ソノマの人気ピノ・ノワール・プロデューサー「コスタ・ブラウン(Kosta Browne)」が、ブルゴーニュのワインをこの夏に発売することが明らかになりました(Kosta Browne Ventures into Burgundy | Wine Spectator)。

コスタ・ブラウンはダン・コスタとマイケル・ブラウンが設立したワイナリー。2000年代初期のサイドウェイズからのピノ・ノワール・ブームに乗って大人気になったワイナリーです。酸味の少ない濃厚なスタイルで一世を風靡し、一時は手に入れるのも大変なほどでした。

現在は、ダックホーン傘下になり、創設者の二人もワイナリーを去りました。ワインのスタイルもだいぶエレガントなものに変わりましたが、今も高い人気を誇っています。

今回加わるのは、ボーヌ、ジュヴレ・シャンベルタン、ポマール、ヴォルネイのピノ・ノワールにムルソーのシャルドネ。ヴィンテージはいずれも2020年です。


2012年からワインメーカーを務めるジュリアン・ハウスピアンは、祖母がニュイ・サン・ジョルジュの近くで生まれたなど、ブルゴーニュはふるさとのようなところ。かつてから、ブルゴーニュのワインを作りたいという希望を持っていたそう。

ずっと話はしていたのですが、2020年にようやく、ネゴシアン・モデルでワインを作れることになりました。現地で醸造を担当するワイナリーを見つけ、できる限りのコントロールをして醸造・熟成。その後タンクで米国に運んでチェックをしてからボトル詰めしたとのこと。

全部で4000ケースとのことで、コスタ・ブラウンの人気からすれば、すぐに売り切れてしまいそうな気がします。ワインの出来や、スタイルは気になるところです。