最近,1500円台とお安くなっているカレラのシャルドネ・セントラル・コーストを飲んでみました。

Mt. HarlanのAVA名が入ったワインと異なり,Central Coastのワインはほとんどが購入したブドウで作られています。裏ラベルに畑の名前も書いてありましたが,Santa Clara Countyの畑が半分近くというのがちょっと意外でした。Caleraの自社畑ブドウは1%だけ入っています。

まずびっくりしたのはキャップを取るときです。金属のキャップシールを切り取ると,その下から出てきたのはガラス栓。確かにガラス栓に変えたというのは聞いていましたが,実際に見ると結構驚きます。そして,ちょっと開けにくいです。栓がボトルと同じ太さなのですべりやすくて…ちょっとでも太く作ってくれると随分開けやすくなると思うのですが。

肝心のワインですが,色はやや濃い目。香りは割とストレートなトロピカル系。口に含むとハチミツを強く感じます。しかし決して甘いワインではなくきちんと引き締まった印象。おいしいです。締まるべきところは締まり,出るべきところは出たワイン。やや単調なのは否めませんが,この価格帯でそこまで期待するのは無理でしょう。

二日目はやや味がぼやけた感じ。三日目はそのまま落ちていくのかと思ったら,また意外にも香りがカムバックしてきていました。実は二日目だけは普段赤ワインに使っている大ぶりのグラス(リーデルVinumのCabernet用,昨年Pinot用を割ってしまったので今はこれしかないんです(T_T))を使ったのですが,そのせいもあるかもしれません。また,室内の涼しいところ(気温10度くらい?)においていたのですが,もうちょっと冷やした方が楽しめたかもしれません。

いずれにしても,値段を考えたら十二分に楽しめるワインでした。お勧めです。