先日、とある方にごちそうしていただいたワインです。場所は銀座の「ラ ニュイ ブランシュ」。ワインバーですが料理もすごくおいしい店。

一番左のプイイ・フュッセは確か1993年くらいのワインでしたが、ひねた感じが全く無く、きれいに熟成したワイン。カリフォルニアのシャルドネだとなかなかここまできれいな熟成を見せるものはないような気がします。

中央はヴィオニエ。ボリューム感と適度な冷涼感があり美味しいです。後口に軽い苦味があり、味を引き締めています。

そして右はDRCのリシュブール。1994年。果実味が落ちた後の香りが素晴らしい。さすがです。

その後、カリフォルニアワインをいただこうということで、新橋の「ワイン蔵」へ。

1本目は写真を撮るのを忘れましたが、全く違うタイプのピノ・ノワールをとのことでリヴァース・マリーのオキシデンタル・リッジ。ダークなフルーツの風味がいかにもカリフォルニアのピノ・ノワールですが、さすがにまとめ方が上手。


そして最後はシュレーダーのベクストファー・トカロンCCS2013。クローン4だけを使ったカベルネ・ソーヴィニヨンです。

むちゃくちゃ濃厚。果実の凝縮感がありえないくらいのレベルです。でも重さとか煮詰めたような感じにはならず、バランスを保ってまとめているところがやはりトーマス・リヴァース・ブラウンのすごさだと思います。ただものではないワイン。ちなみにパーカー100点。ジェームズ・サックリングは99点をつけています。

フランスワインの熟成力に舌を巻き、カリフォルニアワインのパワーと果実味にあらためて感動した夜でした。