先日も紹介したシリコンバレーバンクによる業界年間レポートでは、サプライチェーンの問題も取り上げています。トラックドライバーが足りないなど、様々な局面で足りない問題が出てきていますが、アンケートの結果によると、76%と圧倒的に多くの回答が出ているのがガラス瓶不足です。

Short Supply

必要なときに必要なところでガラス瓶が手に入らないことで、ワインの生産にも大きな影響が出ています。

一方で、これに対して「ガラス・パッケージング協会」の会長は「ボトルが足りないというのは迷信だ」という声明を出しています。
Wine Bottle Shortage Is A Myth Says Glass Packaging Institute President | Wine Industry Insight
ガラスの材料も調達できているし、ガラスが足りなくなったことはない、というのがその主張です。

実際にはシリコンバレーバンクのレポートもちゃんと読むと、ガラス瓶不足は海外メーカーへの過剰な依存が原因の一つとして挙げられています。おそらくガラス・パッケージング協会の会長も、それをわかった上でもっと米国産のボトルを使えということを暗に言っているのではないかと思います。

カーボン・ニュートラルやサスティナブルもワイナリーにとって大きなテーマですが、ボトルの輸送はワイン生産における二酸化炭素排出の中でもかなりの部分を占めています。そういった問題の解消も含めて、国産ボトルへの回帰ということが起こってきそうです。