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Date: 2011/1227 Category: おすすめワイン
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レビュアがロバート・パーカーからアントニオ・ガローニに代わって最初のナパ特集が載ったWine Advocate誌198号。前に書いたように一番のサプライズはDunnの躍進、あるいは再評価でした。

俗に、谷キャブ・山キャブなどと言ったりしますが、ナパでValley Floorと言われる谷底の平地で作られるカベルネ「谷キャブ」は芳醇でタンニンが柔らかく、早飲みできる傾向があります。一方で山キャブはタンニンが硬く、なかなかのみごろがやってきません。

DunnのオーナーであるRandy DunnはWine Spectatorでナパの一匹狼(Maverick)と評されたこともある堅物であり、そのワインはとてつもない長熟型。山キャブの中の山キャブといっても誰からも文句が出ないでしょう。それが評価されたというのは面白いなあと思います。

2007年は2008年よりはまだ飲みやすいようで飲み頃は2017年ころから。まあ最低10年、できたら20年くらいは置いた方がおいしいだろうと思います。以前15年くらいのDunnを飲んだときはかなりガチガチでした。

2007年のレイティングはNapaが95点、Howell Mountainが97点。国内ではHowell Mountainが購入できます。米国でも200ドル近くのところもありますから、値段は現地並みと言ってもいいでしょう。

Date: 2011/1224 Category: おすすめワイン
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柳屋の歳末セールでShafer Relentless 2008が5500円と安いです。米国の価格でも60ドルくらい。ほぼ同等な安さです。Wine Advocate誌で2002年と2007年に並ぶ95点という高評価のワイン。Wine Spectator誌でも過去最高の96点というお墨付きです。

Shaferのワインで感心するのは、未だかつてハズレのワインに出会ったことがないことです。Relentlessもシラーを飲み慣れていないころに初めておいしいと思ったシラーでした。シラーを敬遠している人にも試してほしいワインです。もちろんシラー好きにもお勧め。



先日はLytton Springsを紹介しましたが、今年の柳屋の年末セールは、いいものが格安で出ているので、かなりいいと思います。Lyttonもまだ少し残っています。
Date: 2011/1222 Category: おすすめワイン
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RidgeのLytton Springsといえば、Zinfandel系ワインの最高峰といっても過言ではないワインです。Zinfandel系としては異例な超塾型でもあります。

非常にいいワインで、ワインの品質的には文句のいいようがないのですが、ただ1つの問題は日本での値段。現地価格の倍以上です。それが今回柳屋で税抜き4000円台という安さ。もちろんこれでも30ドル台という現地価格と比べたら高いですが、これくらいなら十分許容範囲です。

しかも、Wine Advocate誌では95点という高得点(レビュアはパーカーではなくGalloni)。

現在の残り本数限りの価格ということなのでお早めに。

Date: 2011/1220 Category: おすすめワイン
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毎年12月だけ登場するのがClos Du Valのクリスマス・エッチング・ボトルです。輸入量がごく少量なので見つけたときに買っておかないと、入手困難です。

このボトルは、これだけでインテリアになりますから、飲んだ後もボトルを飾れるようにしておくといいですね。

Date: 2011/1218 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋で歳末スペシャルセールのページがオープンしています。

といってもしばらく前からあるページなのですが、このところ追加されているワインが、派手さはそんなにないものの、2000円台や3000円台で、かなりよさそうなのです。さらに、ページの一番下までいくと、あのスポッツウッドのソヴィニョン・ブランが! 先日、これの2009年を飲みましたが、最近のはソヴィニョン・ムスクが入っているせいか、芳香のレベルが前よりも増したような気がします。まじでおいしいです。

ちょっとスポッツウッドに引っ張られてしまいましたが、最近追加のものではHeintzのシャルドネは私も飲んだことありますが、これが2000円台というのは、ちょっと冗談みたいな値段です。4000円台、5000円台の味わいです。

Marimarのピノも定評ありますし、Hook & Ladderというのは知りませんでしたが旧De Loachの家族がやっているそうです。とりあえず、どれも損はないワイン。買うものに迷ったらお試しください。
Date: 2011/1214 Category: おすすめワイン
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2、3年前からしばしば名前を見かけるようになったHall。2003年に創設された新しいワイナリですが、David Rameyを雇い、あっという間にナパでも高品質かつコスト・パフォーマンスの高いカベルネを作るワイナリになりました。

特に、今年はWine Spectator誌のWine of the Yearで2位の快挙。そのKathryn Hall 2008も米国で100ドル台が普通なところを日本でも税込みで1万円そこそこですから、日本の価格もかなりお得な領域です。

それだけでなく、さらに注目したいのがここのレギュラーのカベルネ。米国で40ドル台~。日本で5000円台と、上記のKathryn Hallの約半額ですが、Wine Advocateのレイティングだと、Kathryn Hallの93+よりも高い95点が付けられています。なお、Wine Spectatorでは上記が96点でこちらが91点。パーカーはHallについて、「まだHallの流行に乗ってない?この3、4年はおいしいワインで溢れているよ」と言っています。

実は価格2、3万円もするようなプレミアムでは新顔注目株はいろいろ出てくるものの、4、5000円の領域では意外と見当たらないものです。一時期のWhitehall Laneのような勢いを感じます。

Date: 2011/1209 Category: おすすめワイン
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パリ16区でShaferのCabernet Sauvignon Hillside Select 2007がほぼ現地価格の税込み2万2500円で出ています。2007年といえばナパのカベルネの当たり年。ロバート・パーカーのレビューでは98+点。「連続で100点を付けた2001年2002年以来の素晴らしいワインであることは疑いようもなく」、「5、6年後にはパーフェクト・ワインになる可能性を秘めている」とのことです。

6本買えば税込みでも1本2万円切ります。

ちなみにパーカーが96点を付けた2006年ならWassy'sで税込みでも1万9000円を切ります。これも目を疑うくらいの安さ。

間違いなくカリフォルニアのカベルネの最高峰の一つです。はずれがない点でも安心銘柄。個人的にはOpus Oneよりこちらを選びます。



Date: 2011/1208 Category: おすすめワイン
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Alysian(アリシアン)のPinot Noir Rochioli River Block 2008がカリフォルニアワインあらかるとに入荷しています。

Alysianって? と思う人もいると思いますが、SonomaのPinot Noirの大重鎮であり、他のワインメーカーからの信頼も厚いGary Farrellが手がけるワイナリです。既にGary Farrellのワイナリは手放してしまっており、彼が手がけるワイナリは現在Alysianのみ。

Rochioliがブドウを提供するのは自社以外にはWilliams-Selyem、そしてかつてのGary Farrellくらいでしょう。GaryはかつてのRochioliのワインメーカーであり、その伝手があるのでしょう。久しぶりにGaryのRochioliが再現したわけです。かつてのGary FarrellでもRiver Blockなどのブロックものはなかったので、Rochioli時代以来と言ってもいいのかもしれません。

しかも価格は税抜き7980円。Rochioli自身のRiver Blockなら2万円以上、Williams-Selyemのものも1万5000円を超えますから、わずか半額です。RRVのピノ好きなら注目せざるを得ないでしょう。

Date: 2011/1127 Category: おすすめワイン
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先日のワイン会で飲んだ0906 Pinot Noir。ブラインドで飲んだらブルゴーニュと思ってしまいそうなワインでした。これの2010年が出ています。畑はBohemian Vineyardに代わっています。天然酵母利用。Bohemian VineyardはソノマのFreestoneというかなり涼しいところの畑です。かのJoseph PhelpsもFreestoneにワイナリを作っております。



一緒に買うと送料無料になるワインを併せて紹介しておきます。





サムライ・ビューティの送料無料は前ヴィンテージです。最新の漢字ラベルはこちら。

Date: 2011/1114 Category: おすすめワイン
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Vin du 268(ヴァン・デュ・ニロヤ)でCh. igai Takaha Chardonnay Charming Wing 2010が2本セット5800円(税抜き、送料込み)の特別価格で出ています。1本なら3420円+送料なので1500円以上の割引です。

畑はSanta Rita HillsのZotovich。Foley、Melvilleというこの地域を代表するワイナリに挟まれたところにあります。シャルドネのほか、Pinot Noir、Syrah、Viognier、Docetto、Barberaを作っています。Brewer-CliftonにPinot Noir、PalminaにDolcettoとBarbera、Paul LatoにPinot Noirなどを提供しています。

このワインも醸造はPalminaのSteve Clifton。ニュートラルな樽を使うことで、柔らかな味わいを実現しているそうです。

このほかSplit Rockのピノとシャルドネもかなり安く出ているので要チェックです。

Date: 2011/1113 Category: おすすめワイン
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2007年のBond Matriarch、早くも輸入元は在庫切れで、米国からの輸入も次ヴィンテージまでないそうです。安い店は1万円切るこのワイン。Harlan/Bondの中で圧倒的に最安であるだけでなく、米国よりも安いのですから、売れて当然でしょうね。

このワイン、中身は1本3万円程度するBondの単一畑のもののブレンドです。ただし、単一畑のものと比べると、早い時期から飲みやすいようにしているとのこと。確かに、Bondの単一畑が、キャラ立ちしているのと比べると、親しみやすいワインです。

2007年の評価はWine Advocateで91点、Wine Spectatorで93点。買って後悔しないワインなので、文句なくお勧めです。紹介するショップは1万円切るところで、私が購入経験ある(多分信頼できる)ショップです。

Date: 2011/1107 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Opus Oneの最新版2008年の出荷が始まったようです。日本での価格は、やや高め2万円~といったところです。

Wine Advocate誌のレイティングはまだ出ていませんが、Wine Spectatorでは2007の94に対して92点。2007年が実売2万円を切るところがあったのと比べるとちょっと割高です。生産量が減っているという理由も挙げられているようですが、2008年は1万6500ケースと2007年の1万7500ケースとほぼ同等。2007年と比べる限りにおいては値段が上がっている理由にはあまり当たりません。ただ、一時期は2万2000ケースを超えていたので、それに比べると確かに減っています。

