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Date: 2010/1226 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ファインワインクラブで今日限定のセールをやっています。発送は28日固定。限定が多いですが,ワインはすごいのが出ています。ロキオリにコルギン,マーカッシン,オーハイ,ワシントンのシークォル。ロキオリのピノはAVAものとはいえ税込み送料込みで7140円です。マーカッシンはシャルドネだけですが,それでも4本も出ているのは国内ではレアです。先日のシャルドネの記事でも書いたように,Kongsgaardと並ぶCAシャルドネの最高峰。

ファインワインクラブのセール(米国産ワイン)
Date: 2010/1225 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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昨日紹介したWine Advocate誌で98点とったContinuum 2007が柳屋にも入荷しています。税抜き1万9900円は楽天内では最安。とりあえず今カベルネ系買うならこれを一押しします。

Date: 2010/1225 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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来年はうさぎ年。うさぎのワインというととにもかくにも「ラビット・リッジ」があります。ジンファンデルを得意とするワイナリで,以前はソノマに拠点を構えていましたが,ブドウ産地の関係で現在はPaso Roblesに移転しています。日本にはジンファンデルのほかシャルドネとカベルネが入っているようです。

Date: 2010/1224 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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これまで何回か取り上げている「モンダヴィ直系」のブランド「コンティニュアム」。最初のヴィンテージの2005年からパーカーのWine Advocate誌では95点という高い評価を得ており,2006年も96点。好ヴィンテージの2007はさぞや,と思ったところ案の定98点の高得点を取りました(100点ワインも出てますが,それは別記事で)。

パーカーさん,レビューコメントでは「シャネル」に例えたり(パーカーにシャネルは似合いませんが)「これ以上よくなるのは,今でもほぼ完璧なので難しい」など,手放しに近い褒め方で古巣のOpus Oneよりも高い評価を与えています。

2007年の国内在庫はわずかな模様。興味あるならば早めの購入をおすすめします。



Date: 2010/1223 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ナパで高級カベルネを作るPillar Rockのデビュー・ビンテージ1999および2002年がいくつかのワインショップのセールに出ています。ピラー・ロック,あまり知らない人が多いと思いますが,セールストークに出ているように2002年のNapa Valley Wine Auction(ナパの夏を彩る大イベント)のバレル・ロットでShaferを押さえて6万6100ドルの最高値を付けています。

このバレル・ロットというのはメイン・イベントのLive Auctionとは別のよりカジュアルなイベントですが,ここで高値が付くというのは多くの人がおいしいと思ったということ。

ただし,2002年のオークションで出ているのは2000年のワインで,実は前年の2001年の方が1位ではありませんが8万2700ドルというより高値が付いています。なので実際に評価が高いのは1999年ものかもしれません。

Date: 2010/1219 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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バブリー(泡)」「カリカベ」「カリピノ」と来て,クリスマス企画おまとめシリーズ最後はシャルドネです。

上位はさらっと行きましょう。東の横綱はMarcassinのMarcassin,西の横綱はKongsgaardのJudge,東の大関はAubertのReuling,西の大関はAubertのLauren,張り出し大関にPeter MichaelのPoint Rouge。関脇はKistlerのCuvee Cathleen,AubertのRitchie,Marcassinの他の畑。異論もあるでしょうけど,概ねこんな感じでしょう。

このあたりのワインは生産量も少なく,国内だけでなく米国でも入手困難ですが,国内ではジャッジやキスラーは,比較的コンスタントに入荷しているようです。ジャッジは値段も米国と比べてそれほど高くありません。



以下つらつら挙げていきます。

個人的に昔から大好きなのはPatz & Hall。これまで何度も取り上げてますね。特に1ランク上に感じるのはAlder Springsの畑とHydeの畑。Hydeの畑ということでは本家HdVも気になるところですね。HdVはHydeのオーナーのLarry Hydeがロマネ・コンティの共同経営者であるAubert de Villaineと作ったワイナリです。Aubert de Villaineは,このプロジェクトをあくまで個人的なものでありロマネ・コンティとは無関係としていますが,そういうつながりにロマンを感じる人もいるでしょう。


ここまではほとんどがソノマをベースにしたワイナリですが,セントラルコーストにもいいシャルドネを作るところはたくさんあります。代表的なのはCaleraのMt. HarlanやRidgeのMonte Bello,Mt. Eden。


サンタ・バーバラ周辺ではピノでも名前を上げたGreg BrewerのBrewer-Cliftonおよび彼個人のワイナリであるDiatomがすばらしいシャルドネを作っています。


ほかにも水準を超えるシャルドネは枚挙にいとまがないので,自分の好きなワイナリを比較的見つけやすいのがこの品種のいいところの一つかなあ,なんてことも思います。冒頭の横綱級ワインを除けば,価格もそんなに高くないので,このホリデーシーズンにはぜひ白赤一緒に試してください。
Date: 2010/1217 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でラベル破損などのB級品(ワインの品質ではなく,あくまでボトルなどの外面の問題)のセールをやっています。

アウトレット品はこちらから

ラインナップは
ブラックストーン シャルドネ "ワインメーカーズ・セレクト" モントレーカウンティ 2007
2205円→1580円
タリー ピノ・ノワール "エステート" アロヨグランデヴァレー 2007
5775円→3980円
ブラックストーン メルロー "ワインメーカーズ・セレクト" カリフォルニア 2007
2205円→1480円
オーボンクリマ "ヒルデガード" サンタマリアヴァレー 2005
5300円→3500円
エスタンシア ピノ・ノワール "ピナクルス・ランチ" モントレーカウンティ 2007
2625円→1980円
シェーファー シラー "リレントレス" ナパヴァレー 2007
9450円→5980円
シャトー スーヴェラン カベルネ・ソーヴィニヨン "ワインメーカーズ・リザーヴ" アレキサンダーヴァレー 1998
7529円→5980円
ジョーンズ ファミリー カベルネ・ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2003
3万1500円→1万2800円

僕が1本選ぶならShafer Relentless 2007。Shaferのワインはどれもはずしませんが,これもかなりおいしいシラー。この値段ではなかなか買えません。
Date: 2010/1214 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日のカベルネ編のピノ版です。少々長いですがお付き合いくださいませ。

前回と同様,まずはパーカー高得点ワインから見ていくことにしましょう。カリフォルニアのピノ・ノワールではまだ100点を取ったワインはなく,99点がKistler(キスラー)のCuvee Elizabeth(キュベ・エリザベス)が2回とMarcassin(マーカッサン)のMarcassin Vineyardが3回。Kistlerの場合Sonoma CoastやRussian River Valleyという地域名(AVA)のワインは本数も多く,入手もさほど難しくありませんが,単一畑ものは高価かつ入手困難,地域名ものを作っていないMarcassinはすべて高価かつ入手困難になっています。MarcassinのオーナーであるHelen TurleyはカベルネでもBryant Familyの100点ワインなどを手がけており,カリフォルニアのワインメーカーの中でもやや別格的存在。クライアントによる要求も極めて厳しいという話であり,ちょっと近寄り難い感じがします。一方,KistlerのオーナーであるSteve Kistlerはシリコンバレーの有名校スタンフォードの出身であり,知的なイメージがあります。一方で,両方に共通するのはソノマのRussian River Valley(RRV)を拠点としていること。カリフォルニアの最高のピノはRRVで作られると言っても過言ではありません。



さて,パーカーの得点にもどると98点ではAubert(オーベール),Brewer-Clifton(ブリュワークリフトン),Calera(カレラ),Pisoni(ピゾーニ)が加わります。Marcassinは98点以上が10ワインと他の追随を許さない状況。Caleraは日本への輸入が多く,価格も最近はかなり安くなっています。ただ,Caleraはヴィンテージによる当たり外れのブレが割と大きいので見境なく手を出すのは危ないかもしれません。現行の2007年はCaleraのこれまでのベストと言われています。また,Caleraは熟成でよくなることが多いのも特徴。10年以上経ったワインを選ぶならKistlerよりCaleraの方が無難な感じがします。



なお,Caleraに関しては「ブドウの苗木をロマネ・コンティの畑から持ってきた」「畑の場所を人工衛星で探した」という都市伝説がありますが,前者に関してはいろいろな問題から現在は口をつぐんでいる状況。ただ,ロマネ・コンティかどうかは分かりませんが,ブルゴーニュの畑から枝木を持ってきたものではあるようです。後者に関しては,役所から普通に入手できる衛星写真を見たことはあっても,特別に何かをしたということはありません。

Brewer-CliftonとPisoniは日本に輸入されていますが,本数は少ないので常に品薄状態です。Brewer-Cliftonはサンタ・バーバラのSanta Rita Hills(サンタリタヒルズ)のさまざまな畑からブドウを購入しており,除梗をしない(最近は結構しているそうですが),野生酵母を使うなど,一定のポリシーに基づいたやや実験的なワイン作りをしているワイナリ。ここもやや当たり外れがあります。Pisoniは世界的に有名な水族館があるモントレーの近く,Santa Lucia Highlands(サンタルシアハイランズ)を一躍すばらしいピノの産地にした畑の名前ですが,そのオーナーがやっているワイナリ名もPisoniであり,ここではワイナリ名のことです。Pisoniのブドウを使ったピノは10近くのワイナリが作っていますが,PisoniのPisoniがベストと言われています。Pisoniにも「La Tacheの枝を取ってきて植えたもの」という話があります。事実らしいのですが,これも真相は明らかでありません。



Calera,Brewer-Clifton,Pisoniはいずれもセントラルコーストのワイナリです。セントラルコーストではBrewer-CliftonのSanta Rita Hills,PisoniのSanta Lucia Highlandsが高級ピノの2大産地です。Caleraは山ひとつ内陸側にあり,異彩を放っています。

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Date: 2010/1212 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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クリスマス企画第2弾としてカリフォルニアのカベルネ・ソヴィニョンやそのブレンドのワインを紹介します。クリスマス向けということで普段飲まないような高級ワインを中心に説明していきます。

世界のワイン界においてカリフォルニアワインの地位が大きく上がったきっかけになったのが1976年の「パリ・テイスティング」でした。このときに赤ワインで対決したのがボルドーの赤とナパのカベルネでした。それ以来,カリフォルニアを代表する赤ワイン品種といえばカベルネであり,特に産地として名高いナパではカベルネが代表的な品種になっています。

例えば,ロバート・パーカーのWine Advocate誌で100点を取っている米国の赤ワインは37本(注:98-100など幅があるものは一般には100点とみなさないことになっています。日本のショップではそれも100点として書いていることがあるのでちょっと注意が必要です)。そのうち10本がSyrah系であとの27本はカベルネ・ソヴィニョンやそのブレンド。さらにそのうちワシントン州のQuilceda Creekが4本あるのとVerite La Joieを除いた22本はナパ産です。

ワイナリ名で挙げるとAbreu(2本),Bryant Family(1本),Colgin(3本),Dalla Valle(1本),Dana Estates(1本),Harlan Estate(4本),Kapcsandy Family(1本),Paul Hobbs(1本),Scarecrow(1本),Scrader Cellars(4本),Screaming Eagle(1本),Shafer(1本),Sloan(1本)。

1990年代末に「カルトワイン」として,少量生産の一部の高級ワインが高得点を取って市場価格が急騰したことがありましたが,Bryant,Colgin,Dalla Valle,Harlan,Screaming Eagleといったところがいわゆる「カルト」銘柄で,パーカー100点リストと共通していることがよく分かると思います。

「カルト」の中でも価格が高いのはScreaming Eagle。今でも10万円台半ばから20万円くらいで流通しています。その次がHarlan。Harlan EstateのBill Harlanは2000年ころからBondというワイナリもやっており,そちらもかなり高く評価されています。BryantはワインメーカーだったHelen Turleyを解雇して裁判沙汰になったあたりからちょっと名を落とし,Dalla Valleも2000年以降植え替えなどで一時質が落ちたと言われていますがまた復活傾向にあります。



注目はColginで3本の100点ワインを出していますが,これはHarlanとSchraderの4本に次ぐ物。さらに面白いのはColginのオーナーであるAnn ColginとSchrader CellarsのFred Schraderはかつては夫婦だったこと。Colginは100点銘柄の中では比較的安価に入手できます。2006,2007年のColgin IX Proprietary Red(IXにはシラーもあるので注意)はどちらも100点ワインです。


●[RP100点] コルギン レッドワイン "IX・エステート" ナパヴァレー 2007 (正規品) @ 柳屋

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Date: 2010/1209 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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クリスマス前企画として,やっぱり「泡」でしょということでカリフォルニアのスパークリング・ワインを一挙紹介します。個人的に好きなアイアン・ホースが近年はいらなくなってしまったのがちょっと残念なのですが…

まず釈迦に説法だとは思いますが,カリフォルニアで作っているのは「シャンパン」あるいは「シャンパーニュ」ではありません。これらの名前はフランスのシャンパーニュ地方だけで認められているからです。とはいえ,米国は原産地呼称のルールが甘く,今でもKorbel Champagne Cellarsなんていう名前が残っていたりします。ただし,海外に輸出するものについては現在はほとんどなくなっているのではないかと思います。

