすがにSine Qua Nonのピノは日本で入手するのは困難です。ただ,例のAtlantisのグルナッシュの方(WAで98点)は,まだわずかに売っている店があります。
Sine Qua Non(シン・クア・ノン)が2003年までここのブドウを使っていた旨書きましたが,そのSine Qua Nonピノの垂直テイスティングを「The PinotFile」がしていました。
記事によると2004,2005年はSanta Rita Hillsのブドウでピノを作ったものの,ローヌ系品種,さらには自社畑に専念するために,もうピノは作らないそうです。つまり2005年がSine Qua Nonピノの最終ヴィンテージになります。
Sine Qua NonのSheaピノの最初のヴィンテージは1996年でしたが,記事では1998年から2005年までをレビューしています。1999,2002年あたりが特においしそうです。2004,2005のSanta Rita Hillsもパワフルなピノが好きな人には熱烈に受け入れられそうです。なお,2003は今回残念ながらブショネだったそうで「サランラップのテクニックを使ったけどうまくいかなかった」とのこと。
また,Sine Qua Nonが使っていたブロックのブドウは現在はLoringとPaliに行っているとか。そういえば,今年財政上の都合でLoring買ってません。Sheaほしい人いるなら買いますが。
もう一個余談で,PinotFileって前はPDFだったのですが,HTMLの記事に変わったのですね。PDF版は有料に変わったということでしょうか。
なお,さすがにSine Qua Nonのピノは日本で入手するのは困難です。ただ,例のAtlantisのグルナッシュの方(WAで98点)は,まだわずかに売っている店があります。
ワインの輸送中に高熱にさらされることがなかったかどうかは,ワイン好きならだれしも気になるところ。特に船便でワインを運ぶときなどは熱に全部やられてしまうことだって十分にあり得ます。
ナパのWTN Services(1-800-FLOWERS社の子会社)が,そういった心配に対応するため,輸送中の温度を記録するラベルを提供しています。
米PakSense社が開発したこの製品,当初は食品の輸送を想定したものだったそうですが,ワインにも有効だと考えたWTN Services社が採用し,ヒット・サービスになったとか。
ラベルは下の写真のようなもの。
シュガーパックくらいのサイズで左上のOKのところが,温度が指定した範囲に入っていたかどうかを判別するものだと思います。
これを利用するコストは1ケース当たり20ドル。決して安くはないですが,1本数十ドル以上する高級ワインであれば,使う価値はあるでしょう。インポータもこういったサービスを使うと顧客への信頼度を上げられるのではないかと思います。
ナパのWTN Services(1-800-FLOWERS社の子会社)が,そういった心配に対応するため,輸送中の温度を記録するラベルを提供しています。
"About the size of a pack of sugar, the labels can be programmed for a range of temperatures and placed directly on the product or product packaging. A light flashes green if the product stays within specifications and yellow if it doesn"
High-tech wine labels track travel temperatures - San Jose Mercury News
米PakSense社が開発したこの製品,当初は食品の輸送を想定したものだったそうですが,ワインにも有効だと考えたWTN Services社が採用し,ヒット・サービスになったとか。
ラベルは下の写真のようなもの。
シュガーパックくらいのサイズで左上のOKのところが,温度が指定した範囲に入っていたかどうかを判別するものだと思います。
これを利用するコストは1ケース当たり20ドル。決して安くはないですが,1本数十ドル以上する高級ワインであれば,使う価値はあるでしょう。インポータもこういったサービスを使うと顧客への信頼度を上げられるのではないかと思います。
takuyaさんのmixi日記経由で知った,宮川俊二さんのブログに載っていた話です。
宮川さんによると
とのこと。おそらく,同席された堀賢一さん(Wine Institute of California日本代表)に伺った話なのでしょうから,信憑性は高いです。楽しみです。
宮川さんによると
今、ナパではある日本映画のプロジェクトが進んでいます。
制作はパブリシティの上手な会社ですから、来年、日本でもカリフォルニア・ワイン、
きっと盛り上がりますよ。
とのこと。おそらく,同席された堀賢一さん(Wine Institute of California日本代表)に伺った話なのでしょうから,信憑性は高いです。楽しみです。
米国西海岸のピノノワール専門誌「Pinot Report」で97点がついたシェア(Shea)の「イースト・ヒル 2006」ピノが柳屋で6000円台(税抜き)です。米国での価格は約50ドルなので,値段もまあまあでしょう。
Sheaといえば,あのSine Qua Nonが2003年までここの畑のピノを作っており,2002年のHollerin’ MはWA誌で96点を得ています。またBrian Loring,Beaux Freres, Bergstrom,Auteur,Pani,Roessler,St. Innocentなどが採用しているオレゴンでは非常に有名な畑。こちらのページにはブロックの場所と使っているワイナリの一覧が載っています。
ちなみにEast Hillの2005年はWine Advocate誌で90点(レビュワはJay Miller)。レビュー中には2006年にも言及があり
ということです。
Sheaといえば,あのSine Qua Nonが2003年までここの畑のピノを作っており,2002年のHollerin’ MはWA誌で96点を得ています。またBrian Loring,Beaux Freres, Bergstrom,Auteur,Pani,Roessler,St. Innocentなどが採用しているオレゴンでは非常に有名な畑。こちらのページにはブロックの場所と使っているワイナリの一覧が載っています。
ちなみにEast Hillの2005年はWine Advocate誌で90点(レビュワはJay Miller)。レビュー中には2006年にも言及があり
he 2006 Shea Pinot Noirs tasted from barrel reflect a totally different style of vintage. They are riper, more fragrant, more alcoholic, softer, and user-friendly. They lack the muscle, acidity, and tannin of 2005 but seem to be significantly better balanced.
