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Date: 2022/0331 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日、恵比寿のWINE MARKET PARTYで購入したのがこのワイン。店内のPOPには「果実味タップリのグラマラスなスタイルのピノ・ノワール」と書いてあったので、ブレッド&バターのピノ・ノワールとかメイオミのピノ・ノワールのような甘みの強いタイプかと想像したのですが、意外にもしっかり酸もあってバランス良く美味しいピノ・ノワールでした。

ジェームズ・ブライアント・ヒルというのはゴールドラッシュのころにモントレーにやってきて畑を開墾した人だそうです。その畑の場所にブドウ畑を作ったのでゆかりの名前を付けたということのよう。あまり情報がないのですが、モントレーでサスティナブルな自社畑のブドウでワインを作っているということで閃きました。「モントレーのコスパ王」と個人的に呼んでいるシャイド・ファミリー傘下のワイナリーではないかと。

実際、シャイドのブランドの一つであることも確認できました。いや、さすがですね。意外にもモントレーにベースがあるのに、これまでシャイドのピノ・ノワールはほとんど飲んだことなかったのです。

1000円台のピノ・ノワールは、これまでマックマニスくらいしか飲んだことなかったですが、これくらい気軽に飲めて美味しいワインがあるといいですね。


Date: 2022/0329 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインメーカーは総勢8人、しかもランディ・ダンやフィリップ・メルカ、ミシェル・ロランといった高名揃い。そんなワイナリーは想像できないと思いますが、実際にそれをやっているのがワシントンのロング・シャドウズ(Long Shadows)です。

創設者のアレン・シャウプが考えたのはワシントンのワールドクラスのブドウを使って世界の一流ワインメーカーがワインを作ったらどうなるだろうか、ということ。そこで、このワイナリーではワインメーカーごとに自分のワインを造るということを始めたのです。例えばランディ・ダンが造るのは「Feather」という超熟型のカベルネ・ソーヴィニヨン、ミシェル・ロランは「Pedestal」というメルローベースのワイン。フィリップ・メルカは「Pirouette」というボルドーブレンドを作っています。

造るワインごとに発酵槽も熟成槽もワイン造りも違うため、ワイナリー側はとても大変だそうですが、面白いプロジェクトですね。ワインメーカーによってどういうワインができ、どう違うのか。また同じワインメーカーのカリフォルニアとワシントンの違いなど低スティグしたら楽しそうです。

ランディ・ダン


フィリップ・メルカ


ミシェル・ロラン


ジョン・デュヴァル(グランジのワインメーカー)
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ロング・シャドウズ シークオル・シラー2014No.107185
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アンブロージオ・フォロナーリとジョバンニ・フィオナーリ

Date: 2022/0326 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日行われたカリフォルニアワインの試飲会で美味しかったワインの一つとして記録しておいたのがシニョレッロ(Signorello)の新作カベルネ・ソーヴィニヨン「S」。

シニョレッロとして作っているワインはナパの自社畑からのエステート・ワインのみ。自社畑はナパの中ではかなり南の方、オーク・ノールをわずかに東にはずれたところにあります。一方、この「S」はセント・ヘレナやハウエル・マウンテンなどナパの他地域のブドウを使って仕上げたもので、高級カベルネらしい凝縮感やしなやかなタンニンを持ちながら、非常にバランスのよい作りになっています。

シニョレッロには、ソノマのアレキサンダー・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンを使った「エッジ(Edge)」やより安価な「トリム(Trim)」もありますが、こちらはより飲みやすい作り。高級感という意味では「S」の方がかなり上手です。ジャンシス・ロビンソンのサイトへのレギュラー寄稿者であるアルダー・ヤローは10点満点で9~9.5としています。

Sは昨秋デビューしたばかりのワインで、最初のヴィンテージが日本にも入ってきています。米国で75ドルが8000円台は円安の今は、現地価格以下。かなりお買い得で魅力的なワインです。シンプルなデザインもおしゃれ。


エッジの新ヴィンテージも入っています。

Date: 2022/0325 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ドルーアンといえば、ブルゴーニュからオレゴンにワイナリーを作った先駆者として知られています。そのドメーヌ・ドルーアンはオレゴンで最初に開拓されたダンディー・ヒルズにありますが、2013年にエオラ・アミティ・ヒルズに新しい畑ローズロックを購入し、「ローズロック・ドルーアン・オレゴン」というブランドを構築しました。

