2011年に売却されたソノマのセゲシオ(ソノマのセゲシオもワイナリを売却,ワイナリの世代交代は難しいのか?)。家族経営の難しさを露呈してしまいましたが、その後もワインメーカーのテッド・セゲシオはワイナリーに残ってワインメーカーとして働いています。

そして、そのいとこで、かつてはパートナーだったピート・セゲシオはジャーニーマン(Journeyman)という新しいワイナリーに取り組んでいます。

San Lorenzo

実はセゲシオ売却時にサン・ロレンツォという19世紀に植えられた畑は売却対象になっていなかったのですが、ワイナリー売却時の条件として、3年間は競合製品を作ってはいけないことになっていました。それもクリアして、いよいよピート・セゲシオもジンファンデルに復帰してきました。

ジャーニーマンではシャルドネとピノ・ノワールのほか、このほどSan Lorenzo The Pearlというジンファンデル系のフラッグシップのワイン、およびSan Lorenzo Rock Gardenというジンファンデルを発売。The Pearlは100年を超える樹齢のブドウを使ったもので、フィールドブレンドで約70%がジンファンデルだとのこと。Rock Gardenは20年前に植えられた区画で、一番急斜面のところだそうです。

古い樹齢の畑は極めて限られたリソースですが、それでもこうやって新しいワイナリーが出てくるのは面白いですね。