ということです。
コストパフォーマンスの高いワインの特集だったWA178。発刊時にも記事を書きましたが,そのときにどこの店にもなかったタブラス・クリークのコート・ド・タブラスが柳屋に入っています。レイティングは91点。
Tablas Creek’s Cotes du Rhone effort is the exceptional 2005 Cotes de Tablas, a blend of 43% Grenache, 24% Mourvedre, 18% Syrah, and 15% Counoise. There are 3,900 cases of this delicious, deep ruby/purple-hued offering. Aromas of smoke, roasted herbs, meat juices, black currants and cherries are followed by a medium to full-bodied wine displaying beautiful purity, fruit, and depth. Drink it over the next 5-6 years.
Wine Spectator誌のビデオ・コンテストの結果が発表されています。1位のビデオは「Wine and the City」というタイトルで,おそらく「Sex and the City」をもじったんでしょう。Sex and the Cityを見ていないのでちょっとぴんとこないビデオでした。2位は「CA Collection」という様々なCAのワインメーカーが登場するもの。これはいいです。
3位はオーストラリアから。ちょっとくだらないけど面白いです。
一番しょうもないけど面白かったのは5位のビデオ。僕的にはこれが1位です。このビデオはエンベッドできないので,リンク先で見てください。
3位はオーストラリアから。ちょっとくだらないけど面白いです。
一番しょうもないけど面白かったのは5位のビデオ。僕的にはこれが1位です。このビデオはエンベッドできないので,リンク先で見てください。
SEOとかアクセス分析とかあまり熱心にやる方ではないのですが,このところ検索語としてコンスタントに使われているのが「Bergstrom」と「Raymond Napa」。BergstromはオレゴンのワイナリでRaymondはナパにあります。どちらもそんなに記事には取り上げていないと思うので,来てがっかりしたのではないかとちょっと心配です。
それにしてもどうしてこの二つの検索が多いんでしょうね? 何かに載ったのかな? ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
あと,ちょっと奇妙なのでは「枚方大和郡山線 勾配」という検索語でいくつかのアクセスがあること。大体そんなの取り上げたこともないので,検索でうちのサイトがひっかかる方が不思議です。
それにしてもどうしてこの二つの検索が多いんでしょうね? 何かに載ったのかな? ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
あと,ちょっと奇妙なのでは「枚方大和郡山線 勾配」という検索語でいくつかのアクセスがあること。大体そんなの取り上げたこともないので,検索でうちのサイトがひっかかる方が不思議です。
サンフランシスコの中心部に新しくテイスティング・ルームが開設されました(元記事)。Press Clubというこのファシリティ,9000フィート四方(約836m2)というからかなりの広さです。ここに八つのワイナリが参加しています。
* Chateau Montelena Winery -- Napa Valley
* Fritz Winery -- Dry Creek Valley
* Hanna Winery & Vineyards -- Sonoma County
* Landmark Vineyards -- Sonoma Valley
* Miner Family Vineyards -- Oakville
* Mount Eden Vineyards -- Santa Cruz Mountains
* Pahlmeyer -- Napa Valley/Sonoma Coast
* Saintsbury -- Carneros
というのがそのラインナップ。いずれ劣らぬそうそうたる顔ぶれです。創設者であるAndrew ChunとJan Wigintonはサンフランシスコの新しい人気スポット「Ferry Building」に触発されて,すばらしいワイナリを集めたテイスティングルームを作ることを思いついたそうです。
サンフランシスコに観光に来たけどワインカントリーまで行く時間はない,といった人はかなりいるでしょうから,手軽にワインカントリーが味わえるのはいいですね。個室があるのでオリジナルのイベントも開けるようです。
オープンは月-木が2時~9時,金土が11時~9時,日曜日が11時~6時。電話は(415)744-5000
住所は
20 Yerba Buena Lane,San Francisco CA 94103
ですが,Google Mapsなどでは大分離れた「Yerba Buena Ave」を調べてしまいます。そういうときは「767 Market Street」としてみてください。
* Chateau Montelena Winery -- Napa Valley
* Fritz Winery -- Dry Creek Valley
* Hanna Winery & Vineyards -- Sonoma County
* Landmark Vineyards -- Sonoma Valley
