ナパさんtakuyaさんが既に書いていますが,New York Timesが日本語版のSidewaysについて記事を書いています

日本語版は,原版のサンタ・バーバラではなくナパで撮影しているというのは本ブログでも以前報告していますが,この記事ではその理由として,サンタ・バーバラは日本人にとってなじみが薄い(泣)こと,カリフォルニアのロード・ムービーでゴールデン・ゲート・ブリッジが登場しないことなんてありえない,と言う点を挙げています。

また,原版ではよく知られているように主人公のマイルスは大のピノ・ノワール好きでメルロー嫌い。映画の後メルロー・バッシングが起きて,メルローの売上がかなり落ちました。このことがナパの撮影ではネガティブに響いたということです。ナパではピノ・ノワール作っているワイナリよりメルロー作っているところの方がはるかに多いですから。これについては,今回の製作者がブドウ種については問わないことを説明して回って撮影の協力を取り付けたそうです。

このほか,予算がはるかに少ない日本語版では,ワイナリの宣伝的な部分がかなり入っていることや,そもそもこの映画の日本版を考えた理由の一つは原版は日本ではほとんどヒットしなかった(泣)ことなどが書かれています。

今まで日本語版について書かれたものの中では一番詳しい記事だと思います。鈴木京香さんや主人公の小日向文世さん,生瀬勝久さん,菊地凛子さんがの写真も載っています。