Wine Spectator誌のコメントではフルボディだけど優雅でエレガントとのこと。エレガント系のカベルネが好きな人にはいいワインの一つだと思います。

Date: 2011/1102 Category: おすすめワイン
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Pisoni(ピゾーニ)といえば、Monterey(モントレー)のSanta Lucia Highlands(サンタ・ルシア・ハイランズ)を代表するピノ・ノワールの畑の持ち主として知られています。自身のワイナリ「Pisoni」で作るものを筆頭に、10余りのワイナリが、Pisoniのブドウでピノ・ノワールを作っています。

このPisoniワイナリのワインメーカーであるJeff Pisoniが、マスター・ソムリエのSara Floydと協力して作るのがLuli(ルリ)です。Santa Lucia Highlands内で購入したブドウで作られています。

既に、2008、2009年はWine Advocate誌で高く評価されており、シャルドネは90、91点、ピノ・ノワールは85、89点。「great value」と書かれています。シャルドネもピノもフルーティで2、3年のうちには飲み切ってしまうタイプのようです。

日本での発売は2010年のものなので、まだレビューされていませんが、リーズナブルな価格帯のシャルドネ/ピノとして、今後要注目です。

Date: 2011/1101 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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11月は年末の売り出しに備えて棚を開けるため、在庫整理をするところが多そうです。柳屋とパシフィックワインセラーズで在庫一掃セールが始まりました。

柳屋の目玉はLamborn(ランボーン)のジンファンデル。かのハイジ・バレットの作品です。後、ここのセールはちょくちょく追加投入があるので毎日チェックしたほうがいいと思います。

柳屋の在庫一掃セール

Wassy's系列のパシフィックワインセラーズはニュージーランドとオーストラリアの専門店だけあって、在庫セールもオージーもの中心にずらり。ただ、Hess CollectionのGrand Circleが1300円台など、カリフォルニアにも目玉があります。

パシフィックワインセラーズのセール
Date: 2011/1014 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Bill Harlanの二つのブランドHarlan/Bondが作っているワインの中でダントツに安いのがBondのMatriarch(メイトリアーク)。ボンドの各畑のブレンドになっており、単一畑ものに比べて早くから飲みやすいのが特徴です。また、日本の価格が米国より実質安いというのも貴重なところ。1万円前後でカベルネ系買うなら間違いなくお勧めできる1本です。

新入荷の2007年はWine Advocate誌では91点。2005の93点よりは少し落ちるものの、十分いいワインです。何よりも手に入るハーラン系ワインということで。

Bond Matriarch 2006/2007はこちら
Date: 2011/1013 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋とカリフォルニアワインあらかると、京橋ワインにSeghesioのHome Ranch Zinfandel 2009が税抜き4980円で出ています。今日発行されたばかりのWine Spectatorの先行情報誌で95点というZinfandelとしては全米歴代3位の高得点を取ったことが明らかになったワイン。

私の予想では、多分これはWine SpectatorのWine of the Yearでトップ10に入るでしょうね。Seghesioは元々このリストの常連ですし、2008年にはSonoma CountyのZinfandelが10位に入っています。

そのときのレイティングは93点。価格は24ドルでした(Wine of the Yearには価格や生産量も加味されます)。また、RosenblumのZinfandel Rockpileが3位に入ったときは94点で28ドル。今回は95点で38ドルなので、トップ5くらいまで期待できそうな気がします。

上位に入ると、なかなか買えなくなるので、先物買いするなら今のうちですよ。


Date: 2011/1010 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアのシラーは、はまるとむちゃくちゃおいしいと思ってます。正直、日本ではあまり人気がないのではないかと思いますし、私も数年前まではシラーってよくわからないとか書いていましたが、その後いくつか「これはおいしい」と感じるシラーに出会い、Pinot Noirほどではありませんが、ときどき飲むようになりました。

当時、米国で超入手困難、100ドル200ドルは当たり前だったのがSaxumで、国内では1万円以下で入手できました。その後、輸入中止から再輸入されるようになりましたが、さすがに以前ほどは安くありません。Wine Advocate誌で100点のワインもあり、今や押しも押されぬUSシラーの旗手となっています。

柳屋が、今当時のSaxumに相当すると言っているのがTensley。確かに、最高でWine Advocate誌99点を取っているという実力に加え、米国で非常に入手困難なこと。これで100点でも取ろうものなら、これもまた日本での価格に影響するでしょう。

今回のColson Canyon Vineyardは2007年95点、2008年96点の実力。さらに99点を取ったAnniversary Seriesも同畑のブドウを使っています。

シラー好きなら、今のうちに試しておきたいワインです。

Date: 2011/0926 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとでMelvilleのVerna's Chardonnay/同Pinot Noirが2000円台で出ています。Verna'sというのはSanta BarbaraのLos Alamos ValleyにあるMelville所有の畑名。すなわちこの安さですが、完全に「Estate」の単一畑です。元々コスト・パフォーマンスの高さでは定評があるワイン。これはお勧めです。

シャルドネはこちら
ピノ・ノワールはこちら
Date: 2011/0919 Category: おすすめワイン
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9月20日17時59分までの限定ですが、確かに安いです。カリフォルニアものを挙げておきます。

Date: 2011/0919 Category: おすすめワイン
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今、1000円台前半のカリフォルニアワインで一番なのは、多分マックマニスでしょう。1300円台で売られていることが多いですが、竹澤で1220円と、ちょっと安めです。10500円以上で送料無料なので、1ケースくらいまとめ買いするのがお勧めです。ヴィオニエとかピノ・ノワールといった、安ワインでは難しい品種も案外うまくまとめています。

Date: 2011/0917 Category: おすすめワイン
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かじわら酒店でCalera Jensen 2008が1万円を切っています。Wine Advocate誌のAntonio Galloniのレビューでは94+で、Caleraのラインナップ中最高点。レビューコメントは以下のようになっています。
The 2008 Pinot Noir Jensen Vineyard bursts onto the palate with a rush of intensely perfumed fruit. It shows fabulous balance of fruit, structure and acidity as it covers the palate with dazzling purity and breathtaking sense of balance. A soft, caressing finish rounds things out in style.

Caleraの様々な畑の中でJensenの特徴は、のびのびした味わいと、バランスの良さかなあと思っています。SelleckやReedがちょっとひねくれた感じがあるのに対し、Jensenはストレートなおいしさ。Galloniのコメントもうなずけるものだと思います。ちなみに2008年は春先の霜で生産量がいつもの半分位に落ちています。気づいたら無くなっていたということもありえますのでお早めに。

Calera Jensen 2008

Date: 2011/0912 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にGirardのOld Vine Zinfandel 2009が入荷しています。2009はまだ飲んでいませんが、毎年一押しのジンファンデルです。ふくよかだけどたるんでいない、お手本のようなジンファンデル。

ワイナリの紹介ページによると、ナパのMt.VacaにあるBlue RidgeとMorganという畑、CalistogaにあるGodwardという畑のブドウをブレンドしているそうです。いくつかの畑は樹齢100年を超えているとのこと。おそらく山のブドウと平地のブドウのブレンドによって、このバランスが生まれているのでしょう。

Zinfandel好きという人にも、Zinfandelはちょっと、という人にも飲んで欲しいワインです。

Date: 2011/0906 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カレラのロゼが税込みでも2400円切りと、ますます安くなっています。2010年も先日発行されたWine Advocate誌で90点の高評価。レビュアーのAntonio Galloniは「気品と個性があり、ゴージャスで魅力的なロゼ」と言っております。個人的にも、リピートで買っているワインの一つです。

この季節、サンマの塩焼きと合わせて飲んだら合いそうな気がします。いかがでしょう?

Date: 2011/0901 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとにBrewer-CliftonとMelvilleのワインがいくつか入荷しています。目玉はCargasacchiのピノの6900円(税抜)。出来不出来のムラがやや大きなワインですが、2007年はWAで98点、2008年は96点と、当たればすごいワイン。

一方、同誌で2000年以降、上は96点下は93点と極めて安定しているのが同じBrewer-CliftonのMelvilleピノ。こちらは7680円です。

MelvilleのシャルドネInoxも入っています。


Date: 2011/0831 Category: おすすめワイン
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ケンコーコムが3月の震災後、ミネラルウォーターを仕入れすぎて収益が2億円ほど悪化しているそうです。今期内に精算してしまうということで9月一杯セールしています。例えばクリスタルガイザーの500mlが48本で1290円。しかも送料無料。1本当たり27円弱です。

人気のコントレックスもあります。

個人的にはクリスタルガイザーのガス入り、レモンフレーバーが欲しいです。

ちなみにクリスタルガイザーはカリフォルニアのマウント・シャスタの水ですよ。というわけでカリフォルニアファンの方もどうぞ。

Date: 2011/0829 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サンタ・ルシア・ハイランズのワイナリLuliのシャルドネの国内販売が始まりました。このワイナリはマスターソムリエでレストランやワインビジネスでの経験が豊富なSara FloydとPisoni家のジョイント・ベンチャーで,Pisoniのワイナリと同様にJeff Pisoniがワインメーカーを勤めています。

ブドウはPisoniではなく,Santa Lucia Highlandsの色々な畑から購入しているとのこと。インポーターはPisoniやAugust Westなどと同じilovecalwineさんです。

2009年のシャルドネはWine Advocate誌で91点と,高く評価されています。価格も3000円台とこなれた感じでいいですね。

Date: 2011/0822 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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August WestのChardonnay Rosella's Vineyard 2009がそろそろ売り切れで来年の次ヴィンテージまで品切れになりそうだとのこと。

とはいっても元々50数ケースしか作っていないワインなので,日本に正規輸入されていることだけでも奇跡みたいなものです。

個人的な評価としては,ここのシャルドネはDuMolとかDiatom,Kongsgaardなどの「超一流」シャルドネとは別物ですが,「一流」のトップクラスといっていいほどの実力があると思っています。飲むと幸せな気持ちになるのは,ここのピノと同様。

Date: 2011/0821 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にCaleraのロゼの2010年が入荷しています。毎年作られるわけではないワインですが,今回は2009年2010年と連続しています。実は今日まさに2009年のものを飲んでいたのですが,暑くて赤を飲む気にならないようなときに,いいワインだと思います。通常のピノよりも若干温度低め,ただし,白ワインほどは冷たくしないくらいが一番おいしく感じました。