* Miner Family Vineyards -- Oakville
* Mount Eden Vineyards -- Santa Cruz Mountains
* Pahlmeyer -- Napa Valley/Sonoma Coast
* Saintsbury -- Carneros
というのがそのラインナップ。いずれ劣らぬそうそうたる顔ぶれです。創設者であるAndrew ChunとJan Wigintonはサンフランシスコの新しい人気スポット「Ferry Building」に触発されて,すばらしいワイナリを集めたテイスティングルームを作ることを思いついたそうです。
サンフランシスコに観光に来たけどワインカントリーまで行く時間はない,といった人はかなりいるでしょうから,手軽にワインカントリーが味わえるのはいいですね。個室があるのでオリジナルのイベントも開けるようです。
オープンは月-木が2時~9時,金土が11時~9時,日曜日が11時~6時。電話は(415)744-5000
住所は
20 Yerba Buena Lane,San Francisco CA 94103
ですが,Google Mapsなどでは大分離れた「Yerba Buena Ave」を調べてしまいます。そういうときは「767 Market Street」としてみてください。
Robert Parkerの有料サイトに,Lisa Perrotti-Brownによるレビューのコーナーができました「In Asia」という総合タイトルが付いており,これまで「In Japan」「Koshu」「A Tasting of Japanese Wines」「Favorites for Japan」と四つの記事が掲載されています。
日本産のワインだけでなく,日本で売っている他国産のワインも書かれています。例えば「Favorites for Japan」では「Au Bon Climat Pinot Noir Santa Maria 2006」が92点(ちょっと甘いような…)と評価されています。
国産ワインの点数は読売新聞サイトのニュースに引用されていました。
レビュワのLisa Perrotti-Brown(リサ・ペロッティ・ブラウン)さんは今年のMW(Master of Wine)の合格者。シンガポール在住。2002年から数年東京に住んでおり,インポータやアカデミー・デュ・ヴァンの臨時講師などを務めていたそうです。
なお,パーカーの掲示板にもIn Asia専用のコーナーができています。
日本産のワインだけでなく,日本で売っている他国産のワインも書かれています。例えば「Favorites for Japan」では「Au Bon Climat Pinot Noir Santa Maria 2006」が92点(ちょっと甘いような…)と評価されています。
国産ワインの点数は読売新聞サイトのニュースに引用されていました。
レビュワのLisa Perrotti-Brown(リサ・ペロッティ・ブラウン)さんは今年のMW(Master of Wine)の合格者。シンガポール在住。2002年から数年東京に住んでおり,インポータやアカデミー・デュ・ヴァンの臨時講師などを務めていたそうです。
なお,パーカーの掲示板にもIn Asia専用のコーナーができています。
ジラードのシャルドネの話題が出たからというわけではありませんがジラードのソヴィニョン・ブランを飲みました。
このソヴィニョン・ブラン,やっぱりおいしいです。鮮烈な酸味に果実味のふくよかさ。以前,NZのドッグポイント ソヴィニョン・ブランの感想で
と書きましたが,これもタイプは同じです。味わい的にも甲乙付けがたいところ。国内の価格は2500円くらいですからドッグポイントよりも安いです。
実はワインインスタイルのアウトレット・セールで買ったので,ラベルはゆがんでますが,今回の購入価格は1500円以下。これなら大もうけです。
このソヴィニョン・ブラン,やっぱりおいしいです。鮮烈な酸味に果実味のふくよかさ。以前,NZのドッグポイント ソヴィニョン・ブランの感想で
アサヒ・スーパードライのCMに「コクがあるのにキレがある」というコピーがありましたが,このワインもまさにそれ。鋭い酸で飲み口は極めてさわやかですが,香りや味わいは薄っぺらでなくしっかりしています。
と書きましたが,これもタイプは同じです。味わい的にも甲乙付けがたいところ。国内の価格は2500円くらいですからドッグポイントよりも安いです。
実はワインインスタイルのアウトレット・セールで買ったので,ラベルはゆがんでますが,今回の購入価格は1500円以下。これなら大もうけです。
英Times紙といえば英国でも権威ある新聞ですが,そこに「神の雫」の記事が載っていました。
記事の内容は,主人公の神崎雫がアジアのワイン・マーケットにどれだけ影響力を持っているかという話。日本だけでなく,台湾や韓国におけるワインセールスにも多大な影響を及ぼし,全日空の機内用のワイン選択にも影響しているとのこと。韓国ではショップにおけるワインの販売が1/3以下だったのが70~80%になるなどの減少現象が起こっており,「ヨン様」が神の雫の映画に出るといううわさも絶えないそうです。
ちなみに日本でもソムリエ・コースが定員一杯になっているというのですが,本当でしょうか?
記事の内容は,主人公の神崎雫がアジアのワイン・マーケットにどれだけ影響力を持っているかという話。日本だけでなく,台湾や韓国におけるワインセールスにも多大な影響を及ぼし,全日空の機内用のワイン選択にも影響しているとのこと。韓国ではショップにおけるワインの販売が1/3以下だったのが70~80%になるなどの
ちなみに日本でもソムリエ・コースが定員一杯になっているというのですが,本当でしょうか?