シャンパーニュでないからダメなのかというと,そういうことではなくほとんどのスパークリング・ワインの製法はシャンパーニュと同様です。

ここでは安いものから紹介していきます。まずはDomaine Chandon。ここのは最近1000円台で売られており,かなりコストパフォーマンスが高いです。なお,ほとんど同じラベルのオーストラリア産のものもあるので買うときにはちょっと注意しましょう。普通のBrutとロゼがありますが,ここではロゼを紹介します。ロゼの方が華やかだし,料理も幅広くあうと思います。


次はGloria FerrerのBlanc de Noir。Blanc de Noirはロゼほどの色ではありませんがうすピンク色できれいです。ここのはYAMAYAでも安く売ってます。


1000円台の最後はRoederer EstateのBrut。これはここ1年くらいで急に安く輸入されるようになりました。米国では18ドルくらいです。僕は飲んだことありませんが評判もいいようです。

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Date: 2010/1208 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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iWineの楽天サイトでコスタ・ブラウンなど五つのワインがクーポン利用で1割引になります。12月17日 23時59分までの限定。(クーポンはこちら)

対象になっているワインは
2006 コスタ・ブラウン ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール
2006 ピーター・マイケル・ワイナリー 'レ・パヴォ’ エステート・レッド
2006 ポール・ホブズ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー
2003 ヴェリテ カリフォルニア ラ・ジョイ
2006 リトライ セリーズ・ヴィンヤード
の五つ。どれも

この中ではKosta Browneが現地価格に近く一番お得感があります。

Date: 2010/1207 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日Patz & HallのAlder Springs ChardonnayとShafer Hillside Selectというすごいワインが現地よりも安い値段で出ているとして紹介したかわばた酒店。さらに今日の10時から12月10日の9:59まで,楽天のエントリーでポイント10倍すなわち実質一割引になります。Hillside Selectなんか税込みでも1万7000円台ですよ,奥さん! ここで買わなきゃいつ買うのっていうくらいの値段です。

買っても買わなくてもエントリーは無料なので,しておいて損はありません(こちらから)。対象になっているショップは結構ありますし。

Date: 2010/1205 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ファインワインクラブでロキオリのピノとシャルドネがセールで出ます。エステートのピノで6000円台(税抜き6800円,送料込み)というのは国内では破格の価格。West Blockのピノも1万6000円(税抜き送料込み)です。シャルドネも単一畑ものが五つ,それぞれ1万1500円(税抜き送料込み)で出ています。

Rochioliのワイン,日本ではCaleraのように派手に話題になることはないワインですが,米国のピノ・シャルドネで最も尊敬されている銘柄の一つです。出回る量が少ないのと価格が高いことからこのブログではあまり紹介したことはありませんが,米国のピノが現在のような活況を呈するようになる前の1990年代からずっとトップ・ワイナリの一つとして質を維持していることは素晴らしいと思います。

個人的にはRochioliを語れるほど飲んでいませんが,すごく果実味がきれいなワインという印象があります。ロバート・パーカーも「superb purity」が「a hallmark of all of Rochioli’s wines」だと言っています。

なお,今回のワイン,どれもWA誌では90点を超えるレイティングが付いています。一番高ポイントなのはシャルドネのリバー・ブロック2005の95点。

さて,今回のセールの肝はわずか6時間のセールということで,忘れずにアクセスできるかどうかが問題になります。対策としては携帯電話にリマインダーメールを送るのがお勧め。例えばGoogle Calendarで予定を作ると,リマインダーのオプションがあり,メールでリマインダーを指定して「ゲスト」のアドレスに携帯のアドレスを入れるといいです。「calendar-notification@google.com」というアドレスからメールが来るので,受信許可アドレスにいれておくとフィルタの危険も逃れられます。メール送信時の本文にこのアイテムのURLを入れておくと,携帯からの楽天へのリンクにも対応しているので,PCが使えなくてもアクセスできます。


Date: 2010/1204 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かわばた酒店,こんどはシェイファーのフラッグシップ,ヒルサイド・セレクトが税抜1万8500円というけしからん値段で出ています。米国の価格は200ドル以上。ワイナリ・リリース価格の225ドルと比べても安い。何年も待ってメーリング・リストに入った人が涙目になりそうです。

WAでは97点。パーカーはヴィンテージを代表するトップワインの一つと言っています。今飲んでも,ちゃんと保管すれば30年後に飲んでもおいしいワインです。わけの分からないワインに投資するより100倍マシ。クリスマス・パーティや,ここぞというときの持ち寄りにも最適でしょう。お勧め太鼓判押します。

Date: 2010/1203 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かわばた酒店でPatz & HallのChardonnay Alder Springs 1999が税抜4800円で出ています。私も買ったことがあるワインですが,ワイナリ価格でも55ドル。ワイナリ直輸入でもなんだかんだで8000円くらいはかかった記憶があります。Wine-Searcherで探すと1999年は見つからず,2000年で70ドル。4800円なんてありがたいを通り越してけしからん値段です。

このワイン,Wine Advocate誌では93点。Patz & Hallのシャルドネの中でも味の複雑さでは群を抜いており,比較的長熟にも耐えるワインです。10年を超えていてどうかというのは経験がないので分かりませんが,保管コンディションが悪くなければ,まだいけるだろうと思います。

Date: 2010/1201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインセラーパリ16区でKistlerのPinot Noir Russian River Valley 2008が税込み1万2800円で出ています。正直値段は激安とは言えませんが,まあまあ安い線,というかそれ以上にキスラーピノ自体が品薄で日本ではなかなか手に入らないというのが実情ではないかと。

キスラーブランドはやはり強いですからね。それに若いうちに飲むピノとしてはやはりおいしいと思います。

Date: 2010/1130 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Derbes(ダービース)のシャルドネRussian River Valleyの2003年が3000円台の格安で出ています。以前,同ヴィンテージのCarnerosを飲みましたが(ビストロキフキフでトリュフリゾットとワイン),かなり熟成した魅力が出ているワインでした。

果実のフレッシュさを求める人にはあまり合わないワインだと思いますが,しっかりした料理にも合うワインなので,これからの宴会シーズンに向けて役に立つことがあるかもしれません。

Date: 2010/1125 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かわばた酒店でCalera Ryan 2007とAu Bon ClimatのKnox Alexanderという二つの著名ピノがどちらも3000円台で出ています。どちらもかなりの安値です。

Ryan2007
以前飲んでいますが,3000円台なら文句なくオススメできるクオリティでした。Wine Advocate誌では93点。

Au Bon ClimatのKnox Alexanderはイサベルと並ぶフラグシップ。イサベルがオーナーであるJim Clendenen氏の娘の名前であるのに対し,こちらは息子の名前。世評では娘の方が息子より可愛いのではないかとも言われていますが,私も近年のものは飲んだことがないので評価できません。こちらは税抜3350円という安さ。

どちらを選ぶか悩ましいところですが,この値段なら両方買っても7000円ですから,それが正解かもしれません(笑)。


Date: 2010/1124 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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日本ではあまり出回っていないOutpostのZinfandel(とカベルネ)が輸入元40%オフセールで安くでています。Zinfandelは米国でも40ドル台のが税抜4480円ですからかなり安いです。WAで93点。Outpostは98年設立の新しいワイナリ。Zinfandelなどが2000年代半ばから高評価を得ています。ショップの説明書きによると今回のセールはちょっとアクシデンタルなもののようでもあるので,気になる方はお早めに。



Date: 2010/1119 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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shuzさんの真似をしたわけではありませんが,買い物向けのコネタがちょっと溜まったので放出しておきます。

まず柳屋では「アウトレット大・処分市」としてラベル不良品などの割引セールをしています。ShaferのOne Point Fiveが5980円などいい感じです。

ワインショップ フィッチではStag's LeapのCask 23が珍しくセールで出ています。1万5800円というのは国内では見たことないような価格。ただ,このワインの評価,WAでは87点なのでカリフォルニア的な濃いワインよりもエレガントなワインを好む人の方に向いていると思います。



カリフォルニアワインあらかるとではカレラがセール。ライアン2007(WA93点)の3980円はWine Authorityにちょっと負けていますが,セントラル・コースト・ピノ2008(WAで90点)の2130円というのは抜群のやすさ。リードの5980円も多分安いですが,これは2006年なので要注意。僕だったら2007のミルズ(WA95点)6750円を選びます。

WS誌のWine of the Yearになった2007年のSaxum James Berry Proprietary Redはもう日本には入らないと思いますが,2006は昨日紹介したものがあります。WAで95点と少し落ちますがそれでも米国では100ドルを軽く超えるワイン。この値段で入手できることはもうないだろうと思います。僕もこれは1本入手しておきました。

最後にPisoniやAugust Westの輸入元であるilovecalwineのオンラインショップで11月22日まで1周年記念セールをやっています。「オススメ」マークが付いたワインは20%引きになっているとのこと。例えばAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2007は6216円。レアモノのAugust West Rosella's Vineyard Chardonnay 2008も5040円です。
Date: 2010/1116 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今週金曜日のZinfandel Dayに向けてWine Library TVのGary Vaynerchukによるブラインドテイスティングのビデオを紹介します。


取り上げられたZinfandelは以下の4本。
Bogle ZinfandelCalifornia Red Zinfandel
2008 Seghesio Sonoma Zinfandel
2006 Louis Martini Monte Rosso Zinfandel Gnarly Vines
2007 Outpost Zinfandel Howell Mountain

この中で知名度で言えばRobert Parkerが93点を付けているOutpostが一番でしょう。しかし,Gary Vaynerchukはあまりビッグなワインは好まない傾向があるため,評価は大分違ったものになりました。

接戦を制したのはSeghesioのSonoma Zinfandel。日本でも割と入手しやすいこのワインが選ばれたのはちょっと嬉しいような感じです。Wine Spectatorの年間トップ100常連でもあり,なんというかはずさないワインですね。


Date: 2010/1110 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとでRavenswoodの単一畑「Barrisia」が税抜き2800円という安さで出ています。米国で買っても50ドルするワイン。これは安いです。輸入元が単一畑ものをやめるのが理由なようなので,あまり喜べることではないのですが,ともかく安いものは安い。今後は入手がさらに困難になるでしょうから,買うなら今のうちがいいだろうと思います。

別に記事で取り上げる予定ですが,RavenswoodのJoel Petersonは2011年のカリフォルニアワイン名誉の殿堂にも選ばれた傑人。先日紹介したように,息子さんもがんばっているようです。カリフォルニアのジンファンデルの功労者の一人であることは間違いありません。

19日のジンファンデル・デー用にいかがでしょう?

Date: 2010/1103 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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有名なカロン・セギュールを初めとして,ハートマークがラベルについたワインはいくつかあります。その中でもメッセージのストレートさでは抜群なのがクロ・デュ・ヴァルのエッチング・ボトル。



なんといってもハートマークの下が「Just for You」なのですから,これは恋人か配偶者かあるいはその候補か,さもなければ片想いの相手にでもあげるしかありません。飲み終わった後も,インテリアとして飾っておけるようなデザインです。

中身はクロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソヴィニョン2006ですから,味の方も十分まともです。
Date: 2010/1030 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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最近カレラを取り上げる回数が増えていますが,今回は珍しく白の話。カリフォルニアワインあらかるとによると2009年のChardonnay Mount Harlanは日本にわずか25ケースしか輸入されなかったとのこと。今同店にある在庫がなくなると小売にはもうないかもしれません(そういいつつ追加輸入されるケースもありますが,今回に限ってはそれもなさそうです)。

8月に発表されたWine Advocate誌で2009年が96点という高得点を得たのがその理由。それでいて米国では30ドル程度(今は高騰して50ドルを超える方が多くなっているようです),日本でも5000円以下で入手できるというコストパフォーマンスの高さで人気が急騰したようです。ちなみにロバート・パーカーは「グラン・クリュのブルゴーニュだといって通用するだろう」と言っています。

実は僕もカレラのシャルドネはセントラルコーストしか飲んだことがないのでこのワインについて語れることはないのですが,これも気になるワインであることは確かです。

Date: 2010/1029 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋独占でSiduriのPisoni Pinot Noirに「Eddie's Lot」というスペシャル・ロットが入荷しています。国内輸入36本の全数とのこと。そもそも全生産量が92ケースなので激レア品であることは間違いありません(ワイナリの説明ページ)。

通常の区画よりも6週間遅れて収穫したというこのロット,ネットを見る限りだとかなり評価は高いようです(Ken's Wine Guide, CellarTracker)。その代わり普通のSiduri Pisoniと比べて高価ですが,それでも他のワイナリのPisoniとほぼ同等な価格帯。気になるワインです。

【追記】
SFクロニクル紙のワイン・ライターだったW. Blake Gray氏が,SiduriのAdam Lee氏とブラインドでアルコール度数を当てあったおもしろい記事があり,そこにもこのワインが出ていました(The Alcohol Challenge: Me vs. Adam Lee)。

ここで(アルコール度数が高いピノは好きでないという)Gray氏はこのワインをかなり気に入り,「I liked this wine a lot for its bright cherry fruit and great acidity. I think it‘s under 14.5」とアルコール度数は14.5%より低いと言いました。しかし,ラベルを開けると15.1%あり実際に測定した度数は16.01%でした。1.5%もはずしてしまい,アルコール度数16%のワインを好きだと公言したことのはかなりショックだったようです。

Date: 2010/1027 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのシャルドネの最高峰といえば何を思い浮かべるでしょうか。Kistler? Marcassin? Peter Michael?

