サンタ・リタ・ヒルズの人気ワイナリー メルヴィル(Melville)のワインメーカーであるグレッグ・ブリュワーが、2015年暮れにメルヴィルを辞めることが明らかになりました(Last Vintage: Winemaker Greg Brewer to Leave Melville)。

Greg Brewer

グレッグは、ブリュワー・クリフトンを立ち上げた1997年の後、ロン・メルヴィルと出会い、メルヴィル・ワイナリーの立ち上げ時から協力してきました。1999年が最初のヴィンテージです。

2002年のピノ・ノワール「テラス」(Terraces)がWine Advocate誌で95点と評価されるなど、2000年台半ばまでにサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリーになりました。サンタ・リタ・ヒルズのAVAができたのが2001年ですから、ブリュワー・クリフトンやシー・スモークなどと並んでこのAVAのブランドに大きく貢献したのは間違いありません。

グレッグは、メルヴィルを辞めた後もブリュワー・クリフトンは続けます。またワインライフ株式会社の杉本さんと手掛けるシャトー・イガイタカハ(Ch.igai Takaha)のワインメーカーも引き続き担当します。2016年2月にはシャトー・イガイタカハのワインメーカーとしての来日も予定されています。

また、メルヴィルのワインメーカーは創設者ロン・メルヴィルの息子であるチャド・メルヴィルが担当する予定です。チャド・メルヴィルは自身のブランド「サムサラ」(Samsara)も手がけています。