先日,「買い」でしょうと書いたGirardのシャルドネ,柳屋などほかのショップでも出ています。柳屋はちょっと値段上ですが,ジラードのワイン6本で送料無料。取り置きも可能なので,送料節約したい向きにはいいかもしれません。
ちょっとややこしいタイトルになってしまいましたが,Wine Spectator(WS)誌のRestaurant AwardsでAward of Excellenceに選ばれたミラノのレストランが実は架空だった,という問題に,WS誌Executive EditorのThomas Matthews氏が反論と弁解をしたわけですが,この反論に対して,架空のレストランを実際にしかけた張本人であるRobin Goldstein氏が再度反論しています。
WSの弁解では,そのレストランに何度も電話したが留守番電話のメッセージが出ただけであったということを実在確認できなかった理由として挙げていますが,Goldstein氏はまじめにコンタクトしようと思ったのならなぜメッセージを残したりメールを送ったりしてこなかったのか,と疑問を呈しています。氏によると,受賞が決まった後,広告担当の部署からは,賞が発表される号に広告を出さないかという連絡を留守電メッセージおよびメールで受けており,同誌が一生懸命コンタクトしようとしたのは,広告によるものだけだと切って捨てます。
また,WSの弁解ではリストに載った256のワインのうち80点未満のワインは15本だけであり,102本は80点以上だった。だからAward of Excellenceに値すると判断した,としていますが,Goldstein氏はWSのデータベースに登録されたもので80点以上のワインは88%に上る。117本中102本というのは87%でWSのデータベースの平均以下であり,それをExcellenceと言っていいものか,と問うています。
最後に,WSは詐欺に引っかかったのであり,だれでも詐欺から完全に逃れることはできないと述べているのに対しては「確かに,これはだまそうとしたものである。ただ,それは読者や一般大衆に正しくない情報を与えているのではないかということを明かすのに必要だった。それに,そのだましはさほど努力が要るものではなかった。どれも数時間もあればできることだった」と反論しています。
前回も書きましたが,私はWSのやっていることは十分ではないと思っています。今回は架空のレストランであり,仕掛けた本人がそれを明らかにしたことで,読者や一般も知ることになったわけですが,実在のレストランが架空のワインリストで賞を得ることだって簡単にできるわけです。WSがチェックする一時期だけ,Webサイトにワインリストを提示するといったことだってできるのですから。まず,最低限の情報公開として,レストランから提示されているワインリストはWSのWebサイトで誰でも見られるようにすることが必要ではないでしょうか。
また,WSが反論を書いたのは同誌のフォーラムにおいてだけ。肝心のRestaurant Awardsのページには何も記載がありません。こういったところも誠実ではないように見えてしまうのですが。
WSの弁解では,そのレストランに何度も電話したが留守番電話のメッセージが出ただけであったということを実在確認できなかった理由として挙げていますが,Goldstein氏はまじめにコンタクトしようと思ったのならなぜメッセージを残したりメールを送ったりしてこなかったのか,と疑問を呈しています。氏によると,受賞が決まった後,広告担当の部署からは,賞が発表される号に広告を出さないかという連絡を留守電メッセージおよびメールで受けており,同誌が一生懸命コンタクトしようとしたのは,広告によるものだけだと切って捨てます。
また,WSの弁解ではリストに載った256のワインのうち80点未満のワインは15本だけであり,102本は80点以上だった。だからAward of Excellenceに値すると判断した,としていますが,Goldstein氏はWSのデータベースに登録されたもので80点以上のワインは88%に上る。117本中102本というのは87%でWSのデータベースの平均以下であり,それをExcellenceと言っていいものか,と問うています。
最後に,WSは詐欺に引っかかったのであり,だれでも詐欺から完全に逃れることはできないと述べているのに対しては「確かに,これはだまそうとしたものである。ただ,それは読者や一般大衆に正しくない情報を与えているのではないかということを明かすのに必要だった。それに,そのだましはさほど努力が要るものではなかった。どれも数時間もあればできることだった」と反論しています。
前回も書きましたが,私はWSのやっていることは十分ではないと思っています。今回は架空のレストランであり,仕掛けた本人がそれを明らかにしたことで,読者や一般も知ることになったわけですが,実在のレストランが架空のワインリストで賞を得ることだって簡単にできるわけです。WSがチェックする一時期だけ,Webサイトにワインリストを提示するといったことだってできるのですから。まず,最低限の情報公開として,レストランから提示されているワインリストはWSのWebサイトで誰でも見られるようにすることが必要ではないでしょうか。
また,WSが反論を書いたのは同誌のフォーラムにおいてだけ。肝心のRestaurant Awardsのページには何も記載がありません。こういったところも誠実ではないように見えてしまうのですが。
カリフォルニアワインあらかるとでGirard(ジラード)のシャルドネが税抜き2890円で出ています。米国の小売価格で20~26ドル程度なので,やや高めの方とはいってもほとんど変わらないレベル。いい値段だと思います。
というかGirardはこれまでジンファンデルと,ソヴィニョン・ブランは何回も飲んでいるのですが,シャルドネはあることすら知りませんでした。ワイナリはナパ東方のプリチャード・ヒルにあるのですが,シャルドネはソノマのRussian River Valleyから購入しているそうです。Wine Advocate誌で90点付いています。パーカーのコメントは
ジラードはジンファンデルもソヴィニョン・ブランも非常にいいできのワインを作っています。特にジンファンデルはここ1~2年の僕の一押し。このシャルドネも間違いのないところでしょう。
ついでといっては何ですが,昨日紹介したFood & Wineの賞を受けたワインからA to ZのピノとShaferのメルローを載せておきます。パシフィック・ワイン・セラーズは送料無料で木曜日朝9:59まで楽天のポイント10倍。買うなら今日のうちに。
というかGirardはこれまでジンファンデルと,ソヴィニョン・ブランは何回も飲んでいるのですが,シャルドネはあることすら知りませんでした。ワイナリはナパ東方のプリチャード・ヒルにあるのですが,シャルドネはソノマのRussian River Valleyから購入しているそうです。Wine Advocate誌で90点付いています。パーカーのコメントは
