バブリー(泡)」「カリカベ」「カリピノ」と来て,クリスマス企画おまとめシリーズ最後はシャルドネです。

上位はさらっと行きましょう。東の横綱はMarcassinのMarcassin,西の横綱はKongsgaardのJudge,東の大関はAubertのReuling,西の大関はAubertのLauren,張り出し大関にPeter MichaelのPoint Rouge。関脇はKistlerのCuvee Cathleen,AubertのRitchie,Marcassinの他の畑。異論もあるでしょうけど,概ねこんな感じでしょう。

このあたりのワインは生産量も少なく,国内だけでなく米国でも入手困難ですが,国内ではジャッジやキスラーは,比較的コンスタントに入荷しているようです。ジャッジは値段も米国と比べてそれほど高くありません。



以下つらつら挙げていきます。

個人的に昔から大好きなのはPatz & Hall。これまで何度も取り上げてますね。特に1ランク上に感じるのはAlder Springsの畑とHydeの畑。Hydeの畑ということでは本家HdVも気になるところですね。HdVはHydeのオーナーのLarry Hydeがロマネ・コンティの共同経営者であるAubert de Villaineと作ったワイナリです。Aubert de Villaineは,このプロジェクトをあくまで個人的なものでありロマネ・コンティとは無関係としていますが,そういうつながりにロマンを感じる人もいるでしょう。


ここまではほとんどがソノマをベースにしたワイナリですが,セントラルコーストにもいいシャルドネを作るところはたくさんあります。代表的なのはCaleraのMt. HarlanやRidgeのMonte Bello,Mt. Eden。


サンタ・バーバラ周辺ではピノでも名前を上げたGreg BrewerのBrewer-Cliftonおよび彼個人のワイナリであるDiatomがすばらしいシャルドネを作っています。


ほかにも水準を超えるシャルドネは枚挙にいとまがないので,自分の好きなワイナリを比較的見つけやすいのがこの品種のいいところの一つかなあ,なんてことも思います。冒頭の横綱級ワインを除けば,価格もそんなに高くないので,このホリデーシーズンにはぜひ白赤一緒に試してください。