いきなり脱線しましたが,2010年はこれまでの3000円台から2000円台に値下げです。カレラは日本への輸入量が多いので,米国との価格差も小さく抑えられており,かなりお買い得感が増しています。近年は品質も安定しているように思います。お勧めです。

Date: 2011/0820 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Helen Turleyがコンサルティング・ワインメーカーを務めるMartinelli,シャルドネ,ピノ・ノワール,ジンファンデルが主な品種ですが,個人的にはここはジンファンデルが一番いいと思っています。とはいえ,米国でもかなりレアであり,入手困難な銘柄です。

日本にはMartinelliのジンファンデルのうち,一番下(といっても普通のワイナリのジンファンデルの倍以上の価格ですが)のGiuseppe & Luisaだけがなぜか,毎年ワイナリ価格に近い値段で入ってきます。ほかの2つがかなり割高になることを考えると,かなりお得なワインです。といっても2006年がWine Advocateで95点など,評価はかなり高いです。現品限りで追加はありません。
Date: 2011/0815 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今日まで開催の、かわばた酒店の「BIGサンデーセール」でInsigniaとHarlanのMaidenがかなり安いです。繰り返します、今日いっぱいです。


Date: 2011/0814 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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夏休みの旅行で北海道に行っていました。その旅行記もアップしたいと思っていますが,とりあえず週末ということで,留守の間も含めためぼしいセール情報おまとめです。

まずはチェックしておきたいのが「ワインスタイル」のオークション。個人的にはDuMolやAubert,Rameyのシャルドネあたりが狙い目ではないかと思っています。いいもの出ているのでかなりレアなワインも出品されています。
オークション一覧

次に,今年も来ましたSine Qua Nonの新作「The Line」。Grenacheベースです。昨年未リリース時点でのWine Advocate誌のレイティングは96-98+。


高額なワイン系が続きましたが,後はお買い得度が抜群のもの。ピノではCaleraのRyan 2008が,これまでの4000円弱という最安からさらに3390円(税込み)に下がっています。ちょっと前のセントラル・コースト・ピノと同等の価格であり,これはむちゃくちゃお買い得でしょう。


Caleraとどっちがいいか悩んでしまいそうなのがAu Bon ClimatのKnox Alexander。4280円(税抜き)です。Isabelleと並ぶフラグシップワイン。あまり多く出回るワインではないので,希少性ではCaleraより上だと思います。


最後に再掲ですがHallのMerlot。2000円台ですよ,奥さん。
Date: 2011/0809 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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夏はやっぱり白ワインがおいしく感じますね。ここ数年のカリフォルニアのシャルドネは,すばらしく良くなっていると思うし,ソヴィニョン・ブランもいいものはすごくおいしい。ただ,そればかりではやっぱり飽きてしまいます。そんなときにはゲヴェルツトラミネールあたりはいかがでしょうか?

カリフォルニアでゲヴェルツトラミネールといえばNavarro。Navarroといえばゲヴェルツトラミネールというわけで,僕的には取り敢えずカリフォルニアのゲヴェルツトラミネールはNavarroでOKと思っております。価格もそれほど高くなく味わいもゲヴェルツトラミネールらしいもの。お勧めします。

Date: 2011/0807 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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とりあえず,紹介はしておきたいのがSine Qua Nonのルーサンヌ・ベースのデザートワイン「Inamorata」。Wine Advocate誌では98点という高評価に加え,ラベルが貼られずタグが付くだけという,挑戦的なスタイル。1本限りですが,レア物狙いなら。



ピノでは,Gary Farrellの新しいワイナリAlysianが安いです。5250円というのは自分で輸入した人(自分)が涙目になるレベル。お勧めします。



柳屋ではDrewのPinot Noir McDougall 2007が売り切れ間近。いろいろな媒体で激賞されているワイン。



シャルドネは豊作です。Wine Advocate誌で96点のMt. EdenのEstateシャルドネは6000円。フルボディでカリフォルニアらしいシャルドネ。



売り切れる前に買いたいのはMelvilleのシャルドネ。MelvilleのEstateやVernasのラインはコストパフォーマンスが非常に高いです。それだけに,見つけたときに買わないと,「次がない」ワインです。


シャルドネ最後は先週も紹介しましたがカレラのセントラル・コースト。1000円台なら文句なし。


カベルネ・ソヴィニョンではFranciscanがヴィンテージ切り替え時期。評判のいい2007年を買うなら今のうちです。


最後にHallのMerlot。2600円なら買って損はないでしょう。
Date: 2011/0807 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワシントン州にGirly Girl Winesというワイナリがあります。Silver Lake WineryのKaren Wardが始めたブランドで2007年が最初のヴィンテージ。

作っているワインは4種。いずれも女の子の名前が付いています。カベルネ・ソヴィニョンがFarra,メルローがKayla,シャルドネはMia,ピノ・グリがChloe。ラベルももちろん,その顔のイメージ。

キワモノに見えますが,最初のヴィンテージのカベルネ・ソヴィニョンはWine Advocate誌で90点。Jay Millerは「傑出したお買得ワイン」と評しています。日本での価格も2000円前後と安いです(ワイナリ価格は白が16ドル,赤が20ドル)。なお,売上の一部は乳がんの研究用に寄付されるとのこと。

おいしくて値段も安くて言うことはないのですが,おじさん(自分)向けではなさそうです(笑)。女子会には最適だと思うのですが,いかがでしょうか。


Date: 2011/0801 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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泣く子も黙るHarlan Estateのもう一つのプロジェクトBond。Harlanが自社畑のブドウからのみ作られるのに対し,こちらはナパ中で選び抜いた畑からブドウを購入して作っています。だからといって品質が落ちるわけではなく,2007年の「Vecina」がWine Advocate誌で100点を取るなど,本家のHarlanに引けを取らない評価を得ています。

そのBondの中でセカンドワイン的位置付けとして,複数畑のワインをブレンドして作られているのがMatriarch(メイトリアーク)。日本での価格は1万円程度とHarlanファミリーの中でダントツに安いだけでなく,米国の市場価格と比べても遜色ない安さで売られています。

市場に出回り始めた2006年では,いきなり税込みで1万円を切るショップも出ています。

なお,WA誌の評価は2006年が90点。93点取った2005,2004年と比べるとちょっと低めです。ただし,他のBond単一畑が,割と熟成させて飲むことを前提にしているような作りなのに対し,Matriarchは比較的早く飲み頃になるようです。買って1年以内に飲むのであれば,こちらの方がベターな選択ではないかと思います。



こちらは高評価の2005年が残っています。

Date: 2011/0730 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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タイトルはshuzさんのパクリです。目についたワインの情報をまとめて紹介しておきます。

取り敢えず夏なので白ワインから。

カレラのセントラル・コースト・シャルドネ。マウント・ハーランのシャルドネと比較しているのは筋違い(畑が全く別,こちらは購入ブドウ)ですが,税込み1000円台ならまとめ買いしてもいいワインです。


カリフォルニアワインあらかるとで扱っているチャールズ・スミスのリースリング。税抜き2340円ですが,Wine Spectator誌では89点取っているとか。ワシントンのリースリングはちょっと気になっています。


先日のワイン会で最初に飲んだRoederer EstateのBrut。税込みでも2709円です。4000円くらいするかと思っていたのでちょっとびっくり。


ピノではカレラのライアン2008の3000円台というのがやはり破格の安さ。2008年はまだ飲んだことありませんが,この値段ならまずは買って飲んでみるのがいいと思います。上で紹介したシャルドネと同じくAuthority Styleで売っているので一緒に買えば送料節約できます。


ホールのMerlotの2600円というのもかなり安いです。米国でも26ドルくらい。ホールはまだ飲んだことないのですが,気になっているワイナリの一つです。


最後に柳屋の破格キスラー7000円台(税抜き)。裏ページと書かれていますが,普通に検索したら引っかかってしまいました。週末限定価格です。もしかしてアクセス制限かかってしまったらすみません。
Date: 2011/0720 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でBrewer-CliftonのPinot Noir Melville 2009が税抜7680円で出ています。前年までは定価1万2000円だったワイン。MelvilleはMt. Carmelと並び、Brewer-Cliftonのランナップの中では安定感抜群。当たればすごいけど、はずれも結構あるCargasacchiあたりと好対照です。同じワインメーカーが作るMelvilleのMelvilleと飲み比べとか、したいですねえ。

Date: 2011/0718 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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CWFCのナパさんがPalminaで作っているNebbiolo/SangioveseのNadeshiko BellezzioとTocai FriulanoのSamurai Bellezzioがなでしこジャパンの優勝を祝って半額セールになっています。「なでしこ」と「さむらい」のワイン。サッカー優勝祝いに,ぴったりですね。

以前,このワインを飲んだテイスティング・ノートはこちら

Date: 2011/0717 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2年ほど国内入荷していなかったアイアンホースがやっと復活し,いくつかのショップに入荷しています。スパークリング・ワインはそれほど好きというわけでもないのですが,ここのは個人的な思い入れも含んで,ときどき飲みたくなります。

今回入ってきているのはスティル・ワインのピノ・ノワールとシャルドネ,スパークリングのウェディング・キュベ,クラシック・ヴィンテージ・ブリュット,ロシアン・キュヴェ,オーシャン・リザーヴ。

スパークリングの4種のうち,ウェディング・キュベ,クラシック・ヴィンテージ・ブリュット,ロシアン・キュベの三つはいずれもピノ・ノワール75%,シャルドネ25%の構成。ウェディング・キュベは一番色がピンクに近く,飲みやすさも抜群。クラシック・ヴィンテージ・ブリュットは樽を一部使うのと,熟成を1年長くすることで,複雑な味わいを実現。ロシアン・キュベは飲んだことありませんが,唯一ドサージュ(リキュールで糖分を加えること)をしています。