This brilliant Chardonnay was barrel-fermented in French oak and aged sur-lie for ten months. It boasts abundant amounts of honeysuckle and tropical fruits in a medium-bodied, pure, crisp format. Only a light touch of wood is noticeable
ジラードはジンファンデルもソヴィニョン・ブランも非常にいいできのワインを作っています。特にジンファンデルはここ1~2年の僕の一押し。このシャルドネも間違いのないところでしょう。
ついでといっては何ですが,昨日紹介したFood & Wineの賞を受けたワインからA to ZのピノとShaferのメルローを載せておきます。パシフィック・ワイン・セラーズは送料無料で木曜日朝9:59まで楽天のポイント10倍。買うなら今日のうちに。
米国のワインと料理の雑誌Food & WineがAmerican Wine Awards 2008を発表しました(American Wine Awards 2008 | Food & Wine)。
* Importer of the Year
* Outstanding Sparkling Wine
* Best Wines for Under $20
* Winemaker of the Year
* Best Wines for Over $20
* Best New Winery
以上,六つの項目に分かれています。
20ドル以下のワインでは
シャルドネ 2007 Foxglove($15)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Brander Santa Ynez Valley($15)
ピノ・ノワール 2006 A to Z Wineworks Oregon($18)
メルロー 2005 Raymond R Collection($15)
カベルネ・ソヴィニョン 2005 Columbia Crest H3($15)
ジンファンデル Edmeades Mendocino County($18)
シラー 2006 Qupé Central Coast ($16)
が選ばれています。
この中ではA to Zのピノは日本でも割と入手しやすいと思います。価格は2000円台後半から3000円ちょっとというところ。RaymondのRやColumbia CrestのH3というのは初めて聞いた名前。新しいブランドのようです。キュペのシラーも日本で見ますが,もっと上のものが中心だと思います。
一方,20ドル超のワインでは
シャルドネ 2005 Ramey Ritchie Vineyard ($65)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Cliff Lede Napa Valley ($22)
ピノ・ノワール 2005 Talley Vineyards Rosemary’s Vineyard ($70)
メルロー 2005 Shafer Napa Valley ($45)
シラー 2006 Tensley Colson Canyon Vineyard ($38)
ジンファンデル 2005 Bella Lily Hill Estate ($36)
カベルネ・ソヴィニョン 2004 Harlan Estate ($600)
ボルドー・ブレンド 2005 Dominus ($129)
シェイファーのメルローは定番ですね。メルローはあまり飲みませんが,これは数少ない安心して飲めるメルローの一つです。日本での価格も昔より少し安くなりました。
600ドルのハーランが入っているのはちょっと違和感を感じるところ。ほかのが比較的入手が難しくなさそうなところで一つだけ異彩を放っています。これと比べるとドミナスはむちゃくちゃ安いですね。例えばWine Advocate誌の2003~2005のレイティングだけで比べるとHarlanが95,98,96+なのに対し,Dominusは95,94,96。大して変わりません。日本にはヴィンテージによって入ったりはいらなかったりのようで,2005は今のところ入っていなさそうです。
このほかの賞ではベスト新ワイナリに「Breggo Cellars」が選ばれています。ここはMendocinoのAnderson Valleyに2004年に作られたワイナリでピノ・ノワールやピノ・グリ,ゲヴェルツトラミナーなどを作っています。当初は自社畑を使うつもりだったのが,ブドウが育つのを待ちきれずに,さまざまな著名な畑と契約してワイン作りを始めたそうです。WAなどでも高い評価を受けています。
また,Winemaker of the YearはCelia Masyczek。SF Chronicle誌の次世代カルトでも取り上げられたDR Stephensのほか,既にメーリング・リストの待ち行列に入るための待ち行列があるというScarecrowやCornerstoneなど,のワインメーカーを務める女性です。難しい名前ですが「マーチェスキー」と発音するのが正しいそうです。勉強になりました。
* Importer of the Year
* Outstanding Sparkling Wine
* Best Wines for Under $20
* Winemaker of the Year
* Best Wines for Over $20
* Best New Winery
以上,六つの項目に分かれています。
20ドル以下のワインでは
シャルドネ 2007 Foxglove($15)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Brander Santa Ynez Valley($15)
ピノ・ノワール 2006 A to Z Wineworks Oregon($18)
メルロー 2005 Raymond R Collection($15)
カベルネ・ソヴィニョン 2005 Columbia Crest H3($15)
ジンファンデル Edmeades Mendocino County($18)
シラー 2006 Qupé Central Coast ($16)
が選ばれています。
この中ではA to Zのピノは日本でも割と入手しやすいと思います。価格は2000円台後半から3000円ちょっとというところ。RaymondのRやColumbia CrestのH3というのは初めて聞いた名前。新しいブランドのようです。キュペのシラーも日本で見ますが,もっと上のものが中心だと思います。
一方,20ドル超のワインでは
シャルドネ 2005 Ramey Ritchie Vineyard ($65)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Cliff Lede Napa Valley ($22)
ピノ・ノワール 2005 Talley Vineyards Rosemary’s Vineyard ($70)
