3月に「ラック&リドル、シャルマ方式のスパークリング製造設備を導入」という記事でソノマのラック&リドルがコッポラの親会社であるデリカートからシャルマ方式のスパークリングワイン醸造設備を購入した話を書きました。このサービスが正式に開始しています。

この設備は元々コッポラの「ソフィア」スパークリングの醸造で使われていたもので、ラック&リドルはソフィアの醸造も担当することになりました。

スパークリング・ワイン専業のカスタム・クラッシュ(委託醸造)として有名なラック&リドルですが、これまでは瓶内二次発酵方式しかありませんでした。もちろん高品質なスパークリング・ワインを作るには瓶内二次発酵が必要ですが、手間も日数もかかります。シャルマ方式(タンク内で2次発酵を行う)であれば、平均で30~45日でスパークリング・ワインが作れるというメリットがあります。

実際、シャルマ方式を基本とするイタリアのプロセッコは近年大人気で米国での輸入も急増しています。ライトなスパークリング・ワインを求める層にアピールできます。

新しいボトリングの設備ではガラス瓶だけでなく、缶のラインもできるそうです。カジュアルなラインのスパークリングが増えてくるかもしれないですね。

ラック&リドル自身にもシャルマのワインのラインアップが増えるのでしょうか。
こちらはブリュット。非常にコスパ高いスパークリング・ワインです。

個人的にはオールマイティなブラン・ド・ノワール、大好きです。ショップはどちらもしあわせワイン倶楽部。