残るオーシャン・リザーブはシャルドネ100%。ナショナル・ジオグラフィックとのコラボレーションにより,1本あたり4ドルが海の自然を守るために寄付されるとのこと。

個人的には今後Brut Roseも入ってきてくれないかなあと期待しております。

とりあえず現時点で最安のWassy'sさんのリンクを貼っておきます。
Date: 2011/0716 Category: おすすめワイン
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カルトワインの先駆け的存在だったDiamond Creek。今でも古きよきカリフォルニア・カベルネ・ソヴィニョンの姿を残しているような気がします。1968年に設立されて以来,5エーカーのGravelly Meadow,7エーカーのRed Rock Terrace,8エーカーのVolcanic Hill,そしてわずか3/4エーカーのLakeの四つの畑から単一畑のカベルネ・ソヴィニョンを作っています。

その中から2007年のVolcanic Hill,2006年と2007年のGravelly Meadowがお手軽ワイン館に入荷しています。価格は税抜きで1万5000円弱と米国とさほど変わらない値段。昔よりも値段はむしろ下がっていますね。以前は高嶺の花で飲んでみたいけど手が届かない感じがしましたが,この値段なら割高感はありません。いずれも長熟型なので,記念日ワインとして買っておくのにもいいでしょう。


Date: 2011/0711 Category: おすすめワイン
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これまで赤と白だと赤を飲む比率の方が大分高かったのですが,最近はほぼ半々でしょうか。家の白在庫が多ければもっと白飲んでいるだろうなというこの頃です。

特に最近は,素晴らしいシャルドネが多くて嬉しいのですが,友人のかもさんもカリフォルニアのシャルドネを次々とテイスティングしようという企画をやっていて,大変気になっています。ただ,初回はかなり難しいワインだったよう。Diatomの今売っているラインナップの中でも,「風音」だけは米国で未リリースのワイン。ちょっとまだこなれていなかったのだろうと思ったりします。次は何なのかなあ…

というわけで,気になっているワインの一つがLuciaのシャルドネ。Luciaはご存知の人も多いと思いますが,Pisoni(畑じゃなくてワイナリの)のセカンド的な扱い。ただ,Pisoni自身はシャルドネをだしていないので,実質的にはこれがPisoniのシャルドネとなっているわけです。

柳屋によると,Roarのシャルドネ,August Westのシャルドネより,美味しかったというので,2009年は相当なものではないかと思いますです。うーむ,これは気になる。

Date: 2011/0708 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアワインあらかるとにQuilceda Creekのカベルネ・ソヴィニョン2008が入荷しています。12本入荷していて執筆時に残り4本。追加はまずありません。米国のカベルネ・ソヴィニョンの中でも入手しにくさではトップクラスです。

Quilceda CreekというとWine Advocate誌で2001年以降98点が1回,99点が2回,100点が4回という,平均99超の超高得点を叩きだしています。なお,このワイナリはワシントン州にあるので評価者は2003年までがPierre Rovani,2004年以降がJay Millerによる採点です。

Date: 2011/0704 Category: おすすめワイン
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Wine Advocate誌で過去最高の評価だった2007年のカレラ。これを国内ショップとしては圧倒的といっていいほど安く提供していたワイン・オーソリティで,2008年のCalera Ryanが税込み3980円と,久々の3000円台になっています。このワインとしてはほぼ底値と言っていいでしょう。2008年のレビューは出ていませんが,おそらく2006年よりは大分高く評価されるでしょう。

2009年のセントラル・コースト・シャルドネも1980円とかなりの安値。これもこの値段にしてはなかなかいいシャルドネです。


Date: 2011/0629 Category: おすすめワイン
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DuMOLはピノ・ノワールやシャルドネ、シラーを手がけるワイナリ。Marcassinなどと並んで、市場に出回ることが少なく入手困難で知られています。個人的には数年前にワイン会で飲んだシャルドネが忘れられない味の一つ。近年は正式輸入も途絶えてしまったため、もう飲めないかと半ばあきらめていました。

柳屋によると、それがなんと輸入復活。しかも単一畑のChloe 2008が税抜8000円台という安さ。このChloe、Aubertなども購入しているRitchieの畑のもの。Aubertだったらこの倍くらいはしてしまいます。ちょっと興奮して鼻血が出そうになってしまいました(笑)。ちなみに2008 ChloeはWine Advocate誌で95点。パーカーはDuMOLをシャルドネではトップ6に、ピノ・ノワールではトップ12に入るとしています。

昨年はSauvignon Blancのいいものが日本にだいぶ入ってきましたが、今年はもしかするとシャルドネの当たり年かもしれません。前述のAubertや、漢字ラベルになったDiatomなど、すばらしいワインが入ってきています。

今のカリフォルニアのいいシャルドネは、昔のようなコテコテの作りではなく、かなり繊細な味わいを持っています。ぜひ多くの人に試してもらいたいと思います。

DuMOL Chloeのリンクはこちら

Date: 2011/0624 Category: おすすめワイン
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かわばた酒店でAu Bon Climatのフラグシップのピノ・ノワール「Isabelle」が税抜3000円台という安さで出ています。10年くらい前は1万円くらいするのが当たり前だったことを考えるといい時代になったものです。白ワインのブレンドもの「ヒルデガード」も税抜2880円と安いです。


また、ピノ・ノワールしか在庫ありませんが、コスト・パフォーマンスの高さで人気が上がっているマクマニス・ファミリーも税抜1180円とかなりの安さです。カリフォルニアの1500円以下部門では今一番ではないでしょうか。これもお勧め。

Date: 2011/0621 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアのピノ・シャルドネ・スペシャリストの中でも,ごく一部に注目されているのがソノマのRussian River ValleyにあるChasseur(シャサーあるいはシャスール)。ロバート・パーカーがここのワインはコスト・パフォーマンスが高いと,Twitterで名前を挙げて紹介しており,コスタ・ブラウンなど周囲のワイナリと比べてリーズナブルな価格でワインを出しています。

さらに,日本の価格もかなり安め。単一畑で7000円台,セカンドのカザーだと2000円台という実売価格です。ここのインポーターである協和興材は自動車関連用品の輸入販売が主事業であるためでしょうか?

Wine Advocate誌での評価を見ると,シャルドネでは2007年のLorenzoが95点,ピノでは同年のUminoとRayhillが96点というのが一番の高評価(ちなみにシャルドネは4種,ピノは9種だしています)。

まだここのワインについては評判もさほど出ていないようで,私も飲んだことないのですが,要ウォッチングです。飲んだ方の情報もお待ちしております。



Date: 2011/0619 Category: おすすめワイン
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Mondaviの話のついでにワインも紹介しておきましょう。Robert Mondaviを代表するワインといえば,やはりCabernet Sauvignonのリザーブでしょう。Mondaviを代表するというだけでなくBeringerのカベルネ・リザーブと並んで,カリフォルニアのカベルネの代表といっても過言ではないでしょう。Wine Advocate誌で1971年から2007年までほとんどのヴィンテージがテイスティングされているというのも,その証拠の一つといっていいと思います。

そのカベルネ・リザーブの中でもWine Advocate誌で95+と今世紀最高の評価を得ているのが2007年。柳屋に少量入荷しています。Mondavi家の手を離れてしまったワインではありますが,その伝統は守られているようです。

Date: 2011/0615 Category: おすすめワイン
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Kistler、Marcassin、Peter Michaelと並ぶブルゴーニュ系品種の雄、Aubert(オーベール)が正規輸入され始めました。まずはシャルドネ5種類。Wine Advocate誌(ロバート・パーカー)の評価によれば一番低いRitchie Vineyardですら94-96という高評価。「モンラッシェぽい」(パーカー)というReulingは96-100となっています。正規輸入ですから価格は米国とさほど変わりません。Kistlerに比べるとまだまだ珍しいですから、人気も上がりそうです。

楽天のショップでは柳屋とカリフォルニアワインあらかると、ワインスタイルに入っています。ワインスタイルはセット物で10万超と高いですが、なんと実売2万円を超えるAubertのピノ(2006年のUV Vineyard)がおまけで付いてくるので、かなり割安です。既にカリフォルニアワインあらかるとのReulingは売り切れ。お早めにどうぞ。



Date: 2011/0612 Category: おすすめワイン
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柳屋にDiatomの2010年シャルドネが入荷してきています。以前の記事で紹介したように,この年から畑名は入れず,ワインの名前を漢字で入れるようになっています。従来から発表されていた「美夜」「波紋」「花偲」に加え米国で秋リリース予定の「鼓動」「風音」という,何も情報が出ていないワインもあります。

価格も従来実売7000円前後だったのが柳屋の価格で4880円~5980円と1000円~2000円程度安くなっています。

ただし,日本への輸入はそれぞれ4ケース。そもそもどれも300ケース未満という少量生産ですから,追加はほとんど望めないでしょう。気になる人は売り切れる前にどうぞ。


Date: 2011/0605 Category: おすすめワイン
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最近は世界的にロゼの人気が上がっていると聞きます。国内でもイオンによる「満月ロゼ」(ロゼワインに満月を映し,飲み干すと願いが叶う)というキャンペーンなど,ロゼを手にする機会が増えています。

カリフォルニアのロゼというと,まず思いつくのはWhite Zinfandelですが,最近ではピノベースのものも増えています。CaleraのロゼはWine Advocate誌でも高く評価されていますが,個人的にはCaleraより好きなのがPisoniの子ブランドLuciaが作る「Lucy」のロゼ。ロゼとしては比較的濃い目の色調で,味わいもかなりしっかりしたもの。それでいてロゼのエレガントさももちろんあります。ロゼ好きならぜひ飲んでほしいワイン。


Date: 2011/0604 Category: おすすめワイン
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クーポン共同購入サービスLUXAでシャトー・イガイ・タカハのワインが半額で出ています。しかも送料無料で,売上の一部(送料・手数料除くすべて)はフラガール応援でいわき市に寄付するとのこと。枚数制限はなく,ギフト用にも利用できます。6月30日までやっています。

【和の心流れる生粋のカリフォルニアワイン】著名ワイン評論家ロバート・パーカーが認める生産者が造る≪白ワイン、赤ワインのセットが半額。送料込≫被災した人達を励まし続ける「フラガール全国きずなキャラバン」支援キャンペーン。