メルロー 2005 Shafer Napa Valley ($45)
シラー 2006 Tensley Colson Canyon Vineyard ($38)
ジンファンデル 2005 Bella Lily Hill Estate ($36)
カベルネ・ソヴィニョン 2004 Harlan Estate ($600)
ボルドー・ブレンド 2005 Dominus ($129)
シェイファーのメルローは定番ですね。メルローはあまり飲みませんが,これは数少ない安心して飲めるメルローの一つです。日本での価格も昔より少し安くなりました。
600ドルのハーランが入っているのはちょっと違和感を感じるところ。ほかのが比較的入手が難しくなさそうなところで一つだけ異彩を放っています。これと比べるとドミナスはむちゃくちゃ安いですね。例えばWine Advocate誌の2003~2005のレイティングだけで比べるとHarlanが95,98,96+なのに対し,Dominusは95,94,96。大して変わりません。日本にはヴィンテージによって入ったりはいらなかったりのようで,2005は今のところ入っていなさそうです。
このほかの賞ではベスト新ワイナリに「Breggo Cellars」が選ばれています。ここはMendocinoのAnderson Valleyに2004年に作られたワイナリでピノ・ノワールやピノ・グリ,ゲヴェルツトラミナーなどを作っています。当初は自社畑を使うつもりだったのが,ブドウが育つのを待ちきれずに,さまざまな著名な畑と契約してワイン作りを始めたそうです。WAなどでも高い評価を受けています。
また,Winemaker of the YearはCelia Masyczek。SF Chronicle誌の次世代カルトでも取り上げられたDR Stephensのほか,既にメーリング・リストの待ち行列に入るための待ち行列があるというScarecrowやCornerstoneなど,のワインメーカーを務める女性です。難しい名前ですが「マーチェスキー」と発音するのが正しいそうです。勉強になりました。
麻布十番のレストランCWG(California Wine Garden)でCrushpadで作られたシャルドネ3種,ピノ・ノワール3種が格安で提供されます。
シャルドネは
2005 CH.igai Takaha
Santa Maria Valley, "Jewel Wish"
2005 Niholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Tabby's
Santa LuciaHighlands SleepyHollow"UnOaked"
の3種。ピノは
2005 CH.igai Takaha
Sonoma,RRV, Amber Ridge,"Divine Wish"
2005 Nicholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Dain Wines
RRV, Amber Ridge, "AmericanBeauty"
の3種でいずれも8880円。例えばDainのAmerican BeautyはVin du 268における価格が7650円。米国の小売価格でも50ドル近くします。日本のレストランだと小売の2倍は当たり前,3倍も普通といった感じですから,CWGの値段ははるかに格安です。
さらにメルマガ登録者は予約していくと8880円から8000円にと,もう1割下がります。小売価格とほとんど同じという安さです。これはお勧め。
シャルドネは
2005 CH.igai Takaha
Santa Maria Valley, "Jewel Wish"
2005 Niholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Tabby's
Santa LuciaHighlands SleepyHollow"UnOaked"
の3種。ピノは
2005 CH.igai Takaha
Sonoma,RRV, Amber Ridge,"Divine Wish"
2005 Nicholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Dain Wines
RRV, Amber Ridge, "AmericanBeauty"
の3種でいずれも8880円。例えばDainのAmerican BeautyはVin du 268における価格が7650円。米国の小売価格でも50ドル近くします。日本のレストランだと小売の2倍は当たり前,3倍も普通といった感じですから,CWGの値段ははるかに格安です。
さらにメルマガ登録者は予約していくと8880円から8000円にと,もう1割下がります。小売価格とほとんど同じという安さです。これはお勧め。
サンフランシスコ・クロニクル紙の「次世代カルト」でも取り上げられたFuto(フトー)が,日本に入ってきています。しかも米国ではオークションで300ドル以上でないと買えないのに税抜き2万8350円と,それより安い値段。【追記】柳屋には税抜き2万9800円で入っています。
このFuto。名前はオーナーの苗字ですが,畑はHarlanから石が転がって落ちるくらいのところと至近にあり,かのDavid Abreuが畑を管理,さらにMark Aubertがワインを作るという,なんとも贅沢なワインです。
この2005年のWAでの評価は95+。いわゆるカルト的な,濃くて早くから飲みやすい作りより,抑制された味わいだそうです。20~25年は持つとのこと。
このFuto。名前はオーナーの苗字ですが,畑はHarlanから石が転がって落ちるくらいのところと至近にあり,かのDavid Abreuが畑を管理,さらにMark Aubertがワインを作るという,なんとも贅沢なワインです。
この2005年のWAでの評価は95+。いわゆるカルト的な,濃くて早くから飲みやすい作りより,抑制された味わいだそうです。20~25年は持つとのこと。
The 2005, which is again a wine dominated by Cabernet Sauvignon, has a dense purple color, gorgeous structure, good acidity, but full-bodied power, a layered mouthfeel, and sweet oak (mostly Taransaud) that integrates beautifully into the black currant and blackberry fruit intermixed with espresso, licorice, and spice. This is another beauty, slightly more restrained and less flamboyant compared to 2004, but built for the long haul. This wine should age for 20-25 years.
