Grand Jury Europeanは1996年に設立された団体で,ヨーロッパ人の舌に合ったワインは何かを求めて,複数メンバーによるブラインド・テイスティング会を開催しています。今年はパリ・テイスティングから30周年ということで記念のテイスティングも開かれましたが,その内容に不満を感じ,独自の比較テイスティングを開催しました。
"Californian wines have once again beaten their French counterparts in a blind tasting – judged this time by a group set up expressly to challenge the"

California in pole position yet again - decanter.com - the route to all good wine

その名の通り,テイスターの大半はヨーロッパの人ですが,今回はゲストを多く迎え,中には米国の人(例えばWine Advocate誌のJeff Leve氏)なども入っています。

ワインはすべて1995年ヴィンテージ。Napaを中心としたカリフォルニアのカベルネ系ワインとボルドーのワインが計39本選ばれました。

その結果は
1 Abreu (Madrona Ranch)
1 Beringer Private Reserve
3 Pahlmeyer Propriatory Red

と1位から3位までをカリフォルニアが独占。以下5位タイにShafer Hillside Select,7位タイにArrowoodのSpecial Reserve,9位タイにJoseph Phelps Insigniaと,上位を占めました。さらに,Grand Jury Europeanのメンバーの結果だけを見ると,なんと上位7つまでカリフォルニアで独占という結果でした。

ちなみに最下位から3本もカリフォルニア。39位がDiamond CreekのVolcanic Hill,38位がHarlan Estate,37位がScreaming Eagleでした。