ワインはPalminaで作っているもの。赤がネッビオーロ75%とサンジョベーゼ25%,白はトカイ・フリウラーノ100%です。

このクーポン共同購入サービスLUXAはこのタイプのサービスの中でもちょっとユニークで,Facebookのアカウントを使ってログインします。また,支払いに「楽天あんしん支払いサービス」が利用できるのも特徴で,楽天に登録してあるクレジットカードや楽天のポイントも利用できます。重要な個人情報を入力しないで済むので,安心して使えます。
Date: 2011/0602 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアワインあらかるとのラベル欠損品などセールから紹介します。先日紹介したEstanciaは当然もう売り切れ。今の目玉はコングスガードのカベルネです。米国でも200ドル近くするのが1万6800円。ほかには1本限りですがNavarroのLate Harvestのゲヴェルツトラミネールなんかも興味深いところ。




カリフォルニアワインあらかるとというと忘れてはいけないのは、Roar、August Westが揃っていること。特に今はRoarのシャルドネがあります。これは飲んだことありませんが、同じワインメーカーのAugust Westシャルドネが相当おいしいので、これも間違いないでしょう。August Westのピノならコストパフォーマンスが高いSLHもあります。12本までは送料同じなので、どうせ買うなら12本買うのがお勧めです。


Date: 2011/0523 Category: おすすめワイン
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ソノマのカベルネ系ワインで初めてWine Advocate誌で100点を取ったVerite La Joie 2007(ソノマで100点はほかにMarcassin Chardonnay Marcassin Vineyard 2008があるだけ)。Veriteは,先ごろ亡くなったJess Jackson率いるワインブランドの一つです。Jess Jacksonも亡くなる前にこのワインが100点を取ったことはきっと嬉しかったでしょう。

このワイン,WAでの発表直後に日本に入荷していましたがもちろんすぐに売り切れ,それが柳屋に再入荷しています。4万円台という値段は米国の実情である400ドル~600ドルと比べて同等の安さです。

なお,パーカーのレビューによると飲み頃を迎えるのが2016年ころからというからかなりの長熟型。その後50年くらいは飲み頃が続くでしょうとのこと。気を長く持てる人のワインのようです。

Date: 2011/0521 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌で1994,1997,2001,2002年についで5回目の100点を取ったというHarlan Estateの2007が日本に入ってきています。価格は9万円~。米国でも市場価格は同じくらいです。毎年すぐに売り切れるアイテムなのでコレクトしておきたい人は急いだほうがいいと思います。

ちなみにWAで100点5回以上ってどんなワインがあるか調べてみました。Harlan以外には
Guigal Cote Rotie la Landonneが7回
Guigal Cote Rotie la Moulineが9回
Guigal Cote Rotie la Turqueが5回
La Mission Haut Brionが5回
Lafleurが6回
Petrus が7回
が単一ワインとして5回以上。このほか近年では
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Ccs
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Old Sparky
が2006年~2008年3年連続で100点というのが目に付きます。

で,肝心の2007年ハーランですが,2002年と1997年のブレンドしたかのような感じだそうです。今でもおいしいが4,5年でさらにニュアンスが深まるだろうとのこと。25年~30年くらい飲めるワインだそうです。


Date: 2011/0521 Category: おすすめワイン
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Au Bon Climatのワインの中でも人気が高いシャルドネのNuits-Blanches。2008年のものがかわばた酒店で税抜き3150円の大特価で出ています。毎年テーマとなる言葉がラベルに印刷されていますが,2008年は「Renewal」。今の日本の気持ちに一番合っているかもしれません。

これから改めて頑張っていこうとしている人にプレゼントするのにもいいかも。

Date: 2011/0518 Category: おすすめワイン
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楽天グループのBuy.comで米国からのワイン送料が1本あたり実質500円になるキャンペーンをやっています。5月20日の9時59分まで。

エントリーはこちらら

前回の完全送料無料と異なり,今回は送料の差分を後日,楽天スーパーポイントとして授与されるという方式。かなり使い勝手も悪くなっています。

ワインではPacific Rimのリースリングあたりが面白いかな,などと思いました。
Date: 2011/0516 Category: おすすめワイン
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訳の分からないタイトルを付けてしまいましたが,先日書いたVilla Mt. Edenではない方のMartin Rayが作ったMt. Eden製のピノが柳屋で安く出ています。

Mt. Edenのピノというと評価も高いですが、値段も高く、国内では6000円以上、米国でも50~60ドル程度します。それがこのピノは3980円。なんとMt. Edenではなく「Domaine Eden」と称するブランドなのです。

柳屋のページによると、2007年に取得したSaratogaにある畑から作ったものだということ。もともとMt. Edenと同じクローンが植わっていたので、ある意味由緒正しい経歴とも言えます。

Saratogaというとなんとなく親近感もあるし、この値段ならいいなあと思います。

Date: 2011/0513 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとで半端物やラベル損傷などB級品(品質には問題なし)のセールをやっています。どれもかなり安いですが、個人的におすすめは二つ。

まずはEstanciaのピノ・ノワール。1480円です。コストコでも1500円台ですから超格安(先日コストコ行ったときはこれ売り切れていたし)。現地価格よりも安いくらいです。この価格帯なら抜群においしいピノです。まとめ買いもいいでしょう。

もう一つはClos Du Boisのシャルドネ。1480円は激安というほどではありませんが、国内ではとても安い価格。Clos Du BoisはClos Du Valと紛らわしい名前ですが、Clos Du Valがナパにあるのにたいしてこちらはソノマ。手頃な価格でおいしいワインを作っているワイナリです。米国にいたころの友人がこのシャルドネばかりを飲んでいたことを思い出します。

Date: 2011/0503 Category: おすすめワイン
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柳屋でSimiのシャルドネが税抜き1980円という安さで出ています。ラベル不良などのアウトレット品なので,残り本数は書かれていませんが限定のはずです。

Simiのシャルドネ,個人的な好みからするとちょっと樽が勝っているかなあという感じもしないでもないですが,この価格帯ではベストシャルドネの一つといっていいでしょう。この機会にどうぞ。

Date: 2011/0430 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Au Bon Climatのフラグシップワインであるピノ・ノワールのIsabelleがかわばた酒店で4100円という大特価になっています。しかも下記のエントリーでポイント5倍。実質3000円台になってしまいます。

5倍エントリー

Date: 2011/0430 Category: おすすめワイン
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ヴィオニエシャルドネと飲んだマクマニスですが,最初の赤はピノ・ノワールです。

1000円台半ばのピノというと,かつてのRex Goliathのようなややジャミーなタイプを予想したのですが,予想は全くはずれでした。酸がしっかりしたピノで,イチゴやチェリーのフレーバーと軽い樽のニュアンスがいいバランスを持っています。これはなかなかおいしい。この価格でこの品質はそうそうないでしょう。

Date: 2011/0425 Category: おすすめワイン
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シャトー・イガイ・タカハの中でも異彩を放つGreg Brewerが作るシャルドネ「サムライ・ビューティ」。2006年がWine Advocate誌で95点をつけたあと,2年間は作られませんでしたが2009年にまさかの復活を遂げました(過去記事)。


この新しい2009年のサムライ・ビューティがカリフォルニアワインあらかるとに入荷していたので紹介しておきます。このほかVin du 268でも購入可能です。



Date: 2011/0424 Category: おすすめワイン
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Santa Lucia HighlandsといえばカリフォルニアでもSonomaのRussian River Valley,Santa BarbaraのSanta Rita Hillsと並ぶピノの名産地として知られています。中でもPisoni,Garys',Rosella'sの三つの畑は極めて有名ですが,このうちGarys'の共同オーナーであり,Rosella'sのオーナーであるGary Franscioni氏のワイナリがRoar。その輸入をilovecalwineが始めました。

Roarの初代ワインメーカーはSiduriのAdam Leeでしたが,現在はAugust Westのワインメーカーとして知られるEd Kurtzmanが努めており,EdさんはAugust WestでもRoarでもRosella'sのワインを作っていることになります。

Edさんの作るワインですからはずれはまずないでしょうし,やはり畑のオーナーのワイナリといえば,その畑の中でも一番のワインになるのが世の常。おいしいピノが飲みたかったら買って損はないでしょう。


Date: 2011/0418 Category: おすすめワイン
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大ヒットしたカレラの2007ヴィンテージの国内販売で他の追随を許さないやすさで売ったAUTHORITY styleに2008ヴィンテージが入ってきています。今年もかなりの安さ。2007年がデビューだった第6の畑ド・ヴィリエは税込4380円,ライアンも4770円,日本オリジナルのブレンド「キュヴェV」は税込2980円です。

とりあえず買っておいて損はないレベル。



Date: 2011/0418 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアワインあらかるとにジラードのジンファンデルとソヴィニョン・ブランが入荷しています。どちらも何度も飲んでいるワインですが,このワイナリは近年期待を裏切るワインが一つもありません。特にジンファンデルは3000円前後のものとしてはベストの一つだろうと思っています。

日本への輸入ももっと増えて欲しいので,みなさん買ってください(笑)。万が一期待はずれだったときは,私に文句を言ってくれて結構です(業者じゃないので保障はできませんが)。


Date: 2011/0414 Category: おすすめワイン
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柳屋でラベルなどに傷がある「アウトレットワイン」のセールをやっています。もちろん現品限り。

柳屋のセール会場

OutpostやMartinelliのZinfandel、Shaferのシラー「Relentless」といった普通でも珍しいワインが現地価格なので必見です。
Date: 2011/0413 Category: おすすめワイン
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Wassy'sグループのパシフィックワインセラーズでラベル不良品の3割引セールを行っています。もちろん現品限りなので早い者勝ちです。

ラベル不良品のページ

ニュージーランド,オーストラリアを得意とするショップですが,カリフォルニアやオレゴンのワインも一部あります。元々コスト・パフォーマンスのいいワインが多いショップなので3割引となれば間違いなくおすすめです。とりあえずおすすめ品としてはオレゴンのAtoZとかニュージーランドのフェルトンロードとか。
Date: 2011/0412 Category: おすすめワイン
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楽天が買収したbuy.comの日本語サイトで4月13日9時59分までの限定で送料無料(米国から!)キャンペーンをやっています。さらに5000円以上買い物すると楽天ポイントが500,ワイン購入でさらに500ポイントがもらえるキャンペーンまであります。