Wine Advocate誌の178号が公表されました。カリフォルニアは「バリュー・ワイン」(コストパフォーマンスの高いワイン)の特集。このテーマでの特集はもしかして初めてでは? 主として25ドル以下のワインが集められています。
中でも92点以上の高得点が付いたのが以下のもの。
この中でMelvilleの2本が目立ちますが,実はこれは前号でもレビューされています。コストパフォーマンスが高いので再掲された格好。どうやら今回の特集のために取材をしたというよりも,過去のテイスティングからコスト・パフォーマンスが高いものを集めて作ったという感じのようです。
残念ながら上位のワインで日本に入ってきているものはなさそうです。シャトー・セント・ジーンとかRosenblumとかカーライルとかタブラス・クリーク,バリューワインでは必ず名前が挙がるワイナリが,上に示した以下にもたくさん出てくるのですが日本にはわずかしか入ってなかったり値段が高かったり,上位のラインしかないことが多いように感じます。
その中でありました。これは,というワインが。
中でも92点以上の高得点が付いたのが以下のもの。
この中でMelvilleの2本が目立ちますが,実はこれは前号でもレビューされています。コストパフォーマンスが高いので再掲された格好。どうやら今回の特集のために取材をしたというよりも,過去のテイスティングからコスト・パフォーマンスが高いものを集めて作ったという感じのようです。
残念ながら上位のワインで日本に入ってきているものはなさそうです。シャトー・セント・ジーンとかRosenblumとかカーライルとかタブラス・クリーク,バリューワインでは必ず名前が挙がるワイナリが,上に示した以下にもたくさん出てくるのですが日本にはわずかしか入ってなかったり値段が高かったり,上位のラインしかないことが多いように感じます。
その中でありました。これは,というワインが。
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すっかり忘れていましたが,それと忙しくて更新も途絶えがちですが,今年も9月は「カリフォルニアワイン月間」です。「今年も?」と思ったあなた。そうなんです。今年「も」なんです。去年もそうだったし,おととしもそうでした。なんと一昨々年も。
アーノルド・シュワルツェネッガー知事が,来日したこともあったこのワイン月間ですが,具体的に何をやっているのかは,毎年よく分からないところ。イベントの一覧はありますが,ワイン月間と言われなくてもやるようなものばかりです。もうちょっと成果が分かりやすい形でやってくれるといいのですが。
何はともあれWebサイトはフラッシュを多用して,以前よりも魅力的になった感じです。
というわけで便乗して「宣言」してみましたが,特にこのサイトでも企画しているイベントはありません。悪しからず~
アーノルド・シュワルツェネッガー知事が,来日したこともあったこのワイン月間ですが,具体的に何をやっているのかは,毎年よく分からないところ。イベントの一覧はありますが,ワイン月間と言われなくてもやるようなものばかりです。もうちょっと成果が分かりやすい形でやってくれるといいのですが。
何はともあれWebサイトはフラッシュを多用して,以前よりも魅力的になった感じです。
というわけで便乗して「宣言」してみましたが,特にこのサイトでも企画しているイベントはありません。悪しからず~
英国のワイン雑誌Decanter誌が世界一のピノ・ノワールを決めるイベントを開き,その結果が多くの人を驚かせています(元記事)。
この「International Trophy for Pinot Noir」,まず地域別の一位を決め,その中から世界一を決めます。地域別トロフィーを受賞したのはニュージーランドはセントラル・オタゴのWild Earth Pinot,チリはカサブランカのCono Sur Ocio,ブルゴーニュからはMaison Camille Giroud Chambertin Grand Cru 2006,そしてドイツのDernauer Pfarrwingert Spätburgunder Grosses Gewächs 2005。
この中で世界一になったのはドイツのワイン。40ポンドというから8000円弱のものです。生産者のWeingut Meyer-Näkelはドイツでも最上のピノを作っているとか。
北米のピノが候補に入っていないのが残念ですが,ドイツのピノ,どんなのでしょうね。「seductive」と評されていますが。
【追記】Jancis Robinsonも記事を書いていました。
この「International Trophy for Pinot Noir」,まず地域別の一位を決め,その中から世界一を決めます。地域別トロフィーを受賞したのはニュージーランドはセントラル・オタゴのWild Earth Pinot,チリはカサブランカのCono Sur Ocio,ブルゴーニュからはMaison Camille Giroud Chambertin Grand Cru 2006,そしてドイツのDernauer Pfarrwingert Spätburgunder Grosses Gewächs 2005。
この中で世界一になったのはドイツのワイン。40ポンドというから8000円弱のものです。生産者のWeingut Meyer-Näkelはドイツでも最上のピノを作っているとか。
