ボンドの5つの畑、一番人気はどこ?
過日開催された中川ワインの試飲会で、珍しい試みがされていました。なんと、ボンドの5つの畑の単一畑を並行で飲み比べられるというもの。さらに「自分が好きなもの」「お客さんに薦めたいもの」を投票するという趣向付き。その投票結果が以下のものです。
お客さんに薦めたい一番人気はヴァシーナ(Vecina)。私もたしかこれに投票しましたが、この畑はオークヴィルの西側南端付近にあるヴァイン・ヒル・ランチの一番山よりのブロック。ハーランの畑にもかなり近いところです。青系の果実味と洗練されたタンニンがあり、まさにオークヴィルらしいワイン。一番誰からも好かれそうなワインということでこれを選ぶ人が多かったのではと思います。
ただ、非常に美味しいのですが、自分で飲みたいワインとしてはちょっと面白みに欠くかなと、私はそちらは違うものを選びました。一位になったクェラ(Quella)を選んだ人は同じように考えたのかもしれません。今回のボンドの中では一番固さがあり、骨格のしっかりした味わいでした。ちなみに私が選んだのは、クェラでもなくプルリバス(Pluribus)。今回のボンドの中では固さと酸がしっかりした味わいでした。
残るメルバリー(Melbuly)とセント・エデン(St. Eden)も、もちろん非常によかったですが、自分で飲みたいワインでは最下位となってしまいました。若干個性が弱いのっかなあと思います。