キャンペーンエントリーはこちら

ワインの種類はそれほど多くありませんが,RidgeのLytton Springs 2008は大目玉商品。日本では6000円以上するワインがなんと2671円です。Ridgeファンだったらこれはマスト・バイ。底値生活的に言えば激しく買ってヨシ (HGSK-KY)。
Date: 2011/0403 Category: おすすめワイン
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柳屋でシャスールのピノ・ノワール100%で作られたロゼを発売しています。元々の生産量がわずか88ケース(1056本)という珍品。値段は2880円とお求めやすいところ。

近年ロゼが流行りだし,ピノ・ノワールを主力とするワイナリでロゼも作るところが少しずつ増えてきました。きっとこれもその流れなのでしょうけど,ステファン・タンザーが90点を付けているというのはかなりすごいこと。

満月の日用に買ってみました。

Date: 2011/0403 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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4月から職場が変わったりして落ち着かない日々を過ごしており,ブログの更新に手が回っていませんでした。少しずつ平常状態に持って行きたいと思います。10数年ぶりに,スーツが当たり前の職場になり,今日はスーツを買いに行っていました。

とかなんとか言っている間にSine Qua Nonのシラーとグルナッシュ,2008年ものが日本市場に入り始め,早くもなくなりつつあるようです。

以前はシラーとグルナッシュと同じ名前で紛らわしかったのですが,今回はシラーがB20,グルナッシュはThe Lineとなりました。ロバート・パーカーのレビューではグルナッシュが96-98+,シラーが94-96+とSine Qua Nonとしてはあまり高い点数ではありませんがそれでもパーカーは相変わらず褒めちぎっています。

すぐになくなるワインなので買うならお早めに。


Date: 2011/0328 Category: おすすめワイン
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ワインセラーパリ16区の10%オフセール,3月いっぱいの開催となっています。一部のワインを除いて表示金額から10%割引。

ここのカリフォルニアワインの品揃えはかなりすごいですが,ちょっと見ていくのが大変だったりします。個人的にはデュモルとSaxum,Lewisあたりがお勧めかと思っています。

パリ16区のページ
Date: 2011/0327 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのピノ・ノワールの中で2000年代半ばに一大ブームを引き起こしたのがKosta Browneでした。Wine Spectator誌で97点などの高評価を得たため,極めて入手困難かつ価格高騰。単一畑だと300ドル台が当たり前でした。

単一畑だけでなく,Russian River ValleyやSonoma CoastといったAVAものまでもほとんど入手できませんでした。日本のネット販売でもAVAものが1万円台で一瞬で売り切れる状況だったと記憶しています。

今ではAVAものなら9000円前後まで値段が下がり,入手もそれほど難しくありませんが,日本ではまだ単一畑は珍しいようです。

柳屋では今回少量ですがGaps Crown,Kanzler,Koplenと3種類の単一畑が入荷。どれも価格は税抜き1万3800円と,米国の値段と比べて遜色ないレベルです。米国でのテイスティング・ノートを見るとKoplenが一番評判がいいかなあという感じがしますが,Kanzlerのピノもおいしいので気になるところです。

Date: 2011/0327 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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東京でもようやく飲食店に活気が戻ってきたようです。ワインの消費も少し上向いてくるでしょうか。

柳屋では利益を全額寄付に回すというチャリティ・ワインを販売しています。コスト・パフォーマンスの高さでは定評があるHess CollectionのGrand Circleカベルネ・ソヴィニョン。1本1680円で6本買うと送料無料になります。期間は4月30日まで。全然気づいていなかったのですが,柳屋ではポイント寄付も受け付けていたようです。


上のワインに送料無料特典があるので,ついでにほかのワインも紹介しておきます。

一つは先日発表されたWine Advocate誌の193号でソノマのワインとしてはMarcassinのシャルドネと並んで初めて100点を取ったVerite La Joie 2007。4万6800円(税抜き)はもちろん高価ではありますが,米国とさほど変わらない値段。


もう一つはSauvinon Blancの6本セット物。ピーターマイケル,ラッド,スポッツウッド,アラウホ,ロキオリ,ブランダーという超豪華セット。これ飲めばとりあえずカリフォルニアのソヴィニョン・ブランは重要どころを押さえたといっても過言ではないでしょう。
Date: 2011/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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麻布十番のレストラン「カリフォルニアワインガーデン(CWG)」でシャトー・イガイ・タカハのシャルドネとピノ・ノワールが3月いっぱいボトル5000円で飲めます。シャルドネはソノマ・コーストのSplit Rock Vineyardの畑のブドウを使ったもの。ピノ・ノワールはサンタ・ルシア・ハイランズのDoctor's Vineyardのもの。ヴィンテージはどちらも2008年です。

ピノ・ノワールはワインショップで6000円以上,シャルドネも4500円します。レストラン価格としては破格です。

もちろんこれはCWGのオーナーが作るワインだから実現できる価格ですが,それにしてもの安さです。今月レストランでワインを飲みたいと思っているなら大おすすめ。

予約は 03-5770-7888 まで。
Date: 2011/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Dominusって何かちょっと不幸なワインという感じがするんですよね。Petrusのムエックス家がカリフォルニアで作るワインということで“血筋”的にはこれ以上ないくらい恵まれていて,1994年にWine Advocate誌で99点を取ったワインなどは一種伝説的な位置にいます。

2001年以降も同誌での評価は低くて94点。2007年は98,2008年は99点とほぼ完璧に近い作り。良家のおぼっちゃまが高校野球で活躍するような非の打ち所がない状況です。その割には注目もされていなければ,値段もどちらかというとやや下がり気味な感じです。

同じように評価が高いけどなぜか安いというワインとしてはSpottswoodeのカベルネもありましたが,そちらは2007年の99点で急激に入手困難になっています。同じようなことがDominusの2008でも起こるのかちょっと微妙な感じがします。

というわけでWAで94点評価の2004年,95+評価の2005年,どちらも1万円ちょっとと大変格安です。何かのはずみで高騰しないとも限りませんから今のうちに買っておくのがいいかもしれません。

Date: 2011/0306 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「ワインセラーパリ16区」の決算セールで,大部分のワインが10%オフになります。ちょっと分かりにくいですが,こちらのレアアイテムの特集ページは対象外ということで,それ以外のものは10%オフ。

現在書かれている価格からの割引になるので,実際には注文してからの価格の調整になります。店舗から来るメール(楽天からの自動返信ではなく,その後の確認メール)に実際に支払う価格が書かれているはずです。

ワインセラーパリ16区のトップページ

下のDunnとかLewisとかDumolは普通割引対象になるようなものではないので,狙い目の一つかと思います。




Date: 2011/0226 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でワイン・インポーターが破損時の代替用などのために保持している「裏ストック」のセールをやっています。性質上数が少ないので早い者勝ちで。

目玉はAugust WestのワインメーカーであるEd Kurtzman氏のプライベート・ブランドSandlerのKeefer Ranch Pinot Noir 2009が4980円で出ています。




フィリップ・メルカのCJなんていうのも珍しい。



1990年代のカベルネのページもあります。

Date: 2011/0224 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日「シャトー・イガイ・タカハに3年ぶりのサムライ・ビューティー」という記事で2009年サムライ・ビューティを紹介しましたが,Wine Advocate誌で95点を取った2006年のサムライ・ビューティがカリフォルニアワインあらかるとでまさかの復活です。ただし,現時点で残り9本。多分追加はないでしょうからお早めに。

ちなみにパーカーのコメントは
A breakthrough effort, the amazing 2006 Chardonnay Samurai Vineyard possesses gorgeous acidity allied with orange marmalade, lemon zest, honeyed pear and grapefruit, all offered in a citrusy, full-bodied, powerful, concentrated style. These are brilliant tour de force Chardonnays that show what can be achieved with ripe, pure fruit, and no oak.


ここでは「no oak」と書かれていますが実際には古樽でわずかにフレーバーを付けています。畑はHuber。

Date: 2011/0221 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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決算月ということで開催しているワインスタイルのピノ・ノワール・セール。残り少なくなったワインの在庫を処分して新しいアイテムを入れるのが目的とのことで,普通あまりセールに乗らないものが出ています。送料込みなのもありがたいところ。25日で終了。

今出ているものだとBrewer-Cliftonから2003と2006のCargasacchi,および2006年のMt. Carmelが珍しいところ。2006年のFoxen Sea Smokeもあります。Williams-SelyemのSonoma CoastとかオレゴンのBeaux Freresといったレアものも。

ワインスタイルのピノ・ノワール・セール
Date: 2011/0216 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Caleraがときどき作るロゼワイン「Vin Gris of Pinot Noir」の2009年が売り切れ間近です。既にワイナリではSOLD OUT,日本にも今回10ケース入ってきたのが最後とのこと。

Wine Advocate誌で91点というロゼにしては高い点数がついたこのワイン,私も飲みましたがかなりおいしいと思います。どっちかというと冬より夏に合うワインですが,今のうちに買っておいて夏に楽しむのが吉ではないかと。

また,最近は満月にロゼを飲むと恋がかなうといったキャンペーンもあり,ロゼ人気は上がっていきそうです。





余談ですがAUTHORITY Styleのページに「1146本完売」と書いてあります。これが全部この2009年のロゼだったらかなりすごいです。このワインの生産量が600ケースくらいなので約1/6を一つのショップで売ったことになります。
Date: 2011/0215 Category: おすすめワイン
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2月に決算セールを行っている柳屋とワインスタイル。柳屋の方は決算セールのページがどんどん売り切れで新しくなっていきます。今の目玉はAbreuのCabernet Sauvignon Thorevilos 2004。AbreuというとMadrona Ranchが有名ですが,実は21世紀になってから評価が著しく高いのはこちらのThorevilosの方。Wine Advocate誌では2002年と2007年に100点がついており,それ以外の年も最低98点という異常な高評価。2004年は98点という点が低い年ですが,そのせいか米国での価格は300~400ドルと,このワイナリにしては低め。今回の柳屋の価格は3万5000円なのでちょうど現地価格というところ。