北米のピノが候補に入っていないのが残念ですが,ドイツのピノ,どんなのでしょうね。「seductive」と評されていますが。
【追記】Jancis Robinsonも記事を書いていました。
Wine Library TVのGary Vaynerchukが新たなプロジェクトを始めたという話が,技術話サイトのTechCrunchに載っていました。
何を始めたかというと「PleaseDressMe」というTシャツの検索サイト。クールなTシャツをさまざまなTシャツサイトから検索してくれるいわゆるマッシュアップのサービスです。
ただ,記事にあるように,今のところあまりたいしたものはでてきません。Garyがこよなく愛する「Jets」のTシャツもないしね。今後に「乞うご期待」です。
何を始めたかというと「PleaseDressMe」というTシャツの検索サイト。クールなTシャツをさまざまなTシャツサイトから検索してくれるいわゆるマッシュアップのサービスです。
ただ,記事にあるように,今のところあまりたいしたものはでてきません。Garyがこよなく愛する「Jets」のTシャツもないしね。今後に「乞うご期待」です。
早速ですが先月の個別記事で読まれたものトップ10を挙げます。
1位は先月から連続して「ブショネのワインを救う方法」。今月も知り合いでない方のブログでリンクされていたので,それが効いたのでしょう。2位の「カレラ・ジェンセン」は先月の5位から上昇。根強いですね。3位の機内持ち込みの話も6位から上昇。季節柄旅行ネタで検索した人が多かったのでしょう。4番のLytton Springsは例によってカレーの記事を見に来たものと思われます。順位は先月から一つ下がりました。
5位はようやく出てきた今月の記事。こういった五七調のタイトルはリズムがよく,読んでみたくなる効果がありそうな気がしてます。どうしても説明的なタイトルが多くなってあまり実行できないのが残念なところ。
6位はCaleraのワイナリの紹介。またCaleraで調べる人が増えているのでしょうか。新ヴィンテージが入ってきているからかもしれません。
7位は今月の記事。このディナー,どうなったのでしょう。気になってます。報告を探してみます。
8位はRobert Mondaviのワイナリ紹介。旅行に行く人が見ているのでしょうね。
9位,10位は個人的には8月の最大のトピック。海外では米国に限らず,かなり話題になっている話ですが,日本語のものでは拙ブログとMaboroshiの私市さんのところで書かれているくらいしか見ません。直接関係ないからでしょうか。これはもっと上位に入ってほしかった記事です。
全体としては8月ということで旅行関係のものがよく読まれたような感じです。当月の記事は4本でいずれも下位。ちょっと努力不足のようです。
今月も忙しくて,ブログにかけられる時間はほとんどなさそうです。手抜きのエントリーが増えるかもしれませんがご容赦ください。
1. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
2. カレラ ジェンセンあります
3. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
4. Ridge/Lytton Springs
5. この夏は,ワイン買うよりs.l.oで飲もう
6. Calera Wine
7. Crushpadで一生に一度(か二度)のディナーはいかが?
8. Robert Mondavi Winery
9. Wine Spectatorが「偽レストラン」問題で弁解を掲載
10. Wine Spectatorのレストラン・アワードが大失態,架空のレストランに賞
1位は先月から連続して「ブショネのワインを救う方法」。今月も知り合いでない方のブログでリンクされていたので,それが効いたのでしょう。2位の「カレラ・ジェンセン」は先月の5位から上昇。根強いですね。3位の機内持ち込みの話も6位から上昇。季節柄旅行ネタで検索した人が多かったのでしょう。4番のLytton Springsは例によってカレーの記事を見に来たものと思われます。順位は先月から一つ下がりました。
5位はようやく出てきた今月の記事。こういった五七調のタイトルはリズムがよく,読んでみたくなる効果がありそうな気がしてます。どうしても説明的なタイトルが多くなってあまり実行できないのが残念なところ。
6位はCaleraのワイナリの紹介。またCaleraで調べる人が増えているのでしょうか。新ヴィンテージが入ってきているからかもしれません。
7位は今月の記事。このディナー,どうなったのでしょう。気になってます。報告を探してみます。
8位はRobert Mondaviのワイナリ紹介。旅行に行く人が見ているのでしょうね。
9位,10位は個人的には8月の最大のトピック。海外では米国に限らず,かなり話題になっている話ですが,日本語のものでは拙ブログとMaboroshiの私市さんのところで書かれているくらいしか見ません。直接関係ないからでしょうか。これはもっと上位に入ってほしかった記事です。
全体としては8月ということで旅行関係のものがよく読まれたような感じです。当月の記事は4本でいずれも下位。ちょっと努力不足のようです。
今月も忙しくて,ブログにかけられる時間はほとんどなさそうです。手抜きのエントリーが増えるかもしれませんがご容赦ください。