やっぱりこの日ばかりは泡でしょうということで,アイアン・ホースのウエディング・キュベ2002を飲みました。

シャンパーニュとスパークリング・ワインについて語るほど詳しくないですが,シャンパーニュの高いのは独特のイースト香?がありますよね。米国のスパークリングではこれまでそれを感じたことはほとんどありません。シャンパーニュが好きな人にとっては「あの香りがないとね」と思うのでしょうが,決して誰もが喜ぶ香りではないと思います。堀賢一さんが言うところの「後天的」な香りに属するのではないでしょうか。シャンパーニュを飲みなれない人にはカリフォルニアの方が飲みやすいかもしれません。

さて,ちょっと脱線しましたが,アイアン・ホースのウェディング・キュベはカリフォルニアではBlanc de Noirsと呼ばれることが多い,ピノ・ノワールを主体としたスパークリング・ワイン。シャルドネをベースにしたBlanc de Blancsよりもややこくがあり,薄いピンク色がかかっていて,幅広い食事に合わせやすいのが特徴です。

また,アイアン・ホースは今年ランダムハウスで「American Icon」の一つとして選ばれるなど,定評があるワイナリです。日本人の旅行者にも人気が高く,かつては本も出ていました。



もう何回飲んだか分からないこのワインですが,今回も期待を裏切らないおいしさでした。はつらつとした泡でスモークが効いたサーモンによく合いました。

すいすい飲めてしまい,気付いたらボトル2/3くらい飲んでいたようです。食後はダウンしてしまいました(^^;)。



今はウェディング・キュベ見つからないようです。ブラン・ド・ブランは前述のようにChardonnay 100%。洗練・エレガントさが特徴です。Russian Cuveeはリーガン・ゴルバチョフ対談のために作られたという歴史的なキュベ。ピノ65%,Chardonnay35%。ドサージュに普通より大目の糖分を入れているとのことですが,決して「甘い」ワインではありません。Wine Advocateで90点ついています。「The lively, richly fruity 2000 Russian Cuvee is slightly lighter than the Wedding Cuvees. It is a rich, long, impressive, well-made sparkler.」とのことです。