柳屋の決算セール開場

一方のワインスタイルではピノなどの余り物割引セールをやっていましたが,今は6本で3万6000円相当を2万5000円にするという福袋(おたのしみ袋と買いてありますが)をやっています。赤4本白2本で中身は明らかになっていませんが,リクエストによって赤だけや白だけといった構成も可能だとのこと。このセットは送料無料ですが,ほかにも送料無料製品が結構あります。6セット限定で執筆時点では残り4セット。このほかカベルネのセールもやっていてMontelenaとかDunnとか安いです。

お楽しみ袋

カベルネのセールもやっています
Date: 2011/0209 Category: おすすめワイン
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昨年,「Shafer Hillside Selectまでけしからん値段に」で税抜き1万8500円という値段が出ていたシェイファーのフラグシップ,ヒルサイドセレクトの2006年,その後「安すぎるShafer Hillside Select,衝動買いしてしまいそうだ」では税抜1万6500円とさらに値下がり,いいかげんこれより下がることはないだろうと思ったら,こんどはなんと税抜1万5000円です。消費税入れても1万5000円台…。いくらなんでも安すぎです。ちなみにショップはこれまでのかわばた酒店ではなくAuthority Style。ここもCaleraなどかなり思い切った安値を付けてくるところではありますが…

うーん,やっぱりShaferといえども不況で売れなくなってしまったということでしょうか。ここは売り切って今後の入荷数が減らないことを望みたいと思います。

Date: 2011/0208 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアワインのファンクラブ」会長のナパさんこと杉本さんが作る「シャトー・イガイ・タカハ」で3年ぶりにシャルドネ・サムライ・ビューティがラインナップされました。

シャトー・イガイ・タカハのワインは基本的にクラッシュパッドで作っていますが,このサムライ・ビューティだけは例外。Santa Rita HillsのDiatomで醸造しており,前回の2006年のものはWine Advocate誌で95点という高い評価を得ています。

ちなみにDiatomはMelvilleのワインメーカーであり,Brewer-Cliftonの共同経営者でもあるGreg Brewerの個人ワイナリ。シャルドネ専門でピュアなワインを作るため,極端なワインの作り方をしています。具体的には非常に低い温度で発酵させ,マロラクティック発酵はさせず,自己消化が起こるぎりぎりまでそのまま置いてボトルに詰めるそうです。この努力に対してRobert Parkerは「No one else in California is doing anything remotely like what Greg Brewer has achieved with Diatom.」とほめたたえています。なお,サムライ・ビューティは古樽を使ってわずかに樽のフレーバーを付けているところが,Diatomの他のワインと違うところ(であってますか?>ナパさん)。

ただし,前回の2006年がHuber Vineyardだったのに対して,今回の2009 サムライ・ビューティはClos Pepe。畑のソースは変わっています。2009年のClos Pepeは酸がかなり強いということでWine Advocate誌では90点というDiatomの中では低い評価ですが,Stephan TanzerのInternational Wine Cellar誌では92点と点の辛いこの人にしては高い点になっています。

シャルドネ好き,特にピュアなワイン好きにはぜひ飲んで欲しい,というか飲みたいワインです。

Date: 2011/0208 Category: おすすめワイン
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セール情報まとめます。まず,柳屋の決算セールでは先日紹介したPatz & Hallは当然のごとく売り切れ,今はRobert Bialeの2000年のBlack Chicken Vineyardが1980円という激安です。これもこの値段なら買って損がない感じ。

柳屋の決算セール

ワインスタイルの決算セールではジンファンデルとシラーが12日まで2割引+送料無料セール。どちらも3000円~5000円の価格帯が充実しています。DuckhornのDecoyとかMelvilleのVerana'sとか2000~3000円のAVAものより1ランク上のものが中心です。

ワインスタイルの決算セール

竹澤の「福箱」ではNo.44のカリフォルニア5本セットが売れ残っています。1箱かぎりで5本で7万8800円。Wine Advocate誌で100点のColgin IX 2007とかKistlerのHirsch Pinot Noir,RochioliのLittle Hillなどが入っているのでお得感はかなりあります。

Date: 2011/0205 Category: おすすめワイン
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ワインスタイルの決算セールでピノ・ノワールが安くなっています。品揃え充実のために,現在残り数本になっているものを売り切ってしまうというのが目的だとのこと。オレゴンのクリストム,トリイ・モア,ペナー・アッシュやソノマのリンマー,Anderson Valleyのリトライなど,普通セールに登場しない銘柄が出ているのが特徴です。冷涼な地域のピノが好きな人なら一見の価値があります。

ワインスタイルのピノ・ノワール・セール
Date: 2011/0205 Category: おすすめワイン
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柳屋の決算セールは先日紹介しましたが,今日見たらPatz & HallのWoolsey Road Chardonnay 2000がなんと2980円という特価で出ていました。Wine Advocate誌での飲み頃は2002-2006年と出ていますが,Woolsey Roadは僕の経験では若いフレッシュさと楽しむよりも円熟した方がおいしいワイン。パーカーさん的なピークは越えているかもしれませんが,保存状態さえ悪くなければまだいけるはずです。柳屋のコメントには「むしろ今こそ最高最後のピーク」と書かれています。ちなみにWoolsey Roadのシャルドネ,今は残念ながら作られていません。その稀少価値もあり,熟成したシャルドネ好きの人には大変お買い得だと思います。

柳屋の決算セールはこちら

このように,この決算セール,出ているものはどんどん売り切れるし,その分追加もあるので,1日か2日に一回くらいチェックすることをお勧めします。

チェックするたびに買っていたら送料かかって面倒と思う方にこっそりマル秘テクニック。柳屋は店頭取り置きで送料無料になるので,セール中にまた買うかなと思ったら一回取り置きにしておくといいです。そのまま取りに行ってもいいし,次のを買ったときに一緒に送ってもらうこともできます。ただし取り置き期限は1ヶ月なので,それをオーバーしそうだったら送ってもらいましょう。
Date: 2011/0204 Category: おすすめワイン
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Wine Advocate誌で100点を付けられたいわゆるパーカー100点のワインがかなりお買い得で出ています。

一つはColginのIX Proprietary Red 2007。2006年,2007年と連続で100点を取ったワインです。69%がカベルネ・ソヴィニョンで22%がメルロー,残りはカベルネ・フランとプティ・ヴェルドです。米国では平均480ドルというのが税抜き4万800円。

二つ目は先日も紹介したSine Qua NonのデザートワインMr. Kから2005のStrawman(品種はMarsanne)です。米国でも入手困難で300ドル程度するのが2万円前後ですから,先日の同シリーズワインと比べれば高いものの,パーカー100点ものとしてはかなりの安さです。1万8000円と特に安いプレミアム酒販大平の方は2月8日10時の売り出しで1本限り。これを狙うなら出遅れないように。

Date: 2011/0201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かわばた酒店が今日まで限定でやっているセールにSine Qua Nonのデザートワイン「Mr. K」が出ています(どうやら4日の朝までは売っているようです)。Mr. KはシャルドネのNoblemanやマルサンヌ,セミヨンのStrawman,ゲヴェルツトラミネールのIcemanなどいくつかの種類があり,Wine Advocate誌では2回100点(2004年のセミヨンのStrawman,2005年のマルサンヌのStrawman),95~99点を15回も取っています。しかし,畑の持ち主のAlois Kracherが亡くなったため,2006年ヴィンテージを最後にして作られなくなりました。

今回セールに出ているのは2005年のNobleman(10800円,価格はいずれも税抜),2006年のNobleman(10300円),2006年のマルサンヌのStrawman(12180円)。米国での価格はいずれも150~200ドル(300ドル以上のところもあり)といったところなので明らかにそれより安いです。ちなみにWAのスコアはそれぞれ98,95,97点。20年はもつワインなのでお宝ワインとして買うことをお勧めします。

ちなみにこのリンクからのエントリーで楽天ポイント5倍付きます。エントリーは無料なのでまずは登録だけすることをお勧めします。

Date: 2011/0201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2月決算で毎年セールをする柳屋ですが,今年もセールが始まりました。ここのセールはビッグブランドが並ぶわけではありませんが,コスト・パフォーマンスはかなりいいです。今年も掘り出し物としてRobert Bialeの1999年の単一畑Zinfandelが1980円や,St. Francisの1997年単一畑メルローが2980円など,お得感あります。

既に売り切れてしまったのはPatz & HallのAlder Springs Chardonnay 1999年が3500円というもので,明らかにワイナリ価格より安い値段。これは僕も欲しかったので買いそこねて残念でした。

決算セールはこちら

Date: 2011/0130 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Au Bon Climatというと有名なのはPinot NoirのIsabelleですが,実はピノ以上にファンが多いのではないかと言われているのがシャルドネのニュイ・ブランシュ。このワイン,オーナーのジム・クレンデネンが自分でもパーカー好みのワインを作れるのだということを示すために始めたという話で,そのころは新樽200%(発酵と熟成とそれぞれ新樽100%を使った)というのが売りでしたが,今ではもっとエレガントな作りになっているようです。

今回は2003年が税抜き3980円。激安とまではいいませんが,かなり格安です。

Date: 2011/0128 Category: おすすめワイン
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昨年「Shafer Hillside Selectまでけしからん値段に」という記事で
かわばた酒店,こんどはシェイファーのフラッグシップ,ヒルサイド・セレクトが税抜1万8500円というけしからん値段で出ています。米国の価格は200 ドル以上。ワイナリ・リリース価格の225ドルと比べても安い。何年も待ってメーリング・リストに入った人が涙目になりそうです。

と書いたのですが,同じワインがさらに2000円下がって税抜1万6500円です。いやはやなんといいますか…

お金も飲むあてもないのですが,いつあるか分からないゴージャスワイン会用に買っておこうかなどと,頭の中で悪魔がささやいております(笑)。いくらなんでもこれ以上下がることはないと思うので,おいしいカベルネが飲みたいという人は迷わずポチっとどうぞ。

シェイファー・カベルネ・ソヴィニョン ヒルサイド・セレクト2006
Date: 2011/0127 Category: おすすめワイン
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ワインスタイルでカリフォルニアの赤ワインが1月31日まで3割引セールです。1万円以上で送料無料。ページはカベルネ&メルローと,ジンファンデル&シラーに分かれています。気になったのはPine Ridgeのメルロー,MelvilleとNovyのシラーなど。かなりお得だと思うので,琴線に触れるワインがあるかどうかご覧になることをおすすめします。

