とマリー・アントワネットは言っていませんが、「キスラー謎のオーナー変更とスティーブ・キスラーの新ワイナリ」という記事で書いたように、Kistlerの今後の体制というのが、若干分かりにくくなっています。

スティーブ・キスラーの新ワイナリは、ちょっとガセっぽかった」で続報していますが、一応はSteve KistlerがCEOとしては残るようです。ただ、ワインメーカーとして残るとはどこにも書いていないので、もしかすると本人はピノ・ノワールのOccidental Winesの名義で行うプロジェクトに軸足を移すつもりなのかもしれません。

そうなったときに俄然脚光を浴びるのがジェイソン・ケスナーです。2008年からKistlerのアシスタント・ワインメーカーを務めており、その前はCarnerosのHudsonの畑を管理していました。

その彼が自身で営むワイナリがKesnerです(「Kesner Wines: Kistlerのアシスタント・ワインメーカーが作るピノ、シャルドネ」を参照)。

最近はキスラーの作りも変わりつつあると言われていますが、Kesnerは従来のKistlerよりも柔らかい味わい。ナパの三ツ星レストランFrench Laundryに採用されているなど、レストランで高く評価されています。

今ならまだ、先物買いと言えるのでは。