今現在,最高峰あるいは最高峰の一つとして挙げて間違いがないのがKongsgaardのThe Judgeでしょう。例えばWine Advocate誌のポイントでは2002年以降,97,99,98,98,93,98+となっています。

これに対してMarcassinのMarcassinは99,97+,99,96+,99+。KistlerのKistlerは94-96,94-96,94-96+,95-98,96-98,94-96,94-96。Peter MichaelのPoint Rougeが96-98,97,95+,97,95,98,96-98というわけで,Kistlerが若干見劣りしますが後はほとんどいい勝負。あえて言うなら98点以上を4回取っているJudgeか99点3回のMarcassinかといったところでしょうか。

Marcassinが今も昔も入手困難なのに対し,Judgeは日本に正規入荷しています。値段も米国の値段と比べてむちゃくちゃ高いわけではありません。今年もその季節がやってきました。

なお,今回発売する2008年のWA誌レイティングはまだ出ていません。通常12月末の号で発表されますが,それを待っていては確実に買い時を逃しますので,ここはもう清水の舞台から飛び降りたつもりになって買うしかないわけです。ハーランなどカベルネ系のトップクラスが値段は高いものに入手自体はなんとかなるのに対し,生産量が少ないシャルドネなどのトップは入手できるかどうかの方が問題なのです。

Date: 2010/1020 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「キタザワ」でベリンジャーのカベルネ・ソヴィニョン・プライベート・リザーブ1996が税抜き8800円で出ています。値段も安いですね。どこから発掘してきたのか,コンディションがどうなのかはちょっと気になるところです。

このワイン,Robert Parkerは91点を付けています。これまで最高96点というこのワインにしては特別高い点ではありませんが1984年から2007年まで24年間連続でレビューをしているというだけでもParkerのこのブランドへの信頼がうかがえます。コメントは
The 1996 Cabernet Sauvignon Private Reserve reveals more concentration as well as higher tannin than the 1995. I know it is a trade-off, but I suspect this vintage will not be as sexy in its youthfulness as the 1995. The black ruby/purple-colored 1996 offers more licorice, in addition to the obvious levels of pain grille, jammy black currant fruit, and spice notes. Structured, full-bodied, and powerful, this may be a Private Reserve to cellar for several years, and consume over the subsequent 15-18.

ということでまだまだ飲み頃です。パーカーのサイトの飲み頃表示では2001年~2019年となっています。

Date: 2010/1017 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Au Bon Climatのフラグシップ・ワインというとPinot NoirのIsabelleがまず思い浮かぶわけですが,巷での評判がそれ以上にいいのではないかと思われるのがシャルドネのニュイ・ブランシュ。当初は新樽200%などとちょっと行き過ぎた作り方で人気を得ましたが,今では名実ともにシャルドネのフラグシップになりました。

今回ワインホリックでの価格は税込み3197円。かつて税抜き2000円台というのが一度だけありましたが,これも十分すぎるくらいの安さです。

Date: 2010/1015 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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前に記事を書いたのが10/1なので2週間ぶりにAUTHORITY styleで再びカレラ・ライアン2007が税抜き3500円という激安のセールをやっています。10月18日9時59分までの限定ですが,前回も早々に売り切れていたのでお早めに。なお,前回はCuvee V Chardonnay 2009が税抜き1980円とこれも激安だったのですが,売り切れてしまったようで今回はこれはありません。合わせて買うならロゼがお勧め。


Date: 2010/1012 Category: おすすめワイン
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先日紹介したAugust Westのシャルドネ(Loringときたら次はAugust Westだよね),ワイナリに問い合わせたら売り切れでした(TT)。と思っていたらまさかの日本入荷です。69ケースのうち10ケースを日本向けにということでインポーターさんが大分がんばったようです。

August Westのピノが好きな人も,飲んだことない人も,このシャルドネはお勧め。

Date: 2010/1007 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアワインあらかるとにAlysianのピノが入っていました。ソノマでも有名なワインメーカーGary Farrellが自身の名の付いたワイナリをやめて新たに作ったワイナリ(以前の記事1以前の記事2)。

ただし二つのピノと一つのシャルドネのうち入荷しているのはピノのAVAものだけ。しかも国内総数30本という少なさ。よく小売に流れてきたものです。早いところ売れて日本向けアロケーションが増えてほしいものです。値段6680円はこの輸入数にしてはずいぶんがんばったなという印象。

Date: 2010/1006 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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August Westのアロケーションを書いていなかったので一応載せておきます。

今回は2種類のAVAものピノにRosella'sのシラーとシャルドネ。
ピノは2009年のRussian River ValleyにSanta Lucia Highlands。どちらも30ドル。RRVは単一畑で出ているGraham Familyの畑に,同じHoward Graham氏のStoetz Roadという新しい畑のものを加えています。

SLHは実はRosalla'sの単一畑もの。来春リリースされるRosella's名義のワインとの違いは新樽の比率が低く,熟成よりも早飲み向けだということ。これはもしかしたらかなりお買い得かもしれません。

シラーとシャルドネは2008年。シラーは樽熟期間が過去最長だったとか。最初の発酵が2009年1月まで続き,マロラクティック発酵が終わったのはなんと2010年4月とのこと。2009年じゃないですよ,2010年。2020年までは熟成するだろうということです。47ケースという少量。

シャルドネの2008年は収穫が10月最終週まで延び,発酵が冬いっぱいかかったというこれも気の長いワイン。69ケース。シャルドネとシラーは1本36ドルです。

個人的にはシャルドネが一番飲みたいかも(過去記事
Date: 2010/1002 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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以前から格安で売られているハーランの別プロジェクト「Bond」のMatriarchですが,エサキホンテンではいま2006年が税込みで9455円。米国の小売では最低税抜き115ドルくらいなので,それよりも安いです。

なお,2006年のWine Advocate誌でのレイティングは90点。前年の93点と比べると少し低くなっています。パーカーのコメントは「Starting with the Matriarch, this wine is the easiest to drink young. Dark plum/purple, with plenty of smoke, black currants, espresso roast, oak, and chocolate, the 2006 is dense, round, and best drunk over the next decade. 」と早飲みにはよさそうです。

Date: 2010/1001 Category: おすすめワイン
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このところ楽天のカレラでは最安を続けているのではないかと思う「Authority Style」でRyan 2007とCuvee V Chardonnay 2009がいつもよりもさらに格安で出ています。10月4日9時59分までの限定。

Ryan 2007は税抜き3500円。米国での平均が43ドルですから,それよりも実質安いです。このワインに93点を付けているRobert Parkerのコメントは
it is a Pinot Noir for those who prefer that varietal’s spicy, stemmy, earthy side. Nevertheless, there is still plenty of fruit in this complex, singular cuvee.

ということで,カリフォルニアのピノの中で比較的土っぽさが強いカレラの中でもその傾向が強いようです。

キュヴェVは日本だけで売られているブレンドで,低価格ラインのセントラル・コーストに自社畑のワインをブレンドしたもの。ブレンド比率などが分からないので,セントラル・コーストに毛が生えたくらいに思っておいた方がいいと思いますが,今回はそれにしても格安な税込み送料込みで1980円。

まとめ買いのチャンスだと思います。

Date: 2010/0928 Category: おすすめワイン
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ちょっとタイミングを逃してしまった感もありますが,Robert Mondavi直系のプロジェクトContinuumの2007年が国内入荷しています。今やMondaviの手を離れてしまったOpus Oneと飲み比べても面白いかもしれません。

Continuumは故Robert Mondaviの次男Tim,長女(Timの姉)のMarcia,妻のMargritのワイナリ。長男のMichaelはMという別のワイナリを手がけていますが,Robertが参加していたContinuumが直系といっていいでしょう。2005年のデビュー・ヴィンテージがWine Advocate誌で95点,2006年も96点と高い評価が付いています。

ただ実は2005年と2006年がOakvilleの畑から購入したブドウでワインを作っていたのに対して,2007年からはプリチャードヒルに購入した畑のブドウを使っています。品質の変化が気になるところではありますが,既にWine Spectator誌では97点という高得点がついているそうです(2005年は93,2006年は95点)。
【11/02追記】SFGateの記事によると2007年で使われているプリチャードヒルのブドウはまだ15%。メインはTo-Kalonの畑だそうです。

かたやOpus Oneも2005年からWAで95+,93+,95点と2000年初頭の低迷からようやく脱した様子。よくなってからのものは飲んでいないので,こちらも気になるところではあります。

飲み比べ候補のもう一つとしては,Continuumが畑を購入した元の持ち主である「Cloud View」のワインです。こちらは1万円程度とContinuumの約半額。味わいはどう違うのでしょう?

Date: 2010/0922 Category: おすすめワイン
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Patz & Hallの輸入元がiwine.jpに変わったことで値段が安くなったようです。ピノの最高峰であるPisoniも柳屋で税抜き8000円台。ワイナリのリリース価格が80ドルであることを考えるとかなりの格安になりました。

先日のワイン会でもDonald Patzさんは「Pisoniのブドウが到着するとワイナリ中がその香りになる」とおっしゃっていましたが,数あるPinot Noirの中でもエキス分が多いような感じがします。Pisoniは提携ワイナリのワインの出来に納得がいかないと契約を切るという話がありますが,Patz & Hallは1997年からPisoniのPinot Noirをつくり続けています。

Date: 2010/0917 Category: おすすめワイン
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オーパスワンの2007年が日本に入ってきています。一時は「値段の割に味が…」といわれていましたが,モンダヴィ家を離れて以降は評価が上がっており,逆に日本での値段は3万円前後から2万円前後まで下がっています。今では再びカリフォルニアを代表するワインの一つと言ってもいいのではないでしょうか。

例えばパーカーの評を見ると,2000年のものを「ナパで一番割高なワイン」と評したように,1997~2003年あたりは辛口の意見が中心でした。2004年以降のレイティングは93,95+,93+,95と安定してきています。最新ヴィンテージ2007は95点。「the 2007 has terrific black currant fruit, licorice, incense, and subtle smoke, an opulent, even voluptuous mouthfeel, dazzling purity and texture, and a skyscraper-like mouthfeel.」と好意的にコメントしています。

価格も一時は日本で3万円近くしていたのが,最近は2万円程度で落ち着いており,米国の値段と比べても割高感は薄れています。2007年も高い評点の割には価格は上がっていません。

以下のリンクでは楽天から安価なものを選抜して載せています。


ご参考までにOpus Oneには普通のフルボトルのほか375mlのハーフボトルもありますが,1万5000円くらいとフルボトルとたいして変わらない価格です。一瞬,フルボトルと勘違いして安いと思って飛びつきそうになるので注意が必要です。

また,「セカンドワイン」と呼ばれている“Overture”というワインもあります。入手困難という言葉に騙されそうになりますが,要はワイナリだけで販売するおみやげ用ワインという位置付けです。日本に入ってきているのは普通にワイナリで購入したものが流れてきているのだと思います。質的にはOpus Oneと比べるようなものではないし,今はOpus Oneとの価格差も数千円なので,日本のショップで購入する意味はないと思います。
Date: 2010/0915 Category: おすすめワイン
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柳屋で半額セールが始まっています。取り上げられているのはBreggo,Londer,Wildhurst,Arrowfieldといったそれほど有名ではないブランドですが,名より実を取りたい方にはお勧めできると思います。

本数限定ものもありますので,お早めに。
Date: 2010/0903 Category: おすすめワイン
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Wassy’s系列のパシフィックワインセラーズで「訳ありワイン」のセールをやっています。

セール会場はこちら

訳ありといってももちろん熱にあたったとかいうわけではなく,ラベルなど外見の不良。自宅用であれば十分です。オーストラリアのニュージーランドの専門店なのでそちらのワインが中心ですが,カリフォルニアのヘスやSouverainなどもあります。

セールの性質上,現品限り交換なしなのでお早めに。

Date: 2010/0901 Category: おすすめワイン
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Wine Advocate誌最新号ではカリフォルニアのローヌ・レンジャーやセントラル・コーストのワインも掲載されているのですが,セントラル・コーストではCaleraの大躍進が目立ちました。Selleck 2007が98点,Jensen 2007が97点。どちらもWAのレイティングでは過去最高です。2006年はそれぞれ87点,89点ですから2007のセントラル・コーストはいいと言われてきた中でも前年との差は大きいです。

ちなみに他の畑はMillsが95,Ryanが93,注目の新畑de Villiersは92,Reedは91。Mt. Harlan Cuveeも91でCentral Coast 2008は90とこのあたりまで高評価です。さらにChardonnayのEstateも96,Viognier Estateが94と白もかなりの点数。で,調べたらこれら全部WAでは過去最高のポイントでした。

パーカーによるレビューのコメントを見るとJensen,Selleckともに10~15年以上の熟成が可能という評価。私の経験でもCaleraは熟成するとおいしくなるので,これは将来が期待できそうです。また,おそらく今飲むならSelleckよりJensenの方が飲みやすいと思います。Jensenには「Deep, rich, and full-bodied, it is the sexiest, most seductive wine of all these 2007 Pinots.」というコメントが付いています。これもこれまでのJensenのイメージと共通しています。

