6月に「神の雫でカリフォルニアのピノ・ノワール登場」という記事を紹介しました。
話としては、遠峰一青との次の戦いが中華とのマリアージュで、北京ダックに合うワインを探しているというところ。そこへ恋敵?のクリスが米国から持ってきたワイン3本を試すというところ。ただし、試飲はすべてブラインドで、しかも本番で使うワインは飲んでもいけない(香りだけで判断しなければいけない)という縛り。

前の回にはブルゴーニュのピノ・ノワールなどが登場しましたが、ブルゴーニュだと香りが華やかすぎるのと、北京ダックに添えるネギに味が負けてしまうのが弱点でした。

そこで米国のピノ・ノワール3本を試すのですが、最初のワインはブルゴーニュ的なエレガントさを持ち、新世界らしい果実の豊かさと香りの穏やかさがあるワイン。
このワインはHdVのソノマ・マウンテンのピノ・ノワールでした。
HdV
2本目は典型的にアメリカで非常に質の高いワイン。でも普通のアメリカとは違う部分があるような気がする。

これも本番で使うワインではないと試飲。皇帝のくつろぐ姿が浮かんだとの表現。
これはポール・ラトーのランスロット(ピゾーニ・ヴィンヤード)でした。

そして残る1本を本番の対決で披露したのですが…
mariajyu_2018082302160901
これは予想外でした。なんとピゾーニのピゾーニ。いや、もちろんすごいワインだしいいと思うのですが、その直前にポール・ラトーのピゾーニですよ。ピゾーニ続きっていくらなんでも選択肢の範囲が狭すぎると思います。

とにもかくにも、このワインで北京ダックのマリアージュ勝利、おめでとうございます!