エオラ・アミティ・ヒルズはイヴニングランドやリングア・フランカなどがある、オレゴンの中でもホットな地域。西側に海岸山脈のギャップがあり、太平洋からの冷たい空気が直接入ってくるため、オレゴンの中でも冷涼な地域になります。WANDSマガジンの記事によると「ダンディー・ヒルズのピノ・ノワールがエレガントなシャンボール・ミュジニーならば、エオラ・アミティ・ヒルズはストラクチャーのあるジュヴレ・シャンベルタンだ」とのこと。

このローズロックの2019年が大変な高評価になっています。ワイン・アドヴォケイトではスタンダードのピノ・ノワールとゼフィリーヌ(Zephirine)というポジティブ・セレクションのピノ・ノワールがともに97点、シャルドネはマリゴールド(Marigold)というポジティブ・セレクションが97点で、なんとスタンダードのシャルドネが99点。ワイン・スペクテーターでもスタンダードのピノ・ノワールが95点、ジェームズ・サックリングもスタンダードのピノ・ノワールに94点を付けています。

国内にはピノ・ノワールが入荷しています。税別なら4000円台というのは評価を考えたらかなり格安。ワイナリー価格の35ドルは普通なら6000円くらいになりますから、その面でも格安。この高評価を考えると早々に売り切れそうです。シャルドネはそもそも入荷してくるかどうか…




Date: 2022/0321 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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4本セット9999円という格安で買ったワインのうちの1本を開けました。実は単体だと7000円台ということで、むちゃくちゃお買い得だったのですが、そのあたりを調べずに開けてしまったのは少しもったいなかったかもしれません。ラベルがかなり派手なので、そんなにいいワインではないのではと先入観を持ってしまいました。
ブートレグ(Bootleg)というワイナリーはナパをベースにしていますが、このワインはソノマ産。シラー主体でプティ・シラーをブレンドしています。ジャクソン・ファミリー傘下のワイナリーです。ウェブサイトにはあまり詳しい情報はなく、2019年からはGabe Valenzuelaという人がワインメーカーをしていますが、このワインは2015年なのでそれよりも前です。
濃厚フルボディですが、重くなく意外なほどスルスルと飲めてしまうワイン。シラーらしいホワイト・ペッパーなどのスパイス感があります。余韻も上々。これは1本あたり2500円の味ではないなとさすがに思いました。ワイン・アドヴォケイトとジェブ・ダナックが93点をつけています。見かけによらず、凄いやつです。これは美味しい。


Date: 2022/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ナパのワインとしては異例のコスパを誇るカモミ(Ca' Momi)。シャルマ方式(タンク内二次発酵)でコスパの高いスパークリングワインを造るイーター(Iter)、実売1000円切りもあり安旨のシャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンで早くも定番ワインの一角に名を連ねるようになったベンド(Bend)、ナパ中心の高品質ワインを2000円台で造るインディゴ・アイズ(Indigo Eyes)。

これらカリフォルニアの安旨ワインで有力なブランド、実はすべて同じワインメーカーが造っています。その凄腕がダリオ・ディ・コンティ(Dario di Conti)とステファーノ・ミゴット(Stefano Migotto)の二人。ステファーノは北イタリアで3代続くワイナリーの出身で1991年に「アメリカン・ドリームを夢見て」ナパに移住してきました。ダリオ・ディ・コンティもイタリアの出身で、14歳から「門前の小僧習わぬ経を読む」スタイルでワイン造りを学び始め、大学でも醸造を勉強しました。2003年に米国に移住し、ステファーノと共同でワインを作りはじめました(二人はイタリア時代から知り合いだったようです)。

二人が造るワイナリーは、調べられた範囲で以下の7つがあります。「Pra Vinera」以外は国内に入荷しています。実は大人気の「ブレッド・アンド・バター」の設立にもこの二人は携わっており、ブランド売却前はワインメーカーをしていました。安旨ワインの請負人と呼んでもいいかもしれません。

Adulation
Bend Cellars
Ca' Momi Winery
Indigo Eyes
Iter Cellars
ObscuRED
Pra Vinera Wines