Caleraの供給は2006年はややダブつき気味で,いまだにセールアイテムになっていたりしますが,これで2007年は一気に争奪戦になりそうな感じです。油断しているとなくなるおそれもありますのでお早めに。

Date: 2010/0831 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとにQuilceda Creek Cabernet Sauvignonの2007年が入荷しています。2001年~2006年のヴィンテージにおいてWine Advocate誌で100点3回,99点2回,98点1回という,おそらくカベルネ系ワインでは世界で最も高得点を付けられているワインです。なお,レビュワは2003年までがPierre Rovaniで2004年からはJay Miller。Robert Parkerが付けた点ではありません。

ワシントン州のワインのWA掲載は米国で8月31日。日本時間では明日9月1日になると思います。4たび,100点ということにでもなれば,さらに入手困難間違いなし。飲んでみたい人は早めにどうぞ。ただし,長熟型のワインなので少なくとも数年間はセラーに寝かすつもりで。


【クウィルシーダ クリーク】 カベルネ・ソーヴィニヨン [2007]

Date: 2010/0829 Category: おすすめワイン
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エサキ酒店でPatz&HallのNapa Valley ChardonnayとSonoma Coast Pinot Noirがセールで出ています。どちらも税込みで4000円強。あまりセールにならないワイナリなので,いい価格だと思います。

Date: 2010/0828 Category: おすすめワイン
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気のせいかもしれませんが,今年はカリフォルニアのソヴィニョン・ブラン,しかもプレミアム級のものがショップで目に付きます。

私見では,カリフォルニアのソヴィニョン・ブランで上級のものというと,Spottswoode,Rochioli,Araujo,Merry Edwards,Peter Michaelあたり。知名度はやや落ちるが評価の高いものだとLailやVineyard29あたりが加わる感じです。

この暑い夏,さわやかなSauvignon Blancが飲みたくなるということか,それとも高級品といってもシャルドネに比べたら安いのが魅力なのか? 個人的には肩肘張らずに気軽に飲める感じのところがいいと思います(5000円超えるようなものになるとちょっとそういうわけにもいきませんが)。

まだまだ残暑も続きます。ときには1ランク上のSauvinon Blancを試してみるのはいかがでしょうか。

スポッツウッドは8月31日10時の発売開始です。これは出物。

Date: 2010/0822 Category: おすすめワイン
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ShaferのHillside Select 2005が京橋ワインで税抜き1万9800円で出ています。米国の最安とほぼ同じ価格という安さです。ワインの評価としてはハーランやアラウホといったところと同等のこのワイン。パーカーは「One of the world’s most prodigious Cabernet Sauvignons」と言っており100%Cabernet Sauvignonというその姿勢からもカリフォルニアの最良のカベルネと言って過言ではないでしょう。ちなみにWine Advocate誌の評価は97点。

Date: 2010/0817 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sにHarlan Estateの最新ヴィンテージ2006が入荷しています。現在残り3本。税込み送料込みで7万8000円というのは,もちろんそうそう手が出る金額ではありませんが,それだけのお金を出しても買いたいという人がいるのがこのワインの実力でしょう(なお,楽天でこのヴィンテージでは最安)。2006年はWine Advocate誌では96点と,このワインにしては特別高い点数ではありませんが,好きな人にとっては多分点数は問題にはならないのだと思います。

Date: 2010/0814 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でKistlerのシャルドネVine Hill 2007が10800円(税抜き)と格安で出ています。先日紹介したNoisettierより格上の単一畑もの。Wine-Searcherで調べた平均価格は95ドルなので,Kistlerの国内の価格としてはかなり安いです。

Date: 2010/0804 Category: おすすめワイン
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夏の暑い盛りだというのにカベルネの特売だなんて,という気もしないではないのですが,とにかく驚愕の値段が出ているのがカリフォルニアワインあらかるとのShafer Hillside Select 2005とSpottswoode Cabernet Sauvignon Estate 2006です。

前者はWine Advocate誌で97点が付いているワイン。米国でも入手困難な上に200ドルを下らないものが税抜き1万9800円。カリフォルニアのカベルネの中で間違いなく最良の一つ。



SpottswoodeのCabernet Estateにいたっては米国で安くても110ドルはするのが税抜き9440円。税込みでも9912円と1万円を切る値段。明らかに米国より安くなっています。これでWine Advocate誌では95点と,Opus Oneの過去最高点(2005年の95+)と同レベル。次の年(2007年)は99点で価格高騰+入手困難間違いなしですから,今が入手のチャンスでしょう。ロバート・パーカーはテイスティング・コメントにあまり比喩を使わない方ですが,Spottswoodeについてはなぜか毎年のように比喩を使って紹介しており,今回は「It could be considered the wine world’s version of haute couture at a top address in Paris」と言っています。



最後はWassys'のCalera Chardonnay。日本でしか出ていないCentral Coastと自社畑のブレンドCuvee Vです。正直言ってCuvee Vについては位置付けが中途半端でどう評していいのか分からないところがありますが今回は1800円と,Central Coastとして考えても十分安い値段。この値段なら「買い」でしょう。


Date: 2010/0804 Category: おすすめワイン
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PisoniやAugust West,Pomeloなどの輸入元であるtakuyaさんのilovecalwineがオンラインショップで決算セールをしています。ラベル不良品が中心なので本数はいずれも少数。その代わり通常5775円のAugust West Santa Lucia Highlands Pinot Noirがなんと3465円など,お得感は抜群です。お早めにどうぞ。

オンラインショップの商品一覧はこちら
Date: 2010/0729 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアの2007年はどこもよかったようですが,特にセントラル・コーストに関してははずれがないという噂。かのロバート・パーカーも2007のセントラル・コーストは2000年代のベストと言っています。

そのパーカーが「Brewer-Clifton’s 2007 Pinots represent another top-notch vintage for this estate. All of the wines are very young and primary, but are bursting with potential.」と言っているBrewer-Cliftonの2007年が柳屋に入ってきています。値段も高くないです。これは「買い」だと思います。特にパーカーが96点つけたMt.Carmelのシャルドネとか95点のMt.Carmelのピノとか。

Date: 2010/0722 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ウメムラでキスラーのシャルドネ レ・ノワゼッティエール 2007が税抜き6990円で出ています。米国では50ドル台でも売られていることがあるワインですが,日米価格差の大きいキスラーの国内価格でこれは,かなり安いと思います。レ・ノワゼッティエールは樹齢の若い樹のブドウで作ったものだったと思います。高くてもすぐ売り切れるキスラーなのでお早めに。

2007年のLes Noisetiersの情報が少し分かりました。若い樹ということではなく,さまざまな畑のブレンドだそうです。醸造については他のKistlerシャルドネと同様,ホール・クラスタで100%マロラクティック発酵,半分が新樽,フィルターや精製なしでボトル詰めとのことです。米国ではこれが唯一小売店向けに出しているものになります。



それにしてもKistlerのサイトは情報量が少ないなあ…
Date: 2010/0722 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋のサマーセールでいくつかワインが追加されています。びっくりしたのはその先頭にOutpostのCabernet Sauvignon True Vineyard 2006があったこと。日本でのOutpost販売はおそらく初。

Outpostは近年,Zinfandelのトッププロデューサーの一つとして急激に人気が高まったワイナリ。ワインメーカーのThomas BrownはSchraderのワインメーカーでもあります。Wine Advocate誌の評価ではZinfandel以上にCabernet Sauvignonが高く,今回のものが94点,同じワインの2007年には98点が付いています。

「20年はもつ」とパーカーがいうこのワイン,カベルネ好きであれば押さえておいた方がいいかもしれません。

Date: 2010/0721 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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セントラル・コーストのさらにそのほぼ中央にあたるArroyo Grande Valleyの人気ワイナリTally。高評価でリーズナブルな価格のピノやシャルドネなどを作っていますが,その廉価版のBishop's Peakのワインがかわばた酒店で安く出ています。ピノが1980円,シャルドネが1500円(いずれも税抜き)。米国でもピノが15~20ドル,シャルドネが12ドル前後といったところが主流なので,それとあまり変わらない安さ。Tallyの家族の畑や周囲から購入したブドウで作っています。



かわばた酒店ではこのほかAu Bon ClimatのSanford & Benedict Historic Vineyardのピノもほぼ現地価格。Au Bon ClimatというとブレンドもののIsabelleやKnox Alexanderが有名ですが,価格的にはこちらの方が上。歴史的に見てもSanford & Benedictの畑はSanta Barbaraを切り開いてきた重要な畑です。


Date: 2010/0715 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Santa Barbara WineryのZinfandel Essenceといえば,カリフォルニアのデザートワインの中でも日本での人気がトップクラスのワインでした。わずか6ヴィンテージしか作られず,樹の寿命によって2003年が最後になってしまったのですが,輸入元変更で倉庫からわずかに発掘されたものが柳屋に出ています。珍しい赤のデザートワイン。おすすめです。

Date: 2010/0714 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワイナリ価格で40ドルするCalera Ryanの2007年が税込みで3980円という破格の値段で出ています。最近は新作のde Villiersの話題が中心になり,Ryanは忘れられがちになってますが,それでも3000円台というのは安いです。2007年はセントラルコーストのピノの当たり年でもあり,お買い得度はかなり高いと思います。

Date: 2010/0709 Category: おすすめワイン
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takuyaさんのilovecalwineがカリフォルニアのPinot Noir生産者の中でも人気が高いRoarの輸入を始めたというのは以前紹介しましたが,カリフォルニアワインあらかるとで発売されています。このブログでもなんども取り上げているこのワイナリ,Santa Lucia HighlandsではPisoniの畑を擁するPisoni(Lucia)と双璧であり,これも人気のGarys' Rosella'sの二つの畑を持っているGary Franscioni氏が所有しています。現在のワインメーカーはEd Kurtzman氏。Ed氏についてもなんども取り上げていますが,同じくilovecalwineが輸入しているAugust Westのワインメーカーでもあります(ちなみにGary Franscioni氏はAugust Westにも出資しており親密さが伺えます)。

今回の発売はRoarの中では一番普及ラインのSanta Lucia HighlandsというAVAもの。全5ケース(60本)の輸入の中で18本ですから,この先の追加はほとんど期待できません。もちろんワイナリでも売り切れてます。気になる人はお早めに。

ところでSanta Lucia Highlandsは「サンタルチアハイランズ」ではなく「サンタルシアハイランズ」と発音するそうです。

Date: 2010/0709 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カレラの新しい畑de VILLIERS(ド・ヴィリエ)のデビュー・ビンテージ2007が再入荷しています。入手難なワインなので気になる方はお早めに。

カレラの単一畑はこれで六つめですが,五つめのRyanと比べると,①畑の場所が最初の四つに近い,②Ryanよりもぶどうの樹を植えたのは早く(1997年),タニックだというのがリリースを遅らせた理由らしい,③生産量が少ない,④デビューの2007年はカリフォルニアの良年で,はずれが少ない,⑤単一畑の中で今のところ最安,と「買い」の要素がいろいろあります。そのせいかこれまでも入荷するごとにすぐ売り切れというのが各ショップの状況。

Date: 2010/0706 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Sierra FoothillsにあるワイナリPerry Creekの人気ジンファンデルZinmanが残念ながらインポーター終売ということでセールになっています。ワイナリ価格14ドルのところが1480円。この価格帯のものはどうしても送料の比率が高くなることから日米価格差はついてしまうのですが,これはほぼ投げ売り価格といっていいでしょう。お早めにどうぞ。このワイン,Wine Spectator誌が2010年に15 Best-Value Zinfandelsの一つに選んでおり,品質は悪くないだろうと思います。

Date: 2010/0706 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にNovyのナパ・シラーが2980円で出ています。Novyはピノノワールのスペシャリストとして知られているSiduriのAdam Leeの別ブランドでSyrahを中心にChardonnay,Zinfandel,Grenacheといったワインを作っています。Siduriと同様,コストパフォーマンスの高さが売り。今回のNapa Valley Syrahは米国では20ドル程度とさらに安いですがWine Advocate誌で91点など高く評価されています。Robert Parkerのコメントは

The 2007 Syrah is a textbook effort revealing notes of pepper, forest floor, black olives, earth, and copious black fruits. It is a fleshy, round, dense wine with gorgeous purity as well as a long, heady finish.