ジンファンデルとシラーのページ

カベルネとメルローのページ
Date: 2011/0123 Category: おすすめワイン
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最近あまりちゃんとチェックできていなかったのですが,カリフォルニアワインあらかるとのセールコーナーを見たら,安さにちょっとびっくり。連投ですが紹介しておきます。

随時入れ替えがあるこのコーナー,昨日追加されたのはCohoのカベルネ。Diamond Mountainにあるいわゆる「山カベ」系です。2005年のSummit Vine Ranchは米国で50ドル台なのが3600円と激安。2005年はWine Advocate誌にはレビューなしですが,翌2006年は90点になっていました。そのレビューにも「classic mountain Cabernet」とありましたから山カベらしい山カベなのでしょう。

山カベって何?という人もいらっしゃると思いますが,ナパのカベルネ,大きく分けると谷あいの畑のものと山腹のものとあります。谷あいのものは芳醇で柔らかいカベルネになる傾向が強く,山腹のものは,ややタンニンがきつくて堅い印象のカベルネになる傾向があります。いい悪いというよりスタイルの違いです。山カベはやや取っ付きにくいところがありますが,飲み飽きにくいという良さもあります。

山カベの説明がちょっと長くなってしまいましたが,Cohoの下に出ているBig Basinのシラー2種はさらにお買い得。Mandala 2006は現地価格45ドルが1590円という半額以下の激安。Rattlesnake Rock 2006は現地55ドルが2980円とこれも断然安いです。ちなみにどちらもWine Advocate誌に掲載されており,Mandalaが87-89,Rattlesnake Rockは89-91でした。

Date: 2011/0121 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かわばた酒店でドミナスの2006年が税抜1万3200円で出ています。まあ絶対金額としては安くないのですが,ライバル?のOpus Oneが1万7000円台で安くなったと言われているのに比べて,まだずいぶん安いです。実はDominusは米国の価格も結構安くて100ドル以下で売っているところも少なからずあります。

ボルドー左岸の一級シャトーであるシャトー・ムートン・ロートシルトが半分出資しているOpus Oneに対して,Dominusは右岸のペトリュスを擁するムエックス家のワイナリと,高級感の醸し出し具合では変わらないように見えるのですが,なんとなく差が付いたように見えるのはなぜでしょう? ラベルデザインとかワイナリ名称,マーケティング力といったところが影響しているのでしょうか。

ちなみにWine Advocate誌のレイティングで見ると,Dominusは実はOpus Oneを下回ったことが過去一度もありません。Opus Oneが未だ到達していない96点以上の評価も7回もあります。今回の2006はその一つ。
Dominus vs. Opus One

というわけで客観的に見ればDominusはやっぱり「買い」ではないかと思ったりするのであります。

ただし,テイスティング・ノートをいくつか調べるとこの2006年はかなりタニックな作りのよう。Wine Advocate誌での飲み頃は2008~2033年となっていますが,数年はセラーで寝かせる覚悟を持っておいた方がよさそうな気がします。

Date: 2011/0120 Category: おすすめワイン
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ペンギンのラベルが印象的なワイン「0906」の国内販売が始まりました。Ship2UのかんちゃんがCrushPadで作っているピノ・ノワールです。畑はSonoma CoastのTwo Pisces。Petaluma Gapと呼ばれる現在注目されているエリアにあります。この地域は,太平洋からの霧が通過する谷になっており,Sonomaでも冷涼な地域です。

かんちゃんは,果汁はフリーランだけ,樽はニュートラルなものを使うなどブドウ本来の風味を失わない繊細なワイン作りを心がけています。カリフォルニアのピノとしては非常にエレガントなワインだと思います。

元々25ケースしかないワインなので販売量はわずか。お早めに。

【追記】コルクを使わない「Zork」バージョンの販売も始まっています。Zorkについては下の動画を見てください。スクリューキャップと比べるとコルクっぽい高級感があるところが魅力でしょうか。



Date: 2011/0114 Category: おすすめワイン
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ワインショップ フィッチでカレラ2007のミルズとドゥ・ヴィリエが格安で出ています。どちらもワイナリでは完売。特にミルズはWine Advocate誌で95点の高評価でありワイナリ価格で50ドルだったのが税抜4300円なのですから激安です。ドゥ・ヴィリエも初ヴィンテージで92点という高評価。

どちらも1エーカー当たりの収穫が1トンを切るという低収量(普通は2トン切るとかなり少ないです。Jensenは比較的多くて1.46トン)。それがピュアだけど深い味わいにつながっているのかもしれません。

カレラのピノは10年程度の熟成には十分耐えるのでまとめ買いしておく価値もあると思います。とにかくこの値段なら文句のつけようがありません。

Date: 2011/0112 Category: おすすめワイン
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フラワーズのフラグシップであるキャンプ・ミーティング・リッジの1999年ピノ・ノワールが税抜9500円で出ています。ラベル難ありのための特別価格とのこと。

Flowersといえば,Sonoma Coastにぶどう畑を作った先駆けであり,Sonoma Coastへの注目をぐっと高めた立役者でもあります。近年は以前ほど名前を聞かなくなったものの,やはりキャンプ・ミーティング・リッジという言葉には引き寄せられるものがあります。

Wine Spectator誌のコラムニストMatt Kramerは2005年10月15日号の同誌で「An American Grand Cru?」というタイトルのコラムを書いており,もし,米国でピノのグラン・クリュの畑を決めるとしたらSonoma CoastのBlue Slide Ridge,Camp Meeting Ridge,Hirschは候補になるだろうとしています。

1999年のヴィンテージについての評価は定かではありませんが,トライしてみる価値がありそうなワインです。

Date: 2011/0111 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ときどき激安物が出るかわばた酒店でShaferのChardonnay Red Shoulder Ranch 2008が税抜3580円という無茶苦茶安い値段で出ています。米国でも40ドルくらいから。今の円高を考えても現地価格です。もちろん楽天内最安。

Shaferのシャルドネはマロラクティック発酵をしないため,すっきりきれいな味。それでいてトロピカルフルーツのフレーバーもあり,信頼できるシャルドネの一つです。2008年はWine Advocate誌で92点。「ノースコーストのシャルドネにとって当たり外れの大きな年である2008年において,このワインは勝者だ」と言っています。

なお,同店では以前「けしからん」ワインとして紹介した1万円台のHillside Selectもまだ少し残っています。カリフォルニアのカベルネにランクを付けるとしたら間違いなくトップランクの一つ。Opus Oneあたりより一段か二段格上といっていいでしょう。それがこの値段。カベルネ購入を考えているなら,絶対おすすめです。

Date: 2011/0104 Category: おすすめワイン
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カレラの売上で日本がどれだけ重要であるか先日紹介しましたが,結果として日本がカレラのワインを一番入手しやすい国になっており,価格的にも米国と遜色ないレベルに来ています。特にパーカーが高得点を付けた2007年のピノの単一畑の場合,米国では既に98点のSelleck,190ケースと最も生産量が少ないReed,初ヴィンテージで92点を付けたde Villiers,95ポイントとポイントが3番目に高かったMillsと四つが既に売り切れ,残るはRyanとJensenだけになっています。

コストパフォーマンス的にはRyanが魅力的ですが,これは1847ケースと一番生産量が多いので,コレクションしたい人はSelleck,Reed,de Villiers,Millsからにするのがいいでしょう。

Date: 2011/0103 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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新春お買物情報をまとめます。まずカリフォルニアワインあらかるとではWA誌で3度目の100点を取ったColginのColgin IX Proprietary Red 2007が税抜き4万7600円。もちろん高価ですが,米国でも500ドル近い値段なのでそれほど割高ではありません。2008,2009はあまり高い評価ではないので,ここが入手しどころかも。



福袋ではカリフォルニアワインを主体とする「ワインスタイル」が「赤字覚悟」で1万円~10万円まで6種類。本数は書いてありますが,苦手品種の指定ができるとかで,やや自由度があるようです。1月7日まで限定。このショップではまだワインを買ったことはありませんが,カリフォルニアではかなりいいものをそこそこの値段で出しているので気になっています。

★1万円セット⇒ワイン6本入り17000円相当の福袋。

6セット限定。
(注)ご希望の赤ワインと白ワインの割合を承ります。備考欄にてお伝え下さい。
⇒例・・・赤ワイン4本、白ワイン2本希望、など。
(注)苦手なブドウ品種がありましたら備考欄にてお伝え下さい。


★2万円セット⇒ワイン6本入り35000円相当の福袋。

3セット限定。
(注)ご希望の赤ワインと白ワインの割合を承ります。備考欄にてお伝え下さい。
⇒例・・・赤ワイン4本、白ワイン2本希望、など。
(注)苦手なブドウ品種がありましたら備考欄にてお伝え下さい。


★3万円セット⇒ワイン6本入り5万円相当の福袋。

3セット限定。全て赤ワインです。
(注)ご希望の赤ワインと白ワインの割合を承ります。備考欄にてお伝え下さい。
⇒例・・・赤ワイン4本、白ワイン2本希望、など。
(注)苦手なブドウ品種がありましたら備考欄にてお伝え下さい。


★5万円セット⇒ワイン6本入り8万円相当の福袋。

1セット限定。全て赤ワインです。
(注)ご希望の赤ワインと白ワインの割合を承ります。備考欄にてお伝え下さい。
⇒例・・・赤ワイン4本、白ワイン2本希望、など。
(注)苦手なブドウ品種がありましたら備考欄にてお伝え下さい。
(注)セットはカベルネソーヴィニヨン、もしくはカベルネブレンド、
ピノ・ノワールの組み合わせになります。


★7万円セット⇒ワイン6本入り12万円相当の福袋。

1セット限定。全て赤ワインです。
(注)セットはカベルネソーヴィニヨン、もしくはカベルネブレンド、
ピノ・ノワールの組み合わせになります。


★10万円セット⇒ワイン6本入り17万円相当の福袋。

1セット限定。全て赤ワインです。
(注)セットはカベルネソーヴィニヨン、もしくはカベルネブレンド、
ピノ・ノワールの組み合わせになります。