この中でも、プレミアム寄りで力を入れていると言っていいのがカモミでしょう。ナパに自社畑を複数持ち、自社畑中心でワインを造っています。最近、カモミの中でも人気ワインだったレッド・ブレンド「ロッソ・ディ・カモミ」が生産中止という話が出ていますが、代わりに新たなブランドとして登場したのが上記の「ObscuRED(オブスキュアード)」です。このワイナリーではレッド・ブレンド1種類だけを造っています。

彼らの造るワインはどれも肩肘張らず、気楽に飲めるスタイルでわかりやすい美味しさを持っています。スパークリングで瓶内二次発酵の代わりにタンクでの二次発酵を使ったり、オブスキュアードで樽熟成の代わりに、オーク・ステーブと呼ぶ樫の木の板をタンクに入れて樽の風味を付けたり、と醸造でコストを削り、その分高品質なブドウの調達に注力しているようです。そういった点も安旨ワインのお手本といえそうです。

しあわせワイン倶楽部です



ココスです。


セラー専科です。



ココスです。


カリフォルニアワインあとりえです。



しあわせワイン倶楽部です。


Date: 2022/0304 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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エレガントの極み、フリーマンの新作スパークリング」という記事で紹介したフリーマンの初めてのスパークリングワイン「20 Anniversary YU-KI ESTATE BLANC DE BLANCS Sonoma Coast 2019」の先行予約が始まりました。

先行予約はFacebookで「フリーマン・ワイン・クラブ」に「いいね」している人が対象となります。申込方法もそちらに記述されています。本数は限定36本で、それを超えた場合は抽選になります。

価格は税別1万500円。今回は以下の特典があります。
1.日本国内であれば、送料無料にてお届け
2.ご購入後、アキコ・フリーマンさんとのトークセッションにご招待※
3.ワイナリー限定のノベルティをプレゼント
※希望される方のみでご都合をすり合わせた上で、少人数制度グループトークとなります

本当に繊細でエレガントなワイン、フリーマンらしいスパークリングです。
Date: 2022/0303 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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しあわせワイン倶楽部にデビル・プルーフ(Devil Proof)のマルベック「フォロー・ランチ(Farrow Ranch)」2019が入荷しています。2018年の同ワインはワイン・アドヴォケイトでカリフォルニアのマルベックとしては初の100点を取ったワイン(ほかにアルゼンチンで3本の100点があります)。2019年の評価はまだ出ていませんが、2019年も良好なヴィンテージなので高い点が出る可能性はかなりあるでしょう。

デビル・プルーフのワインメーカーであるジェシー・カッツは昨年、1本100万ドルというワインのオークション落札金額トップのワインを造った人でもあり、注目のワインメーカーの一人です(1本100万ドル、オークションで落札新記録 ソノマの無名ワインがなぜ?)。


Date: 2022/0302 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ナパヴァレー・ベスト・ソムリエアンバサダーの富滿さんとベスト・エデュケーターの四家さんが紹介するナパヴァレーのワイン第2段としてシルヴァー・オーク(Silver Oak)が登場していました。

こういった老舗ワイナリーのワインは、あまりブログで取り上げる機会はないので、久しぶりに紹介させていただきます。

1972年にRaymond Twomey Duncan(レイ・ダンカン)とJustin Meyer(ジャスティン・メイヤー)が設立したワイナリーで「Life is a Cabernet」のキャッチフレーズで知られています。ナパとソノマのアレキサンダー・ヴァレーの2つのカベルネ・ソーヴィニヨンだけを作り続けています(他の品種のワインは2000年ころからTwomeyのブランドで造っています)。動画でも紹介していますが、熟成にアメリカン・オークの樽を使うのが大きな特徴で、樽の甘やかな風味があるワインです。また、他のワイナリーよりも出荷までの熟成期間が1~2年長く、リリース直後から飲み頃になっているのも特徴です。「最も素晴らしいワインというわけではないかもしれないが、飲みやすいワインなんだ」とレイ・ダンカンは言っています。ある意味、最もカリフォルニアらしいカベルネ・ソーヴィニヨンですが、それほどガツンとくる味わいではなく非常にバランスのいいのも特徴です。

近年はサスティナブルなワイン造りに非常に力を入れており、環境に気を使っていることではカリフォルニアの中でもトップのワイナリーと言ってもいいでしょう(ワイナリーとしては初のLEEDプラティナムの認証を受けていたり、カリフォルニア・グリーン・メダルのリーダー・アワードを受賞していたりします)。