夏のバーベキューなどにもぴったり合いそうなワインです。

Date: 2010/0703 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアでピノ・ノワールを作っている有名なワイナリといと,かつてはKistler,Marcassin,Rochioliといったあたりが米国では評価が高く,入手も困難でした。それらに対して,2000年代に入ってピノ・ノワールを専門で作る新世代のワイナリが続々登場してきましたが,その代表格がKosta Browne。Wine Spectator誌で高く評価されてたちまち入手難になりました。一時期は単一畑ものだと300ドル以上,Russian River Valley,Sonoma CoastなどAVAものでも150ドルとかしましたが,ずいぶん落ち着いてきました。

今回柳屋ではAVAものが税抜きで8000円台。米国でも80ドル台や90ドル台ですから,なかなか安いです。Amber Ridgeの単一畑は13800円。

Date: 2010/0626 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ピノとシャルドネの専業ワイナリDerbesがインポーター終売とのことでシャルドネが3000円と激安になっています。ワイナリ価格が36ドルですからそれよりも安い価格です。

ワインメーカーのCécile Lemerle-Derbès氏はフランスはシャンパーニュ地方の生まれ,ボランジェなどのシャンパーニュ・ハウス,ソノマのSchugやKorbelといったワイナリでワインを作り,1998年~2000年にはOpus Oneの製造責任者だったそうです。Derbèsを夫と共に設立したのは2001年のこと。

Date: 2010/0624 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天のワインショップ「ワインピークス」が1周年の記念セールを開催しています。カリフォルニアワインもいくつか出ていますが,おっと思うほど安かったのがShaferのChardonnay Red Shoulder Ranch。税抜き3980円ですから,米国の安値である40ドルあたりといい勝負。かなりの安さです。

シェイファーというとHillside Selectに代表されるCabernet Sauvignonなど赤ワインが有名で,白はこの1種しかつくっていません。とはいえこのシャルドネはなかなか秀逸。マロラクティック発酵なしでくどさを抑え,すっきりした中に豊かな果実味が混じる,ナパのシャルドネとしては最高レベルの1本だと思います。

Date: 2010/0621 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとにカレラの新作ド・ヴィリエ(de VILLIERS)が入荷しています。税抜き5680円。現時点で残り6本限り。どこも割り当てがちょっとしかないのは変わらないようです。

Date: 2010/0620 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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夏が近づいてきたせいか,このところ紹介したいワインもあまり見つからなかったのですが,中には紹介したくても売り切れてしまうものもあり,今回はそのようなワインの中からRoarと先日も書いたCaleraの新単一畑de VILLERS(ド・ヴィリエ)を紹介しておきます。

Santa Lucia Highlandsといえば「Pisoni」の畑が有名ですが,それと並び立つのが「Garys'」「Rosella's」の二つの畑。PisoniのオーナーであるGary Pisoniには幼馴染の友人,Gary Franscioniがおり,その二人のGaryが共同所有するのがGarys'(アポストロフィがsの後ろにあるのはGaryが二人だから),Franscioniが所有して,彼の奥さんの名前を付けているのがRosella'sです。Garys'はPisoniと同じぶどうの樹(Gary Pisoniがブルゴーニュから持ち込んだと言われている)ピノ・ノワールを植え,Rosella'sには同じブドウのほか,Dijonクローンと呼ばれる種類のものもいくつか植わっています。

このGary FranscioniのワイナリがRoar。両畑の「本家」的なワイナリであり2007年のGarys' Pinot NoirがWine Advocate誌で96点など,この両畑のワインの中でも高い評価をえています。ワインメーカーは当初はSiduriのAdam Leeが兼ねていましたが現在はAugust WestのワインメーカーでもあるEd Kurtzman。

前置きが長くなりましたが,このほどtakuyaさんのilovecalwineがRoarの正式輸入を始めたということと,でももうほとんど売り切れだよ,というのが今日紹介するワイン。今回は単一畑ではなくSanta Lucia Highlands名義のもの。これでさえ,Wine Advocate誌で2003~2006年までいずれも90点以上という高評価を得ています。今回は柳屋に入荷していますが,ワイナリで売り切れている人気ワインでもあり全部で5ケースしか今回の割り当てはなかったそうで,おそらくこれが売り切れたら秋まで次はないでしょう。値段も割とこなれています。

もう一つは,早くも「見つけたら買っとけ」状態になりそうなCaleraの新単一畑de VILLIERS。その前にデビューしたRyanと比べて,①畑の位置がJensenなど古い単一畑のそば,②Ryanより樹齢が古くタンニンが強いというのが初リリースが遅くなった理由らしい,③単一畑中では一番安い,④生産量少ない,とマニアが喜びそうなパラメータがそろっています。今日はセット物でなく売っているところを見つけたので紹介しておきます。

どちらも今日明日には売り切れそうなワインなのでお早めにどうぞ。

Date: 2010/0609 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日紹介したカレラの新単一畑ド・ヴィリエ(de VILLIERS)。発音しにくいのが難点ではありますが,人気は上々でワインピークスも,その後発売した柳屋も完売になっています。616ケースと生産量もかなり少ないので,様子見していると買い逃すおそれもあるかもしれません。Ryanが出てきたときは,あまり売れていない感じがしましたが,今回は畑の位置がJensenに近いというのも人気の理由なのでしょうか? それとも2007年のセントラルコーストが良いという評判のためでしょうか?

というわけで楽天で今買えるのはワインピークスのジェンセンとセレック,ド・ヴィリエのセットだけのようです。

Date: 2010/0604 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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以前3000円台で出てすぐに売り切れたAu Bon ClimatのPinot Noir Knox Alexander,かわばた酒店で再び3980円で出ています。2007年はRobert Parkerに言わせると「セントラル・コーストでは2000年代で最良のヴィンテージ」。このワインのレビューはしていませんが,この値段なら期待を裏切ることはないだろうと思います。

Date: 2010/0602 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとでカレラのセントラル・コーストのピノとシャルドネが安いです。ピノは2360円,シャルドネは1940円(いずれも税抜き)。単一畑のワインと並ぶようなものではありませんが,どちらも普通においしいワインです。特にシャルドネの1000円台は格安で,まとめ買いにおすすめです。12本以上で送料無料。

Date: 2010/0526 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ilovecalwineネタが続きますが,August WestのSanta Lucia Highlands Pinot Noir 2008もラベル不良品が30%引きの4042円で出ています(ilovecalwineオンラインショップ/商品詳細 August West SLH Pinot Noir 2008(ラベル不良品))。5000円で送料無料ですから,これと先日紹介したPomeloと1本ずつ試すのもアリかも。

このAugust WestのSLHピノはAugust Westでは初のAVAワイン。Rosella'sのようなはっきりした個性はありませんが,熟した果実と酸のバランスはさすがで,飲みやすくおいしいピノです(ここに書きそびれてましたが実は先週飲んだばかり)。オススメ。
Date: 2010/0525 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ゆみたちがソヴィニョン・ブランでオススメと書いていたMason CellarsのPomelo。日本ではtakuyaさんのilovecalwineが輸入しています。そのオンラインショップでラベル不良品が1764円という格安になっています(限定数)。

5000円以上買うと送料無料なので3本買えば送料込み。かなりお安いと思います。私も試しにポチっとしてみました。
Date: 2010/0524 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ウメムラで32本収納で1万9800円という激安のワインセラーが出ています。現在のこり21個。

ちょっと怪しげなこのセラー。販売会社のページを見ると「この商品は生産工場に直接取引をし中間マージンをカットしておりますのでメーカー名はございません。(PSE法技術基準に適合するよう設計され、経済産業局に事業届出をしております。)」という断り書きがあります。製造は中国なので中国メーカーの製品なのでしょうね。方式はペルチェ。注意が必要なのは,高温時にどれだけ温度を維持できるか分からないこと。「室温が25以上や12度以下になった場合は温度調節が正しく作動しない場合があります」と注意書きがあります。
また,楽天のレビューを見ると,棚がやや狭いようなので,ブルゴーニュボトルなどはそれほど本数が入らないかもしれません。


セラーはやっぱりもうちょっと信頼できるのでないと,というのならフォレスターの新製品が26本収納で7万円くらい。メジャーなセラーブランドの中では格安です。26本入ればそこそこのニーズには応えられそうです。
Date: 2010/0523 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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東京は21日の金曜日,22日の土曜日と夏のような天気が続きましたが,暑くなると急に冷えた白,それもすっきりとしたソヴィニョンブランなどが飲みたくなるという人は多いでしょう。

今だとソヴィニョンブランといえばNZといった人も多いと思いますが,カリフォルニアだっていいソヴィニョンブランはありますし,実際多くのワイナリがソヴィニョンブランを作っています。

その中で,あえてトップ3みたいなものを選ぶとしたら,おそらくAraujo(アラウホ),Spottswoode(スポッツウッド),Rochioli(ロキオリ)の名前が挙がるのかなあという気がします(異論は認めます。ちなみにWAではJonata,Peter Michael,Mondavi,Vineyard 29が取った94点が一番上)。

こんなことを思ったのはセラーでSauvignon Blancを探したらたまたまSpottswoodeとAraujoしかなかったからだったのですが,これらもロキオリもレア品。主力の赤以上に入手は困難かもしれません。SB好きでしたら,ぜひお試しあれ。

ちなみに,今楽天だとロキオリだけが見つかるくらい。米国でも40ドル近くするワインなので,まあまあお安いです。

Date: 2010/0519 Category: おすすめワイン
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柳屋でフルボトル1800円というちょっとびっくりするような安さで出ているカレラのセントラル・コースト・シャルドネ。さすがにこの値段ですから飛びついた人も多く,早々に売り切れてしまったそうです。120本追加したものの,もともとラベルキズありで安く入手していたものですから,追加分はそういうわけにいかず,赤字放出とメルマガに書いてありました(本当かどうかは知りません。12本買うと送料も込みだから,十分ありえるとは思います)。

21日までの期限なので,気になる人は買っておきましょう。

Date: 2010/0516 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアのスパークリングワインの中でも人気が高いのが「J」。日本でカリフォルニアワイン好きに好きなスパークリングワインを聞くとこれを答える人が一番多そうな感じです。おそらくおしゃれなボトルデザインも影響しているのでしょう。

ちなみに僕はIron Horseが好きですが,Jよりおいしいとかそういう話ではなく,どちらかというと思い出が多いからって感じです。

そのJの「ブリュット」が最近値下げで3000円台前半に。その甲斐あってか,欠品しそうな勢いで売れているそうです。夏に向けてスパークリングの在庫を増やしておくのもいいかもしれませんね。

Date: 2010/0515 Category: おすすめワイン
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Red Carというワイナリは,そのあまりにも分かりやすい名前や印象的なラベルなどで知られていますが,ワイン自体も高く評価されています。そこのシラーとピノが安く出ています。

Date: 2010/0512 Category: おすすめワイン
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Harlan Estateと言えば,Wine Advocate誌で100点を4回取ったいわゆるカルトワインの中でも名実ともに1,2位を争うワイン。市場価格も国内であれば5万円を下らないと思います。

そのHarlanのオーナーBill Harlanが手がける第2のプロジェクトがBond。自社畑にこだわるHarlan Estateに対し,BondはNapaから最良の畑を選んでそこから購入したブドウでワインを作ります。そのBondの中でセカンド・ラベルという存在なのがMatriarch(メイトリアーク)。他のBondのワインが各畑のブドウだけを使っているのに対して,Matriarchはこれらのブレンドになっています。とはいえ,元がレベルの高いワインですからブレンドだからまずいというわけではなく,Harlan系では最もお買い得なワインです。

日本では2005年ヴィンテージから中川ワイン販売が輸入を始め,ぐんと価格が下がりました。パリ16区が販売を始めた2006年もなんと税込み9980円。米国での最安と見られる115ドル(これは税抜き)よりも安くなっています。ただし,評価は2005年よりも少し下。2005年がWA誌で93点なのに対し,2006年は90点。Robert Parkerは「Dark plum/purple, with plenty of smoke, black currants, espresso roast, oak, and chocolate, the 2006 is dense, round, and best drunk over the next decade. 」と書いています。

Date: 2010/0507 Category: おすすめワイン
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柳屋の共同購入でカレラのセントラルコースト・シャルドネが税抜き1800円で出ています。購入は6本単位で,12本以上買えば同梱含めて送料無料。米国だと13ドルくらいから売っているので激安とまでは敢えていいませんが,リリース価格の19ドル並みですからやはり安いです。

ときどき誤解がありますが,カレラのセントラルコーストのものは自社畑ではなく,外部から購入したブドウで作っています。シャルドネはMonterey,Santa Clara,San Benitoにある畑から購入しているとのこと。ワイナリでの扱いも自社畑とは一線を画していますが,この2008年のものはWA誌で90点と,値段からしてみたらかなり高く評価されています。新樽は10%利用と少なめなので,そんなにタルタルしていることもないだろうと思います。1000円台のシャルドネって案外いいものが見当たらないので,その中でカレラは安心して買える銘柄です。

Date: 2010/0501 Category: おすすめワイン
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カリフォルニアワインあらかるとでレア物のピノがまとめて出ています。ブリュワー・クリフトンからはマウント・カーメル2007。ブリュワー・クリフトンというとMelvilleとかCargasacchiといったあたりの畑の方が有名ではありますが,マウント・カーメルは密かにファンが多い畑です。安定性は一番という話も。



パパピエトロ・ペリーも久々の登場。僕は未飲なのですが,ゆみたちはおいしいと言ってました。



ラジオ・コトーも随分久しぶりな感じ。7000円台というのは,以前よりだいぶ安くなってます。

Date: 2010/0429 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ピノ好きを自認する筆者ですが,今を去ること十数年前,ピノを飲んで初めて感激したことがありました。当時ピノの説明というと「ビロードのような」といった形容詞が付くことが多かったのですが,それまで飲んだピノは薄かったり酸っぱかったりするのが多く,どこが「ビロード」のようなのか全く分からなかったのでした。

それが,あるワインを飲んだとき「これか!」と天から啓示を受けたかのようにその感覚が分かったのですが,何を隠そうそのワインこそが「ロバート・モンダヴィ ピノ・ノワール リザーブ ナパヴァレー 1994」だったのです。そのとき,隣で飲んでいた友人も一口飲んで「ををっ」と遠峰一青ばりの声を上げていましたから今思ってもあのボトルは特別だったのかもしれません。

