2018年5月ころから売却の噂が出ていたコスタ・ブラウン(Kosta Browne)ですが、ダックホーン(Duckhorn)が買収することが明らかになりました(Duckhorn Wine Company Acquires Iconic Pinot Noir Producer Kosta Browne)。

参考:コスタ・ブラウンに再度売却の噂

ダックホーンは1976年の設立。ナパで銘醸畑「スリー・パームス」のメルローを作って有名になり、ゴールデンアイや、パラダックスなど、カモ科の鳥をモチーフとしたワイナリーを複数設立してきました。また、2017年にはピノ・ノワールで有名なカレラを買収しています。2017年にはワイン・スペクテーターのワイン・オブ・ザ・イヤーに2014年のスリー・パームス メルローが選ばれました。

コスタ・ブラウンは1997年の設立。2000年代前半のピノ・ノワール・ブームでは時代の寵児になりました。2009年にはジム・コステッロが持ち分の株をVincraftに売却。VincraftはDurrellやGap's Crowneといった畑のオーナーで、キスラーにも出資しているビル・プライスなどの会社。2015年にはさらにVincraftからJ.W. Childs Associatesに株式が移動しています。今回はJ.W. Childsからダックホーンへの株式の移行となっています。
Kosta Browne

参考:コスタ・ブラウン、ついにテイスティング・ルームをオープン