その同じワインが柳屋で1万9800円。しかもマグナム。これがもしあのときと同じ感動を味わせてくれるのなら決して高くない値段ですが,初恋の人と再会するようなもので,会わない方が幸せだったりする場合もあるわけです。

というわけで気になるけど,ちょっと手が出ないワインなのでした。

●ロバート モンダヴィ ピノ・ノワール "リザーヴ" ナパヴァレー 1994 《◎1500ml マグナムボトル》

同じページで売っているレギュラーのカベルネやオークヴィルもなかなかお買い得です。

Date: 2010/0423 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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おそらく今のカリフォルニアでシラー系のワインの作り手トップ3を選ぶとしたら,1位はSine Qua Non,2位がAlban,3位はSaxumということになるだろうと思います。いずれも米国では入手難でオークション価格が付けられているワインですが,Saxumだけは例外的に日本での価格が米国の流通価格を下回っていました。私も以前,米国での価格が200ドルに達しているJames Berry Vineyard Proprietary Red 2005を7000円程度で入手。高評価を裏切らない味わいでした。

ところが昨年8月にWine Advocate誌で上記のワインの2007年版がついに100点を取ったからか,昨年末には日本への輸入がなくなるという話が流れ,事実ほとんどワインショップで見かけなくなりました。

それがこのほどようやくこの2007が柳屋に入荷。ただし3万9800円という米国流通価格と変わらない値段。ワイナリから直出しではないのか,それとも流通業者がぼっているのか。残念なことになってしまいました。

ただWA100点が税抜き3万円台というのは決して高すぎる値段ではないというのも事実。100点という数字に価値を置く人にとっては悪くない買い物かもしれません。

100点じゃなくてもいいや,という人は,市場に残っているSaxumを買い占めるのが吉ではないかと思います。

Date: 2010/0422 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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自由が丘にあるワインショップ「イーエックス・ワイン」が送料無料キャンペーンをやっているとオーナーの娘さんの柳田由香さんがつぶやいていたので,サイトを見たところ,カリフォルニアのワインはカレラだけのようです。

カリフォルニアワインファンとしては残念なラインナップですが,せっかくのご縁なので,紹介しておきます。送料無料の期限は4月30日。

これを機会にカリフォルニアワインの品揃えを増やしてくれたらうれしいなあ。
Date: 2010/0416 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Sine Qua Nonの新作シラー「レーベルズ」とグルナッシュ「ピクチャーズ」,うきうきワインの玉手箱では税抜き2万5000円で送料無料。ただし,現在発売はSyrahだけ。グルナッシュは18日から発売のようです。

Date: 2010/0414 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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米国でも200ドル以上するShafer Hillside Selectがカリフォルニアワインあらかるとで税抜き1万9980円です。12本限り。これ書いているうちにも売り切れるかもしれませんが,強力お勧め。

Date: 2010/0411 Category: おすすめワイン
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ワインピークスの週末セールでカレラが激安で出ています。今残っているので目玉はシャルドネのマウントハーラン2296円,ヴィオニエが2296円。とくにヴィオニエは米国でも30ドル以上します。よくセールになっているセントラル・コーストものではなく自社畑ものなので,レベルが一つ違います。強力お勧め。


ちなみにオーパスワン2006も税込み1万8300円と,これも相当安い。

Date: 2010/0409 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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キタザワでAu Bon ClimatのLos Alamosが格安です。現地価格で28ドルくらいなのが2600円(税抜き)。Caleraのセントラル・コーストもシャルドネが1950円,ピノが2580円とかなり安め。まとめ買い向けです。

Date: 2010/0407 Category: おすすめワイン
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柳屋で毎年出てくるRavenswoordのOld Hill。今回も5980円(税抜き送料込み)とかなり頑張った値段。米国でも50ドル台が普通です。Wine&Spiritsでは95点がついたとのこと。



Date: 2010/0405 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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読売新聞のサイトの「ワイン漬けDiary」で「本家と見分けのつかないスパークリング」としてロデレール・エステートのスパークリング・ワインが紹介されていました。

ロデレール・エステートの「本家」といえばもちろん「ルイ・ロデレール」。超高級シャンパーニュの「クリスタル」など,シャンパーニュ・ハウスの中でも高級感のあるところ。

今回の記事は,そのルイ・ロデレールの「NVブリュット・プルミエ・クリュ」(市価6000円程度)とロデレール・エステートの「カルテット・ブリュット」(市価3000円弱)をブラインドで飲んで,後者を本家だと思ってしまったという話と,それを確かめるために改めてこのワインだけを飲んだという話。
ただ、ラベルを眺めながら飲むと、違う感想を抱いた。妙に中間の膨らみがある、余韻の切れが太い……現金なものだ。我々がいかにラベルにだまされているかということも思い知った。

というあたり,なかなか正直な感じ。ただ飲み直したらダメだったというわけではなく
半分ほど残して、翌日も飲んでみた。劇的に発展はしなかったが、酸の角がとれておいしくなっていた。1日たってからおいしいスパークリング・ワインは本物だ。シャンパーニュでもへたれるものは珍しくないのだから。

とのこと。

なお,このコラムを書いている山本昭彦さんは「ボルドー・バブル崩壊」などの本も書いているジャーナリストです。

ちなみに記事中ロデレール・エステートが「ソノマ・コースト」にあると書いてありますが,正確には「Anderson Valley」。ソノマの北のメンドシーノにあります。

またカルテット・ブリュットは輸出用のブランド名で米国ではBrutに相当します。ロゼもあります。また1ランク上のものはL'Ermitage/L'Ermitage Roseとなっています。日本の値段は比較的リーズナブルなのでお試しあれ。

Date: 2010/0401 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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一昨年から正式輸入が始まったSine Qua Non。今年もシラーとグルナッシュ,さらにわずかですが白(ルーサンヌとヴィオニエのブレンド)も加わって出荷が始まりました。

2009年8月に発行されたWine Advocate誌ではいずれも「Not Yet Named」とされていましたが,最終的にはシラーがLabels,グルナッシュがPictures,白がBody&Soulという名前になったようです。

パーカーには相変わらず手放しで絶賛されており,今回もシラーと白が95-98点,グルナッシュが95-97点という高得点です。なお,シラーはこれまで同誌で5回100点を得ています。また,シラーは自社の11 ConfessionsとCumulus,およびWhite HawkとBien Nacidoから購入したブドウを使っており,白は11 ConfessionsとBien Nacidoのブドウだそうです。

今回はカリフォルニアワインあらかるとと柳屋に入荷。値段はいずれも税抜きで2万6800円です。米国では白は100ドル台で流通していますがSyrah,Grenacheはほぼ同価格です。

Date: 2010/0401 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天で4月1日21時59分までのオークション落札がポイント10倍になる(要エントリー)をセールをやっています。ワインショップ フィッチではこれに乗って,オークションでオーパス・ワンやカレラなどを出しています。どれもオークションとはいうものの,開始価格=落札の即落価格なので,実質その値段で販売している状態です。

オーパス・ワンは落札価格が17888円。ポイントと税金を考慮に入れると実質1万7000円弱。実はオーパス・ワンのセカンドと言われているオーバチュア(ワイナリはセカンドと呼んでいないので本当はそういうべきではないと思いますが)も1万7000円台で売ってますし,オーパス・ワンのハーフボトルでもそれくらいで売っているものもあります。というわけで明らかにそれらを買うよりはお得です。

このほかにもカレラのミルズが実質3000円台だったり,セントラル・コーストのピノが12本で2万4000円と,かなり安いです。

オークションのページ

Date: 2010/0331 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy's渾身のカリフォルニアワインセール,終了まであと6時間くらい。買い物忘れはないですか? せっかくだから何か買いたいけど,何がいいか思いつかないという人は「Wassy'sのセールからお勧めPのPなど」を参照してくださいませ~

Wassy'sのカリフォルニアワイン一覧



Date: 2010/0326 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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現ブログで検索しても見つからなかったので,多分先代ブログ(2006年1月まで)で紹介したことがある,ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラのコラボワイン「スカイウォーカー」が国内で発売になったようです。

ジョージ・ルーカスはワインとあまり関係なさそうですが,彼のスタジオLucasfilmや彼が居住するSkywalker Ranchというのがサンフランシスコの北,マリンカウンティのNicasioというところにあり,ナパやソノマにはすぐなのです。このワインのブドウもSkywalker Ranch産のもので醸造はコッポラで行っています。かなり海に近いエリアですから冷涼な気候だと思われます。実際,Marin Countyで一番作られているのはPinot Noirなのですが,SkywalkerのワインはMerlotとChardonnay。このあたりはルーカスの趣味なのでしょうか。

Date: 2010/0324 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sのセール,膨大すぎてどれがお買い得か見極めるのも大変だと思いますので,いくつかお勧めを選んでみました。

まずはシャルドネでHeintzとPatz&HallのDutton Ranch。どちらもポイントを計算に入れると4000円台半ば。ほぼ現地価格に近いところです。特にHeintzは,同じブドウを使っているLittoraiのワインなどは60ドル程度するのが普通ですから,かなりお買い得。Dutton RanchはP&Hのシャルドネの中でもトロピカルフルーツの味わいの濃いもの。安心して飲めるおいしさがあります。

次はカベルネでスポッツウッドのEstate 2004とLyndenhurst 2005。2004はWine Advocate誌で91点とここにしてはそれほど高くない評価ではありますが,市価は140ドルくらいから。これがポイント入れたらほぼ8000円ですからばかみたいな値段です。LyndenhurstはSpottswoodeのセカンドワインです。2005年はWine Advocate誌で89点。米国では60ドル近くしますが,ポイントを入れたら4000円台という激安。

最後はピノでPisoni EstateのPisoni Vineyard。有名なPisoniの畑のワインですが,畑の持ち主のGary Pisoniのワイナリが作るもので,数あるPisoniのワインの中でも評価が高く入手も難しいワインです。ポイント計算に入れると1万円を切るというのは破格の値段。2005年はWA誌で94+,2006年は95+という高評価です。特にフルボディのピノが好きな人にはお勧め。

Date: 2010/0323 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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オンラインWassy’sで決算セールをしており,カリフォルニアワインは全品ポイント10倍,すなわち表示価格よりも実質1割安で買えます。しかも,全品楽天最安価格(Wassy's調べ)。ついでに6本買うと送料無料。

メルマガによると
先週、438種類のカリフォルニアワインの全てを
楽天最安値に合わせました。

↑超!手作業です。

・・・・これ、最安値ちゃうやんか!と言うのが
あったら、、、ゴメンナサイ。

手作業ですから、、、
人は、間違いをおかす生き物ですm(_ _)m

全部検索かけましたから、、、、

いやあ,立派です。立派というよりほかにいいようがありません。

Wassy'sのカリフォルニアワイン一覧

「ちなみに、その後、他店にもっと価格潜られる可能性も
あるわけです( ̄□ ̄;)!!」ということですから,もし最安じゃなかったらごめんなさいですが,とにかくそれだけ調べたというだけでも頭が下がります。
Date: 2010/0322 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ダービース(Derbes)が作っている珍しいピノ・ノワールとピノ・ムニエの50%/50%混醸ワイン「Les Pinot」が輸入元終売で安くなっています。ワイナリ価格で45ドルが5600円。普通のピノも5200円とかなり安いです。

Date: 2010/0321 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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紹介しそこねたパーカー高評価のオレゴン泡などで紹介したトニー・ソーターがオレゴンで作る高評価のスパークリング・ワイン「ソーター・ブリュット・ロゼ」。今度はカリフォルニアワインあらかるとで税込み4000円台で出ています。米国でも50ドル近くするワインですから現地価格。パーカーも「one of best domestic bubbles ever tasted」とTwitterでつぶやいています。

Date: 2010/0318 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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スポッツウッドのフラグシップであるエステート・カベルネの日本の価格はときとして安すぎるくらい安いのに,どうしてみんなもっと話題にしないのかと思ってしまうくらいなのですが,きっとみんなこれは大事に置いておいて早飲みしないからなんだろうね,なんてひとり納得している今日この頃です。これまで紹介してきたのは2005年のヴィンテージでしたが,そろそろ2006年に移行してきたようです。

2006年は当初Wine Advocate誌で91-93点というこのワインにしては低い評価だったのですが,2009年末の#186で95点と急激に評価が上がりました。2006年のナパのカベルネは2005年や2007年に比べると男性的で強いワインが多いようですが,反面単調になりがちなのがスポッツウッドでも当初のやや低評価につながったようなのですが,スポッツウッドでは通常よりもボトリングを遅くしたのがよかったのではないかとパーカーは書いています。さらに今回は「ワイン界におけるパリの最高のオートクチュールと考えられる」などとよく分からないコメントも残しています。飲み頃は2034年までと長熟です。米国での価格は110ドル~。これが税込でも1万円以下なのですから,ここはありがたく買っておきましょう。

なお,同ワインの2007年の評価はなんと99点。生産量は2006年の2900ケースから2000ケースに減ります。さすがに1万円以下での販売はないのではないかと思うので,そういう意味でも今年は買っておいた方がよさそうです。

Date: 2010/0318 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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以前にも紹介したカリフォルニアワインあらかるとの激安セットが復活しています。4本で税込み9996円ですから1本当たり2500円。この値段でLoringのGarys'が手にはいるのですから,Garys'は親の遺言で飲めないとかって人を除いたら,絶対お勧めです。残りの3本も値段からすれば十分なワインだと思います。

1本あたり2500円と,単価もそれほど高いわけではないので,Andyなんて信用ならないと思っている人も,ここは一つだまされて買ってみてはどうかと思う次第です。それで,おいしくなかったらご報告ください。もちろん返金はできませんが,「このセット買ったけどAndyにだまされた」,ということはブログで記しますので。

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Date: 2010/0310 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインショップ フィッチでカレラのミルズとセレックが安いです。ミルズは税抜き4000円,セレックは7500円。ついでに日本独自のブレンド「キュベV」も2500円というリーズナブルさ。

ミルズは米国で44ドルくらい,セレックは75ドルくらいなのでまさに現地価格になってしまいました。キュベV6本買うと送料無料になるので,この際まとめ買いもいいかもしれません。

Date: 2010/0310 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今のキッチンのスケールはアナログで最大500gまでしか計れないもの。ボールに何か入れて計るときなど,すぐ振りきれてしまうという難点がありました。

それでも特に今すぐ必要というわけではないのですが,たまたまデジタルのスケールを見て「どうせ高いんでしょ」と思ったらまさかのサブ1000円。思わず衝動買いしてしまいました。

ボールを置いた状態で0にアジャストできるようなので,重宝しそうです。

Date: 2010/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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オンラインWassy's店長,波田紀子(ハダノリ)さんが3月9日誕生日ということで今日から10日までセールをやっています。サンキューセールで値段は390円,3900円,3万9000円のいずれか。

ここでTurleyのZinfandel Juvenileが3900円で出ています。米国でも平均50ドルするワイン。これは安すぎるほどです。

Turleyについて簡単に紹介しておきます。Turley Wine CellarsのオーナーはLarry Turley。有名なHelen Turleyのお兄さんです。Larryは当初,ナパのFrog’s Leapに出資していましたが,ジンファンデルに専念するためにTurleyを設立しました。ワインメーカーはFailaでも活躍するEhren Jordan。ターリーのジンファンデルは,カリフォルニアでも特異なほど濃く,重いタイプで,それでいて意外なほどバランスが取れていることでマニアが多くいます。



NZワイン11本で3万9000円というのもなかなか興味深い。パリサー,アタランギ,フェルトン・ロード,ドッグポイント,ペガサスベイなど有名所がたっぷりはいってます。



Date: 2010/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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メルヴィルはサンタ・バーバラ地区を代表するワイナリの一つ。特に2000年ころから台頭してきた新勢力の旗手とも言えるワイナリです。Wine Advocate誌など評論家の評価も高く,同誌では最高96点のレイティングが付いています。ワインメーカーはGreg Brewer。これも高評価ワインを連発しているBrewer-Cliftonのワインメーカーでもあります。

Brewer-CliftonとMelvilleを比べると,Brewer-Cliftonはやや実験的な面があり,ときに外したようなワインを作ってしまうこともあるのに対し,Melvilleはより馴染みやすい安心して飲める性格のワインが多いように感じています。

それが端的に現れているのがスタンダード・ワインのEstate。安定している上に値段もそこそこなので人気が高く,今やへたをすると上位の単一畑ものよりも入手しにくいワインになってしまっています。

前置きが長くなってしまいましたが,このMelvilleのEstateがカリフォルニアワインあらかるとに入荷しています。ヴィンテージは最新の2008。まだWine Advocate誌でのレイティングは出ていません(2007は94)。入手はお早めにどうぞ。

Date: 2010/0305 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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パリ16区で「希少オールド・ヴィンテージ特集」というのをやっていて,紹介するチャンスをうかがっていたのですが,今日そのなかでvon Strasserを発見。

von Strasserはあまり知っている人がいないと思いますが,ナパのスプリングマウンテンにあるワイナリです。Diamond Creekなんかのご近所さん。いわゆる「山カベ」(山地系の畑のブドウで作られたカベルネ)なので,若いときは固いですが,そろそろいい感じじゃないでしょうか。1998年のカベルネは実は僕も持っていますが,購入価格は50ドルくらいだったはず。10年経って6800円というのはお買い得でしょう。


ついでにもう一つ紹介するのは柳屋の「希少レアワイン特集」に出ていたQuilceda Creekのカベルネ2004。Quilceda Creekといえば,Wine Advocate誌において2002年から2006年の5ビンテージで3回100点を取った化物ワイン。2004年は2006年と並んでわずか99点しか取れなかった年です。なお,Quilceda Creekが位置するワシントン州のワインはロバート・パーカーではなく,現在はJay Miller(以前はPierre Rovani)がレイティングを付けています。日本にはわずかしか入荷されませんし,入荷されても一瞬でなくなるのが普通のワインです。今も残り1本ですが,記事書くときに残っていること自体が少ないので挙げておきます。
Date: 2010/0304 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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タカムラ ワイン ハウスのメルマガで「カリフォルニアワインへの偏見って、ありますか?」という話が載っていました。ちょっと長いですが引用しますと
個人的に、カリフォルニア・ワインって、すごく好きなのですが、フランス・ワインや、スペイン・ワインに比べると、売れてる本数は、断然少ないです(涙)

手頃な価格でも、結構美味しいワインがあるのに、なんでかなぁーと思っていたら、お客様から、こんなコメントを頂戴しました!

┌─────────────────────────────
│『偏見が解消しました。』(red16様)
├─────────────────────────────

│カリフォルニアは初めてかも

│フランス中心、たまにスペイン・イタリアという私は、
│アメリカワインを飲んでいませんでした。

│旨安に紹介されたので購入し飲んでみましたが、カリフォルニア
│ワインへの偏見が解消しました。

│旨いものは高い(カルトのように)印象、利益優先、
│そんな偏見でした。

│旨くて安いカリフォルニアがあった!

└─────────────────────────────


なるほど~!
カリフォルニア・ワイン自体に、悪いイメージがあったんですね(涙)

もしかしたら、こんな風に思っているお客様って、結構いらっしゃるのでしょうか?
(後略)


前に書いた「今週も「神の雫」 « カリフォルニアワインのお勝手口」という記事でもカルトワインの拝金主義をかなり偏見を持ってあげつらっていましたが,こういったのが影響しているのでしょう。もちろん,ワイナリといえども営利企業であり商業的であるのは当然のことですが,それは米国に限ったことではないと思います。

きっと逆にフランスワインは歴史があって商業よりも伝統や味わいを重視している,みたいな幻想もあるのでしょうね。サイトをやって10年過ぎてますが,カリフォルニアワインへの偏見は一向に変わりません。無力さを感じます。

なお,このタカムラのお客さんが「旨くて安い」と評したのはハーンのカベルネ。これは,安定していて良いワインです。

Date: 2010/0302 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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特にこれっていうほど急激な動きがあるわけではありませんが,1万円台で売る店が増えました。今日本で流通しているのは2006が中心で,ごく一部2005年も残っています。Wine-Searcherによる平均価格だと2005年が201ドル,2006年が181ドルですからようやく世界レベルの価格になったと言っていいのではないでしょうか。

2005年の方が高いのはおそらくWine Advocate誌のレイティングが高いから。2005年は95+,2006年は93点となっています。ただ,パーカーのコメントを読むと2006年は2005年よりも酸が少なめでより力強いワインになっているとか。かなり男性的なイメージのワインのようなので,そういったタイプが好きな人はレイティングと関係なく2006年を選んだ方がいいのではないかと思います。2005年がほしい人は残り少ないので急いだ方がよさそう。

今はMondavi一族とは無縁になってしまいましたが,元々はムートンとMondaviがフィフティ・フィフティで協力しあって作ったワイナリであり,ラベルにもそれが表現されているのは周知の通り。ホワイトデーなどにプレゼントするのもありでしょうね。

Date: 2010/0302 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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何でも10%引きは終わってしまいましたが,パリ16区でLaurel GlenのOld Vines Zinfandelが1980円と安いです。米国の平均価格が18ドル。ブドウはロウダイのものを使っています。

Date: 2010/0224 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先月,派手なカリフォルニアワイン・セールをやってくれたパリ16区が今月は実店舗11周年記念ということで全品10%オフのセールをしています。

カリフォルニアワインのページ

先月のセール品も,残っているものは同じ価格で出ていますから,そうでなくても現地価格だったのがさらに安くなります。シェイファーのメルローなんて4500円です。超レア物のデュモルやサクソンも強力お勧め。

Date: 2010/0221 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「みちのく岩手のワイン屋 竹澤」の「福箱」でオー・ボン・クリマのイザベルやカレラのライアンが入ったセットが格安です。現時点で2箱。買うなら悩まずにどうぞ。

2007年のイザベルと2006年のライアンのほか,マクマニス・ファミリーのピノも入ってます。残り2本はブルゴーニュ。カリフォルニアの3本で実売価格が1万円強といったところですが,5本で送料込み1万1500円ですから,ブルゴーニュをおまけと考えても損はありません。

2010冬・福箱No103 ピノ・ノワール5本セット

Date: 2010/0217 Category: おすすめワイン
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2月決算というのは日本では珍しい気がしますが,ともかく毎年2月に行う柳屋の決算セールが始まりました。いつもと同じものが安くなるというよりも,決算セール用に特別のお買得ワインをそろえてくるのがここの特徴。今回は特に1000円以下のものが3種類あるなどお財布に優しい構成です。

個人的にはKenwoodの「White Table」(880円)が気になっております。ソヴィニョン・ブラン60%でシャルドネ40%。2000円以下の白で納得できるものって案外少ないので。

決算セールはこちら
Date: 2010/0213 Category: おすすめワイン
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Au Bon Climatのワインの中でも密かに(?)人気が高いのがシャルドネのニュイ・ブランシュ。最初は「新樽200%」を売りにしたワインでしたが,最近はバランスのとれたワインを最初からめざしているようです。有名なBien Nacidoと自社のLe Bon Climatの畑のブドウを使っています。

ワインピークスの週末限定アウトレットで,この2004年が税込み2680円という通常価格の約半額で出ています。ワイナリ価格でも35ドル。ラベルに難ありのものですが,激安です。14日の23時59分まで。一人1本限定です。

Date: 2010/0211 Category: おすすめワイン
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楽天のAUTHORITY Styleの3周年記念セール共同購入でEOSのPetite Sirah Cupa Grandisが2940円で出ています。なんと税込み送料込み。6種類のワインが提供されていますがそのうちの一つです。

EOSといえば7~8年前にもプティ・シラーがちょっとしたブームになったプティ・シラーのスペシャリスト。当時のは現在ワイナリ価格で18ドルのレギュラーものでしたが,今回は同ワイナリの最上級ワイン。ワイナリ価格で60ドル。米国内でもほとんど流通していないレアものです。

共同購入の締切は19日の9時59分。今なら試しに買ってみてテイスティングしてから追加するのも可能かも。あーでも限定45本なので売り切れたら悪しからず。

共同購入のページ

Date: 2010/0208 Category: おすすめワイン
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Robert ParkerでさえワインよりもSuper Bowlが気になる今日ですが,ここではオレゴンのピノAtoZを紹介します。日本のみならず,米国でもコストパフォーマンスの高いピノ・ノワールのリストに最近必ず入ってくるのがこのワイン。常備しておくと安心なタイプ。

Wassys'系列のパシフィック ワイン セラーズでは2月限定で2割引,税込み2520円になっています。ピノだけじゃなく,AtoZ全部2割引でピノグリは1848円,ロゼは1999円とこのあたりもお買い得。

パシフィックワインセラーズにおけるAtoZのワイン一覧


Date: 2010/0204 Category: おすすめワイン
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柳屋でSiduriのAdam LeeがNobyブランドで出しているピノ・ノワール製白ワインを売っています。Wine Spectator誌では90点ついてますから,単なる際物ではないようです。ワイン会などでブラインドで出したら100%当たらないでしょうね(嫌がられるような気がしますが)。日ごろブラインドでいじめられている相手に出すのがいいのでは(笑)。

冗談はさておき,325ケースとレア物でもあり,唯一無二といってもいいようなものなので,(追記:AZやNZにもあるそうです)好事家の方はぜひ。

なお,即納分は既に売り切れとのことで2月25日以降の発送になるそうです。

ノヴィ ピノ・ノワール "ブラン・ド・ピノ" ウィラメットヴァレー 2008

Date: 2010/0203 Category: おすすめワイン
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(2/3)売り切れ後再入荷してたので上げときます。

takuyaさんが脱サラして始めたインポーターilovecalwine, Inc.。そこが扱うAugust WestのRosella's Vineyard Pinot Noir 2007が柳屋に入荷しています。従来の柳屋での価格より2000円以上安くなっています。

当ブログの古い読者の方はご存知だと思いますが,August Westは僕の一番好きなワイナリの一つでもあります。Rosella'sは特にハズレがないワイン。正規輸入が始まったことはうれしいことです。何飲んだらいいか分からない人はとりあえずこれ飲んだらいいと思います。ワインメーカーのEd Kurtzmanはパーカーの掲示板でのピノノワールのワインメーカー人気投票堂々の1位です。

オーガスト ウェスト ピノ・ノワール "ロゼラズ・ヴィンヤード" サンタルチアハイランズ 2007
Date: 2010/0203 Category: おすすめワイン
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TorのChardonnay Durell 2007がカリフォルニアワインあらかるとで6480円という格安で出ています。米国での流通価格が60ドルくらいなので,かなり近い線に来ています。ただし通常ロットよりも澱(おり)が多い訳あり品だとのこと。家庭用でどうぞ。ただし現時点で残り1本です。

Date: 2010/0129 Category: おすすめワイン
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足掛け4年目になるこのタイトル(一回目2回目3回目)。バレンタインは「愛の日」ということで,毎年ハートラベルのワインを性懲りも無く真摯に紹介しています。

今回は,デザートワイン専門のワイナリ「クアディ」の「エリジウム」。エリジウムはギリシャ語で天国という意味らしいので,まさにバレンタインデーにぴったりでしょう。これだったら男性から女性に渡すのもおしゃれなのでは。

デザートワイン,どう飲むのがいいかちょっと悩ましいところもありますが,デザートですからやっぱりメインが終わった後に,冷やしたものを小さめのグラスで飲むのがいいと思います。アイスクリームにかけて食べるという人もいますね。

Date: 2010/0128 Category: おすすめワイン
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Wassys'とその系列のパシフィックワインセラーズがラベル不良品のセールを始めています。もちろん現品限り。売り切れ御免。早い者勝ち。

Wassys'の一覧ページ
パシフィックワインセラーズの一覧ページ

一覧で売り切れになっていても,個別ページでは大丈夫な場合もあります。よく確認してください。Wassys'ではクラインやコッポラ,パシフィックワインセラーズではAtoZのピノとかキム・クロフォードのソビニョン・ブランとか,ヘスのカベルネとか気になるところです。
Date: 2010/0128 Category: おすすめワイン
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かわばた酒店でAu Bon ClimatのIsabelleやKnoxなどが現地価格より安く出ています。特にイザベルは米国で45ドル以上するのが3980円。一昔前は1万円していたワインですから隔世の感があります。3000円台なら超お買い得と言っていいと思います。おすすめ。

Date: 2010/0123 Category: おすすめワイン
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パリ16区のカリフォルニアワイン・セールにデュモルが登場しています。普段からここはデュモルの品揃えと値段では楽天一ですが,以下の5つは普段よりも割り引いています。ピノは割り引いても米国の価格よりちょっと高いくらいですが,シャルドネは現地価格。お安いです。



デュモルのシャルドネはカリフォルニアの中でも間違いなくトップクラスの一つ。個人的にはKistlerよりこっちが好きかも。

そういえばデュモルって輸入停止とかって話もあったような気がするんだけどどうなってるんんでしょ? インポーター2社あったのかな?
Date: 2010/0122 Category: おすすめワイン
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先日紹介し損なったソーターのブリュット・ロゼが柳屋で注文可能になっています。ただし出荷は2月2日から。下のリンクは「購入できません」になっているかもしれませんが,楽天のAPIの制限を緩和するため1日1回しかチェックしないようにしているためです。ページ開いてご確認ください。今回も本数はそんなにないと思うので,迷っている方はお早めにポチっとすることをおすすめしておきます。



ところで,柳屋のメルマガでロバート・パーカーがこのワインについて『私がこれまで試飲した国内(US産)泡のベスト作の1つ。』と言ったと書いてあるんだけど,これって先日引用したTwitterのつぶやきのことかな?
Date: 2010/0122 Category: おすすめワイン
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昨年末からセールに登場することが多かったWilliams Selyem。「無茶安いWilliams Selyem」という記事で「輸入業者の撤退でなければいいのですが,うれしい半面ちょっと心配でもあります」と私も書いていたのですが,柳屋のメルマガによると案の定輸入中止とのことです。

それで,ということで柳屋ではレア物の「ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード」を30%オフで売っています。とはいえ1万9800円というのは米国の120ドル平均と比べると,大分高いのですが。

残念だなあ。
ウィリアムズ セリエム ピノノワール
 "ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード" ルシアンリバーヴァレー 2005

Date: 2010/0120 Category: おすすめワイン
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昨日「泡」の話で登場したTony Soter。元々はナパでさまざまなワイナリのワインメーカーとして活躍した人でした。有名なAraujoやDalla Valleもかつては彼の顧客。いわゆるカルトの多くが彼と接点を持っていました。しかし,Soterが一番作りたかったのはピノ・ノワール。そこで自身のワイナリEtudeを設立して,ピノやカベルネを作るようになったのです。

ただ,Etudeもナパという立地のためか,ピノではそこそこの評価を得ても,やはりもてはやされたのはカベルネ。そのせいかどうか分かりませんが,彼はワイナリを売却して,オレゴンにSoter Vineyardsを構えることになったのでした(Etudeにも一応在籍しているようです)。

このSoterがオレゴンは主としてピノ・ノワールを作っているのですが,その中でも新しいブランドとして独り立ちさせようとしているのがNorth Valley Pinot Noir。前置きが長くなりましたが,これが米国とほぼ同じ価格で出ているというのが今日の骨子です。

米国ではリリース価格が30ドルで,実売もそれくらいが多数。それが今回は税込みで2980円という安さ(パリ16区にて)。Soterが力を入れているワインであり,Wine Advocate誌でもJay Millerが90点を付けています。どちらかというと親しみやすいピノのようです。

Date: 2010/0115 Category: おすすめワイン
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こればっかり続いて申し訳ないと思ってます。今日は別の記事もきっと書きますので許してね。ワインセラーパリ16区のカリフォルニアワインセールですが,最後の第5弾はマルティネッリのジンファンデルGiuseppe & Luisa。

このワイン,先月
柳屋で税抜き5980円で出ているのを紹介しましたが,今回は税込みで5480円と,さらに1割ほど安くなっています。ちなみにwine-searcherで調べた最安は59.99ドル。今の円高レートで計算してもそれより安い。

以下はこのワインの紹介として前の記事から再掲。

カリフォルニアのフルボディ系のZinfandelの双璧がTurleyとMartinelliだと思っています。Martinelliの Zinfandelの中で最もレアかつ高価なのがJackass Hill,その次がJackass Vineyard。Giuseppe & Luisaは3番目という位置付けですが,Wine Advocateのレイティングで見ると1998年から2007年まで90点を下回ったことがなく,この2007年も93点。同期間でJackass Hillの最低点は94(2007年は96),Jackassは91(2007年は95)なので,確かに3番目なのですが,それにしてもハイクオリティを続けています。Jackassが日本で売られるときは1万5000円くらいになるので,Giuseppe & Luisaの安さが分かると思います。レアものなのでワイン会などに持っていくのにもいいと思います。

パーカーのコメントを載せておきます。

The dark ruby/purple-tinged 2007 Zinfandel Giuseppe & Luisa offers sweet aromas of plums, roasted meats, pepper, kirsch, roasted herbs, and figs. This deep, dense, full-bodied effort is a singular, hedonistic style of Zinfandel that should provide immense pleasure over the next 5-6 years.


Date: 2010/0114 Category: おすすめワイン
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パリ16区のシェイファーセールは昨日のシャルドネとメルローで終わらず,今日はカベルネ・ソヴィニョンのスタンダード版One Point FiveとシラーのRelentlessです。Relentlessはデビューの1999年と2000年がいずれも4本ずつ。値段はいずれも税込み6980円。

シラーはあまり人気のないブドウ品種で,僕もあまり飲んだことがありませんが,その中ではこのシェイファーのRelentlessはAraujoのシラーと並んで記憶に残るおいしさでした。ちなみにAraujoのシラーは日本では安くても2万円近くします。もし,シラーを試してみたいと思っているならこれはお勧め。

ちなみにWAでは99年Relentlessは93点,2000年は92点。

Date: 2010/0113 Category: おすすめワイン
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ワインセラーパリ16区はセールのときには結構思い切った価格を付けることがありますが,今回のセールはかなり安目。三つ目の紹介となります。今日はShaferのRed Shoulder Ranch Chardonnay 2007と,Merlot 2007。どちらも税込み4980円。楽天の中では他に1000円以上の差を付けて最安です(売り切れ除く)。どちらもワイナリ価格48ドルで,それともいい勝負。なお,米国の実売だと30ドル台のところもかなりあるので,ちょっとだけ差があります。

Wine Advocate誌での評価はシャルドネが92点,メルローが90点。シャルドネはシェイファーでは唯一の白ですが,マロラクティック発酵を行っていないもの。ピュアなトロピカルフルーツの味わいが素晴らしい個人的にもお気に入りのシャルドネの一つです。メルローもカリフォルニアのメルローとしては珍しいほど高品質なもの。CWFC発足当時は,よく話題に上ったワインの一つです。どちらもお勧め。

Date: 2010/0110 Category: おすすめワイン
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昨日に続いてワインセラーパリ16区のカリフォルニアワインフェアからです。今日はAu Bon ClimatのLos Alamos Vineyard Chardonnayが2480円(税込み)。米国の希望小売価格が25ドルなのでほぼ現地価格です。

25年前にAu Bon Climatがワインを作り始めたまさにその場所のぶどうを使っているとのこと。

Date: 2010/0109 Category: おすすめワイン
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何はなくともこれは買うべし!WA96点のスポッツウッドが1万円というタイトルで紹介したスポッツウッドの2005年がパリ16区でなんと税込み8980円です。ちょっと安すぎで,涙目です(笑)。

以下は前回の記事から抜粋。

Wine Adovocate誌による評価では2002年の97点に次ぐ96点という高評価。ロバート・パーカーは次のようにコメントしています。
This extraordinary effort exhibits notes of blueberries, cassis, spring flowers, licorice, and forest floor. Beautifully pure and full-bodied with excellent overall harmony as well as superb purity, it reveals a Chateau Margaux-like personality.

以前から,パーカーはよくSpottswoodeをマルゴーになぞらえていましたが,今回もマルゴーを引き合いに出しています。カベルネ・ファンでなくても押さえておいていいワインだと思います。

Date: 2010/0106 Category: おすすめワイン
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新年ということで福袋を狙っている人もまだいるだろうと思いますが,カリフォルニアワインあらかるとで売っている9999円送料無料で5本のお買得セットが,以前のものから新しくなりました。

とはいえ,McManisのピノがブラックストーンのメルローに代わっただけなので,大きな変更ではありません。どちらかというとメルローの方が興味が湧かない分,残念な感じもします。それでも現地価格で100ドルは下らないものなのでお買い得感は健在です。

量より質ならLoringのGarys' Pinot Noirが入ったプレミアムセットもあります。個人的にはやっぱりこっちの方がそそられます。



中身を公開していませんが,割と評判よさそうな柳屋の福袋とどちらがいいかはちょっと気になるところです。

Date: 2010/0106 Category: おすすめワイン
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当ブログでときどき取り上げているAugust Westから2010年春のオファーが来ました。購入したい人はコメントあるいはメールなどでご連絡お願いします。

今回のオファーは2008年のヴィンテージ。
Graham Family Pinot Noir
Rosella's Pinot Noir
Santa Lucia Highlands Pinot Noir

昨年まではシラーとシャルドネがあったのですが,時期が変わったようです。今回は単一畑のピノが42ドル,Santa Lucia Highlandsは30ドル。景気を反映してか昨年の50ドルから安くなっています。少なくとも品質が悪いからというわけではなく,Rosella'sについては「The 2008 August West Rosella’s Vineyard Pinot Noir is arguably the most concentrated Pinot we’ve made so far in our seven vintage history. 」と書かれています。

このほか米国内送料,米国の消費税,日本への送料,日本の関税がかかります。配送は3月ころの予定です。
Date: 2010/0105 Category: おすすめワイン
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オーソリティ・スタイルのオークションで,CaleraのRyanShaferのHillside SelectColginのIX Proprietary Redが異常に安く出ています。いずれもオークションとはいえ「即落価格」なので実質その値段での販売です。

Ryanは3980円とほぼ現地価格。格下でセントラル・コーストのブドウをブレンドしたCuvee Vでも3000円台ですから,これは格安です。Hillside Selct 2005の1万9800円は米国での最安とさほど変わらないレベル。国内だと3~4年くらい前の値段の水準です。WA誌では97点。ColginはWA誌で100点ついたアレです。3万9800円というのは米国最安とほぼ同等。このブログでも前に2回紹介していますがいずれも5万円台でした。それでも無闇な値段ではなかったので,今回の安さが分かると思います。

RyanはCalera単一畑の中では一番新しく格も低いので御自宅用,Hillside Select,Colginはどちらもお宝レベル(Opus Oneよりは格上)です。お年玉はたいてどうぞ(笑)。

タイトルにも書きましたが今日(2009年1月5日)の夜9時59分までなので,お見逃しなく。
Date: 2010/0104 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋で日替わりの半額セールをやっています。毎日ワイン2本が半額になります。今日はスプリングマウンテン プロプライエタリーレッド "ミラヴェル・ラ・パルラ・シュヴァリエ" ナパヴァレー 1996が4490円とアイアンストーン カベルネフラン ロダイ 2006が800円。どちらも安いと思います。

半額セール会場